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マスク ①

 マスクは、感染症の予防や拡散防止に役立ちます。感染リスクの高い場所や人混みの中では、着用することをお勧めします。しかし、個々の状況によって異なりますので、公衆衛生の指針に従って判断してくださいね。🙂


 日本ではマスクを着けることは、いつごろから始まったのか?
 明治初期かららしい。
 私の想像の域を出ないが、それまでは、日本手ぬぐいなどで顔下半分覆って、粉じんなどを吸い込まないようにしていたようです。

 明治初期のマスクは、炭鉱などで働く人たちの粉じん除けだったようで、真鍮製の金網を芯にして、布をフィルター替りにしたものでした。

 一九一八年(大正七年)に始まったスペイン風邪(インフルエンザ)が大流行して、マスクが注目されるようになったようです。
 その後、徐々に日本国内に普及していった。一九二三年(大正十二年)、内山武商店が発売したことぶきマスクが、商品第一号です。
 その後改良が進み、セルロイドを芯としたものや、フィルター部分を皮革製にするものや別珍(木綿のビロード)を用いたものが製造されたりした。

 再びインフルエンザが猛威をふるい始めた一九三四年(昭和九年)、マスクは大流行しました。
 その後、マスクのスタイルも徐々に変化・改良され、布地だけのものも増えてきたようです。

 花粉症が一九八〇年代から流行し、私達にマスク着用の日常化を促したのです。
 現代に生きる私達は、マスクを着用することは抵抗感が薄いようですが、欧米人はマスクを嫌がる傾向があるようです。その理由には諸説あるようですが、マスクをする習慣がないこと、強盗を連想させること、相手の表情が分らなくなる、ことなど。
 要は、その国の文化性や心理的な要因があるらしい。
 
 最近は、日本でもやっと新型コロナ変異ウィルスが五類に変更されました。しかしこの時期(2024年3月時点)では、インフルエンザや花粉症で、公衆ではマスクを着けている人が多いようです。
 いずれにせよ、マスクは必需品のようです。
 

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