英語の勉強の仕方~東京大学 英語 第一問 要約問題を例として~

一級ホルダーが本気で
英語の勉強の仕方を
語ってみた

動画


というわけで
筆者は、いわゆる「東大合格請負人」なんだけども

なんでか?っていうと
特に英語を教えるのがメッチャ得意だからだ。

中学入試を経て中学からabcを学び始める子相手に
中学1年で中学の範囲を終え
遅くても中3までに英検2級(高校卒業程度)に受からせる。

高校2年までに英検準1級に受からせる。
これで英語に関しては
東大理3(医学部)、京大医学部医学科
の合格者平均に並ぶ。

ここで筆者の強みは2つある

1つは「自分が家庭教師だから」という点。
通常は「生徒」が「学校や塾」のペースに合わせるものだが
家庭教師ならばこっちが「生徒」のペースに合わせて
学習計画をオーダーメイドで作ることができる。

おおまかに「この時期までにこのレベルまで持っていきたい」
というのを事前に生徒・親御さんに伝えて
そこから生徒と二人三脚で頑張れるのは
集団授業の塾、予備校にはできない
大きな差別化要素である。

もう1つは「学習時間と成績に関してコスパが良い」という点だ。

よほどの事がない限り、
生徒が通う学校の教材・問題集以外を使用することはしない。

まずは生徒が通ってる学校での
中間テスト・期末テスト等で
しっかり学年で上位成績結果を出すことに
全力を尽くした上で

学校のカリキュラムの基盤に「積み上げ」として
志望大学の過去問との相関性、類似問題を洗い出して
やっていくのでムダがない。

せっかく、通っている学校のカリキュラムだけで
東大に受かる学校に通っていながら
学校の授業そっちのけで授業中に
通ってる塾の宿題をやらないと
塾の授業についていけない、とか

本末転倒だと思う。

「学習時間」と「その結果、どれだけ実力がついたか?」
については本来、生徒も保護者も教える側に対して
徹底した時間管理の概念と
学習時間に対するコストパフォーマンスを求めるべきであり

「単位時間あたり」の学習内容の「質」を考慮せずに
「物量」としての「勉強時間」だけに依存するのは
教える側の「逃げ」だと私は思う。

同じ期間で英語の学習時間が1ヶ月あたり
100時間の生徒と200時間の生徒とでは
そりゃ後者のほうが一時的には成績は上になるだろうけど
そういうことを際限なく推し進めていくと
そこで潰れていく生徒が一定数でてくる。

