【お知らせ】10/17(木)Kindle本をリリースします!「老後の不安はお金だけ?〜死ぬまでに読みたい終末期医療の話〜」
「終末期の約70%が自分で○○○○できない!?」
あなたはご存知でしょうか?
「終末期医療の70%は、自分で意思表示ができない」ということを。
このことは世界的な調査で明らかになっています(The New England journal of Medicine, 2011)。
これが何を示すのかというと、病気の悪化や認知症が原因で本人が意思表示できなくなり、家族が代わって決断する場合が多いということです。
つまりこの70%という数字は、
・あなたの家族が、突然あなたの医学的で重大な決断を迫られる可能性
・あなた自身が、あなたの家族の医学的で重大な決断を迫られる可能性
この高さを表しています。
この問題に正面から取り組む場合、本来なら医療の専門家が書くのが普通でしょう。
本書の特色は、普通の人間が普通の感覚で書いた本であることです。もちろん医療監修として緩和ケア医のたろ先生に入ってもらいましたので、情報の確かさはご安心ください。
むずかしい話をできるだけやさしく、どなたでも理解しやすいように書くことを心がけました。
あなたとあなたの大切な人のために
「終わりよければすべてよし」
よく使われる言葉ですが、長い人生においても同じことが言えると思いませんか?
たとえ若い時に華々しく活躍しても、人生の後半に心労を重ねて死んでいくのはつらいこと。
それとは逆に、年老いたときに毎日を心穏やかに楽しく暮らせたら、
「自分は幸せな人生を送れたのだ」
と締めくくれるのではないでしょうか。
「自分はまだ若くて、老後なんてピンとこないよ」
そんな若く健康な人でも、あなたのご両親やおじいさん、おばあさんはいらっしゃいますか?大切なご家族が病気や高齢になられた時のために、この本がお役に立てたら幸いです。
「まだ老後には早いけど」
「もうすぐ老後なんだよ」
もしくは、
「今が老後なんだよ!」
そう考えて読んでくださる方。
本当にありがとうございます。
人生の終盤は体力低下や気力の低下、その他病気などもあり、自分の思いだけではどうにもならないことも多いものです。
10/17(木)発売する新刊はあなたの人生後半、特に終末期医療(延命治療)について知識を増やし、将来の心配を少しでも軽くするために作りました。
人生の最期について考えることはつらい側面もありますが、そればかりではありません。限られた時間を自覚することで、
「今日を力いっぱい生きよう」
「今を充実させたい」
そんな前向きな気持ちにも繋がるからです。
忙しい日常を過ごしていると忘れがちですが、私たちは戻らない砂時計がサラサラと落ちるように、限りある時間を生きています。
だからこそ人生全体のペース配分を考えたり、途中で適切に知識を習得をすることが大切だと考えます。この本が、あなたのより良い人生をサポートできますように願っております。
はじめまして。直見キンドルと申します。
私は、介護から法律に業界を移しながら20年以上を高齢者支援、つまりは老後に関係する現場で仕事を続けています。
現在は業務の関係上、一日に対応する人数が減りましたが、数年前まで介護の現場に立っていたとき、認知症デイサービスとケアマネジャー(途中から主任ケアマネジャー)時代を合わせると、これまで、のべ数万人の高齢者さんやそのご家族の相談に対応してきたことになります。
本書はこれまでの経験を生かして、現場を見続けたリアルな報告と、あなたの将来に役立つ情報をまとめたいと思います。
新刊では特に「老後の不安」として、お金の情報に比べると隠れがちな、終末期の医療に焦点を当てました。医療は難しいことだと敬遠されがちですが、老後や終活を考えるとき、避けては通れない重要な視点です。
第一章 老いと死とお金ってどうなの?
第二章〜第四章 老いと死の現在の状況!
第五章〜第八章 たろ先生に聞く!目から鱗の考え方!
第九章 考え方を実践する!実際やってみたらどうだった?
