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ストックビジネスとフロービジネス
私の過去と現在の関わっているビジネスを説明するとすると、ストックビジネス(新聞販売)とフロービジネス(コンビニエンスストア)という言葉で表すことが可能だと思います。
ストックビジネスとは、すでに持っている顧客情報が連続的に売上を生み出す仕組みです。私の現在関わっている新聞販売ビジネスはストックビジネスと表すことが出来ます。
フロービジネスとは、顧客情報が連続的に売上に結びつきにくい仕組みです。私の過去から現在に関わっている小売業(コンビニエンスストア等)がフロービジネスと表すことができます。
ストックビジネスとは?
ストックビジネスの強みは何と言っても、既に持っている顧客情報が大きな資産となって、連続的に売上を確保することが可能という点です。
新聞販売店は、顧客情報を元に連続的な売上を生み出す仕組みがあり、月初に売上の90%程度が決まってきます。(残りの10%程度は、解約や引越し、新規獲得、留守などによって変わってきます)これはビジネスとしては非常にアドバンテージとなります。
フロービジネスとは?
一方で、フロービジネスとは日々の売上は変動し、明日の売上は誰にも予測できない可能性が高いビジネスであり、コンビニエンスストアなどの小売業はフロービジネスと言うことができます。
コンビニエンスストアの明日の売上は読めません。雨が降れば売上は落ちますし、目の前の道路で工事が行われれば売上は変化します。これを予測して発注業務などを行いますが不確実な要素が多く、売上を予測することは非常に困難となっています。
ストックビジネスとフロービジネスのどちらが良いか?
ストックビジネスのメリットは売上の安定性です。
一方でデメリットとしては、同一商品同一サービスでの契約を行なっていることが多く、扱っている商品などに取って代わるものが出てきた場合、一気に顧客を失う可能性があります。また、ビジネスサイクルが比較的長期なために、業界として競争力が低くなってしまうことが考えられます。
フロービジネスのメリットは顧客の流動性です。常に新しい顧客とのやり取りを行うためにビジネススキルが求められ、業界として競争力が高くなることが考えられます。
一方でデメリットとしては、売上が非常に読みにくため、経費コントロールが難しく利益率が低くなる可能性が高くなるということが考えられます。
私が思うに、まずは自分のビジネス形態を理解し、その上で、ストックビジネスの良さとフロービジネスの良さをお互いに取り入れてビジネスをブラッシュアップしていくことが必要であると思います。
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