自分なりの妖怪をつくろう
これまでの人生の中で、ほとんどの人が多かれ少なかれ妖怪に関わってきたと思う。
僕も、ゲゲゲの鬼太郎を見たり、怪談の本で読んだりして、妖怪に関わってきた。残念ながら、まだ妖怪に出会えてはいない。
大人になってからふと思ったのは、妖怪とは先人の知恵なんじゃないかなということだ。
妖怪は怖い。怖いように作られている。その怖い妖怪を利用して、してはいけないことを子どもに伝えてたんじゃないかと。
例えば、有名な妖怪でいくと、河童だ。
河童は水辺に出てくる妖怪だ。
これは、子どもが水辺で遊ぶと危ないから、河童が出るぞといって、近寄らせないようにしていたんじゃないかな
次は、火の玉。火の玉は夜に出てくる。夜は危ない。今でも危ないし、昔なんて街灯なんてものもなかったから、もっと危なかっただろう。だから、火の玉がでるから、暗くなったら外に言ったら駄目だよって言ったんじゃないだろうか。
もはや確信犯なのは、あかなめだ。
風呂にたまったあかをなめるという妖怪だ。これは間違いなく、風呂掃除ちゃんとやれよという意味が込められているだろう。
こう考えると、妖怪を利用した先人は賢いなと思う。ただ妖怪は昔のものであり、現代にマッチングしないものもあるだろう。
そこで、自分なりの現代版妖怪を作ったら、自分を戒めれるんじゃないだろうか。
こんなのはどうだろう。
「請求書喰い」
この妖怪は、郵便ポストに溜まった電気代や水道代の請求書を食っちまう妖怪だ。ああ恐ろしい、恐ろしい。こいつが来ないためには、早くポストを開けなければ…。
「皿なめ」
この妖怪も恐ろしい。この妖怪は、シンクに洗ってない皿が3日ほど放置されていると現れて、皿をなめはじめる。恐ろしい。恐ろしい。
(かなり、あかなめに似ているがよしとしよう。)
「スマホッ首」
この妖怪は、やることがあるのに、スマホを見続けている人の前に現れる。画面から目を離すとそこには、スマホッ首だ。
あなたがスマホッ首になる日も近いかもしれない…
こんな妖怪たちがいたら、自分をもっと戒めれるかもしれない。
ぜひ自分なりの妖怪をつくってみてはいかがでしょう。
さて、妖怪が表れる前に、ポストを確認して、皿洗いしてこよう。