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宇宙

 宇宙は膨張していると云われているが、地球の表面に張り付いている者としてはそのイメージすら浮かばない。
 気の遠くなる光年という単位。ロマンは感じるが、とてつもなく気の遠くなる言葉ではある。
 宇宙は真空で真っ暗で、物音一つしない世界だ。その宇宙は無の状態であるが、その無の状態がどのような状態なのか解らない。

 宇宙に感情があるとしたら無意識という感情だろうか。その無意識にも深い深い底にある真っ暗闇の意識があると仮定しよう。その意識が怒ったり、落込んだり、笑ったり、はしゃいだりする領域があるとしたならば、人間死んだ時の意識の状態が宇宙の同じ状態の領域と感応(意気投合?)してそこに溶け込んでしまうかもしれない。つまり、人間その人特有の癖があるように、宇宙の中にもそれぞれの癖があり、その人の癖の状態のまま、死後宇宙の癖に溶け込んでしまうのではないか。

 人間死んでからどうなるのか。生まれる前はどういう状態で宇宙の中のどのような場所に溶け込んでいるのか。唯物論的に云えば、生まれて死ぬ ただそれだけのこと。
 しかし、そんなに単純なことなのか。
 そのような疑問は、生前の振る舞いで必然的に落ち着く場所というものが解るかもしれない。

 ところで宇宙人(地球外生物)は実在するのか。ひょっとしたら高度に知能が発達した地球外生物が実在するかもしれない。ただ、いるいないの議論はどうでもいい。地球と似た惑星があるのであれば、存在すると思ったほうがしっくりくる。
 我々地球人は宇宙の様々な物質から出来上がっている。地球自体がそうだ。しからば、何万光年先の惑星にも人間と似た生物がいても不思議ではない。
 地球という身近なものを通して広大な宇宙を考える。そろそろ小さな脳みそがパンクしそうなので、ここら辺で思索を止める。
                              おわり

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