係り結びの法則について、高校生むけに。
これについては
私の説明が
一番わかりやすいと思う。
係り結びの法則
とは
古文に出てくる
文法事項のことで
まず
動詞の活用は
未然形
連用形
終止形
連体形
已然形
命令形
の
6つのパターンがあり、
文の終わりでは
動詞は
終止形(現代語だと、〜です のカタチ)
か
命令形(現代語だと、〜しろ! のカタチ)
で終わるのが
普通なのだけども
文中に、途中で
ぞ
なむ
や
か
が出てきた時は
動詞が連体形で
こそ
が出てきた時は
動詞が已然形で
文が
終わる。
これが
係り結びの法則
の大原則であって
係り結びの法則を
使う時の
文法上の意味は
1強意
2疑問
の2つのうちの
どれか。
↑
ここまでが
高校生ならば
知っておかないと
落第、な
古文文法としての
係り結びの法則
なのだが、
なぜ、こんな
めんどくさいものが
古文では
あるのか?というと
理由は単純明快
1000年前の
日本語には
エクスクラメーションマーク
(びっくりマーク、ともいう)
↓
「!」
↑
これが存在してなかったし
クエスチョンマーク
(はてなマーク、ともいう)
↓
「?」
↑
これが
存在していなかった。
さらに加えて言うと
現代語でいう
・マジで
・ガチで
・ヤバい
の
3語は
1000年前の
日本語には
存在していない。
「マジでこれ、ウマい!!!」
↑
これが「強意」
(あいつ、東大受かったんだってよ
という会話の切り返しの応答で)
「マジで???」
↑
これが「疑問」
係り結びの法則の
本質は
たったの
これ2つ。
ただし、
係り結びの法則の文を
現代語訳しなさい、
という
問題で
「マジで思う!!!」(強意)
とか
「ちょ、それマジで?」(疑問)
で、訳すと
国語の教師らは
烈火のごとく
お怒りになる。
それこそマジギレ、である。
係り結びの法則(強意)で
百人一首にも
出てくる有名な歌
崇徳院の
瀬をはやみ 〜 の句も
末には
あはむと
ぞ
思う
の解釈も
(一時的に
離ればなれに
なることは、あったとしても)
「最後には
また、一緒になるぞ!と
マジで思ってる!!!」
↑
と現代語訳
した方が
わかりやすいし
本質をついてると
思うのだが
「!」を用いて
現代語訳を行うと
それこそ
「フザケンナ、ゴルらぁあああ!!!」
「国語なめんじゃねーぞ!キサマぁ!!」
と
国語科の教員らは
マジギレする
いや本当にホント、マジで。
こっちで
訳したほうが
古文は
楽しくなるのになぁ、と
いつも思う。