第十章 おひとりさまのための章
第十一章〜最終章 今後私たちができること
このような流れでまとめました。
私は本書の構想を長年あたためてきましたが、その反面、なかなか形にすることができませんでした。
多くの現場を見てきて、
「誰のための医療・ケアなんだろう」
「これは本当に本人が望んだ医療・ケアなんだろうか」
このような思いがあると同時に、とても重要な医療の話題であり、独りよがりな情報を世に出すことは許されないと考えていたからです。
そんなとき、本書の医療監修として関わって下さった「たろ先生」に出会いました。
たろ先生のこと
たろ先生とはこんな方です。
・緩和医療、在宅診療が専門で、医師になって15年
・これまで多くの患者さんの最期を病院や施設、そして自宅で診てきた経験
・本人の意向を尊重した意思決定のための研修会の指導者の一人
・その研修内容の改訂にも携わる
・研修会は、日本がこれから迎える高齢多死社会において【患者さん本人が自分の希望通りの医療やケアを受けられるような医療体制を整備する】ための厚生労働省が管轄する国の事業
・正式名称
厚生労働省委託事業 人生の最終段階における医療・ケア体制整備事業
【本人の意向を尊重した意思決定のための研修会 相談員研修会】の指導者、テキストの改訂メンバー
(H30年から本執筆時まで)
在宅・緩和ケアに関する研修会、在宅緩和ケアセミナーを各自治体から依頼され、多数開催されています。また2023年からYouTubeチャンネルも開設されています。
「ドクターたろの終活ナビCh」
ご経歴がまぶしいけれど、とっても難しいこともわかりやすく伝えてくれるやさしい先生です。
本書の執筆にあたって、医療監修という形で入ってくださり、多くの場面で助けていただきました。ありがとうございました!
誰もが希望通りの最期が迎えられますように
私とたろ先生の共通点は、
「誰のための医療・ケアなんだろう」
「これは本当に本人が望んだ医療・ケアなんだろうか」
という疑問と、
「誰もが希望通りの最期が迎えられますように」
という強い想いです。
このたろ先生と繋がりが持てたとき、涙が出るほどうれしかったことを覚えています。医師としての経験だけでなく、お話しをする中で出てくる方向性が私と一致していたからです。
そして15年間医師としての経験を積んでおられるたろ先生から見ても、20年間介護や法律の現場を経験した私から見ても、この現代の日本で適切に準備をしなければ、
「希望通りの最期を迎えることは実は難しい」
という思いがあります。これは大きな問題です。
最初に述べたように、終末期の70%の人が自分で意思決定できないということが、世界的な調査で明らかになっています※
これが何を示すのかというと、病気の悪化や認知症が原因で本人が意思表示できないときに、家族(や家族に代わる人)が代わって決断する場合が多いという可能性です。
・ご家族と、終末期医療の話をしたことはありますか?
・自分がどうしたいのか考え、それを人と共有したことはありますか?
「急にそんなこと言われてもわからないよ!」
「何を話すの?」
「何を決めるの?」
この疑問にお応えできるよう、新刊を作りました。
この問題は医療だけではなく、社会全体の風潮、教育、法律、介護など多くの複雑な問題が絡み合っています。
できるだけわかりやすく問題をひもとき、ひとりでも多くの方が人生後半を安心して暮らせるヒントを手に入れられることを、心から願っております。
そして、
「私には家族っていないんだけど」
そんな方のために、おひとりさま、おふたりさまのための章(第十章)も用意してあります。安心して読み進めてください。
「家族が」と書いているところは、のちのち出現するであろう、後見人(後述しますが簡単に言うと、あなたを支える役割を担う人)やそれに代わる人だと想定してお読みくださいね。
この新刊は、「FIREを待てない会社員」だった私が、週休4日制、週休5日制に仕事も大きくシフトチェンジして書きたかった魂のこもった一冊です。
10/17(木)発売開始!
どうぞお楽しみに!
私の出版テーマは「自由とお金」「老いと死」
他にもこんな本を書いています。