セイコー生へ 〜高校無償化はバラ撒きか?〜

青森高校生へ。

チマタでは
こういったニュースが流れている。


やっぱり、とは
思ったが
「私立高校まで含めて高校無償化は
バラ撒きだ」

という、しごく
ありきたりな理屈である。

「あ、この人、アタマ悪いな」
と思った。

現実問題として

高校まで
私立も含めて無償化
つまりタダにできる

ってだけの
カネをもっているのは

現状、東京都と大阪府ぐらいであろう。

これを全国規模でやろうとすると
国が担当することに
なるわけだが
クニは当然、カネを出ししぶる。

かなり現実的な問題として
この国の高校生になる生徒の数って
ワタシの世代の半分以下なのが
この国の現状である。

大阪府は
私立も含めて
高校無償化を実現した上で

まずは
大阪「市立」高校のすべてを
「府立」高校へ統廃合するカタチで
廃校にした。

現状、大阪府は
これから公立である
「府立高校」の4割を
廃校にしようとしているが

地元民からの反対問題は
いっこうに活性化しない、
なぜなのか?

現状の18歳人口に対して
募集人員が2倍以上
過剰施設になっているのが
現在の大阪府の
公立高校である。

慢性的な定員割れ、に続いて
校舎の老朽化が著しい。
建て替えたとしても
定員割れするの
わかってるから
できないし、やらない。

で、ソロバン勘定でいくと

大阪府内の生徒らを
高校、私立まで含めて無償化するのと

老朽化進んで
定員割れおこしてる
公立高校を廃校にしないでいるのとでは
どっちが安上がりですか?

となった場合、
前者の方が安上がり
だとなると

大阪府が
私立高校も含めて
無償化した方が
安くつくわけである。

だからそうしただけ。

ここは大事なことだから
特に強調しておくが
高校まで私立ふくめて
無償化にした結果

両親高卒とか
母子家庭の子でも

中学から
中高一貫の私立へ進学し
東京大学、京都大学へ
進学する子が増えた。

これは特筆すべきことである。

また、大阪府内にある
府立高校の4割を廃校にしても

私立高校含めて無償化ならば

高校に行けない、ということは
起こらない。

目にみえて
大阪市なんかは
小学生、中学生の人口が増えた。

他県から 
引っ越してくるからである。

私立でも
高校まで学費タダにするわ
by 大阪府

ってやらかしたら、
そりゃ当然だ。

これにより
目に見えて
街は若返り
活性化している。

バラ撒きではない、
元はとれている。

この結果

京都市
奈良市
和歌山市
あとは
特に
神戸市なんかは

子育て層の家庭が
大阪府へ流出して
恨み言いってる状態だが(笑)

若い人口の争奪戦が
すでに始まっている。

国に
それを
こなせれる
能力があるとは

ワタシは思わないが

セイコー生の
みなさんは
どう考えるか?

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