青森高校生へ 〜都市としての青森市の生き残り方〜

セイコー生へ、といっても
今回の記事は
現役高校生である
青森高校生への記事ではない。

どちらかと言えば
セイコー卒業生むけの
記事となる。

このまま何もしなかった場合
青森市の人口は
2045年には
16万人を切る。

この国全体が直面している
少子高齢化の問題だが
青森市がこの問題を
乗り切る、ならば

そのヒントは
大阪市にあるのではなかろうか?

そしてこの問題の解決のカギは
なんといっても
「教育問題」の一言につきる。

大阪市 は面積で言うならば
青森市の 3分の1しかない。

そこに数年前までは 
270万人が住んでいたし

大阪市とて、少子高齢化の問題は
かなり深刻であった。

2045年の大阪市の
人口予測値は230万人だったし。

それが
2024年 10月現在で
大阪市の人口は279万人。

おそらく来年中には
280万人を超えるであろう。

大阪市は
かつて
「大大阪市(だい おおさかし)」
と名乗っていたように

人口300万都市を
本気で狙う方向へと
舵をきった。

これを実現するために
「ヨソから子育て層を奪いにかかる」
という手段を
取り始めているし

その核となる戦略は
「教育」である。

もしも青森市が

青森県内でも

弘前高校
八戸高校
へ進学する
子育て層の家庭を

根こそぎ
青森市へと

引っ張ってくることが
出来たのならば

青森市は30万人都市として
2050年まで
生き残り、
少子高齢化問題を
乗り切れるであろう。

では、どうやって?

今年の春の
大学進学の実績として
青森高校から
国公立大学、医学部医学科への
合格者数は24名であった。

これは胸をはって、
誇ってもよい結果である。

一方でこんなことも感じた、

47都道府県において
そのほとんどの高校の場合、
もっている潜在的能力として

国公立大学
医学部医学科の
合格者数

東京大学への合格者数

という等式が成立する。

その学校の特性上
「とにかく医学部医学科へ全振り」
とか
「とにかく東京大学へ全振り」
とかで
偏りが出ている高校もあるが

大抵の場合、
この等式は成立する。

この場合

今年の青森高校からの
大学合格者数からして


国公立大学
医学部医学科への
合格者数が
24名ならば


東京大学への
合格者数も
24名に

ならなければ


「おかしい」

と感じるのが
ワタシの感覚である。


なにも
医学部医学科へ
進学している
卒業生たち親子ら、が


不正をほたらいている、と

言いたいのではなくて

私として、言いたいのは

「喫緊の課題として
青森県の医師不足に
危機感を覚えるのは
わかる、

が、なぜ
これほどまでに

人材登用が

かたよっているのだ?」

ということで
あって。

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