塾や予備校としてはそういう層の生徒の存在を無視して
膨大な量の宿題でがんじがらめにしていけば
名目上の数値として
進学実績はそれなりに良くみえるが、

果たしてそれで
本当にそれでいいのか?
と私なんかは思う。

東大の二次試験、英語(120点満点)で
90点とれれば、まぁ大体
理3(医学部)でも合格者平均には
のるんだけども

そこまで行くまでの学習時間が
1000時間かかるのか?
500時間かかるのか?
ってなると、生徒の側からしたら
後者の方が圧倒的にラクなわけで

そういう方向でやっていくとしたら
まずは絶対的な基盤として
通ってる学校のカリキュラムを万全にして
そこから肉付けしていくようにした方が

良いのではないか?
と私なんかは思うのだけども。

学習「時間」や演習「量」に
依存しすぎることは
危険なことだと私なんかは考えてる。

さて、私はこんな考え方の人間なので
「家庭教師」という立場を
選んでいるのだが

色んな人たちから
「英語の勉強の仕方って、どうやったらいいんですか?」
と、よく訊かれる。

私ならば、だが
・学校の授業を大切にしてください
・まずは中間テスト・期末テストに全力で取り組んでください

これは一貫している。

あとは
・英語の学習は「音読」に始まり「音読」に終わる

というのが私の信念である。

帰国子女でもない限り、我々日本人は
英語の発音に関しては
ネイティヴスピーカーにまでなれるのは稀だけども

カタカナ英語の発音で全然かまわない。

今回の記事はこんどの4月で
高校2年に上がる生徒あたりを
ターゲットにして書いているんだけども

今回は中でも特に
東京大学の入試、二次試験の英語
その中でも第1問 英文の要約問題を題材として
取り上げて考えてみることにする。

この問題は分量にすると
400単語前後ぐらいの長さの英文を読ませて
その内容を「日本語で要約しなさい」
という問題だ。

今年だと「70~80字」という字数制限であった。

この問題は高校生が解く英語の問題としては
本当に良くできている。

「東大の英語」となると
地方の高校生なんかだと
「なんか、手も足も出ないような難しい問題なんじゃ?」
と思われがちだが、そんなことは決してない。

青森高校のレベルの生徒なんかだと
知らない単語は若干あるかもしれないけど
高2ぐらいで十分、読みこなせれるレベルだ。

この問題の難しさは
実際の入試だと問題を解く制限時間が
かなりシビアな点にある。

400単語ぐらいの英語の文章を読み切るのに

15分かかるか?
10分かかるか?
5分かかるか?

で、点差がでるように東大の英語問題はつくってある。
たとえ合格者といえど
殆どの受験生らは時間内にすべての英文を読んで
問題を解ききれる人は、ごくわずかである。

15分かかる人は他の問題を解く時間を削られる
5分で終わった人は、とっとと次の問題へ行く
これで点差がでる、ってだけの話。

なので「時間無制限でいいよ」となると
青森高校の2年生でも1時間あれば解けれる。
慣れてくると30分ぐらいで解けれるようになる。

2年生が終わる時点で15分で解けれるスピードになると
理3以外の学科ならば
東大の英語は射程圏内になってくる。

英語の教材として見た場合
この要約問題は
東大以外の受験生にとっても
英語の実力を伸ばすには
とても優れている。

なので「英語の勉強の仕方」の話となると

高校生向けだと私はこれを
生徒さんにやってもらっている。

やってもらう、とは言っても

地方の公立高校で受験生にもなっていない子らに
いきなり東大入試を解け、というのは
さすがに酷なので

「音読」してもらうことにしている。

まず、一番最初に
東大の赤本(過去問集)を買ってもらって
で、一番最初に解答をひらいて
該当問題の日本語訳を読んでもらう。

「こういう話だよ」って最初に日本語で理解してもらう。

次に、該当問題を音読してもらう。

ここで問題になるのが
「知らない単語の発音がわからない」
という点だと思うので

とりあえず2023年度の問題の音読は
「ゆっくり版」と

「通常版」↓

の2通りで

You Tubeに挙げてみた。

つぎ、2022年度を
音読してみた


次、2021年度
音読してみた

https://youtu.be/STs9r5vGbGg?si=HLAoJlRrzN2aS110

これ以前の年度も
YouTubeにあげてほしいだとか

もっと詳しい解説しておくれ、という人は
高評価とチャンネル登録の
上、コメント欄に
コメントください。

褒められて伸びるタイプなので(汗)

需要があれば
無料で頑張ってみます。

恥ずかしながら筆者は
英検1級合格者とはいっても

英語の発音はこの程度である。
大学受験生むけ程度ならば
これで通用するかと?(汗)


この音声を参考に独力で該当問題を音読してみてほしい。

最初のうちだと
2023年度の問題を通しで音読するのに
5分ぐらいかかるかもしれない。

1日に15分をこの音読の作業に費やし
日曜日を除く週6日間、勉強時間にして90分を
この音読の作業をしてもらう。

あ、この「15分」っていうのはあくまで
トータルでの目安で、5分×3とかでも
全然かまわないよ。
スキマ時間でやってね、という話。

回数のノルマとして
1週間で25回、音読することを設定し
4週間で100回、音読することを目指す。

途中で「あれ?この単語ってどういう意味だったっけ?」
となった時は躊躇せずに解答の日本語訳を見て構わない。
4週間かけて読み込んでいってもらう。

最初の2週間だけは1問だけとし
3週目からは2022年度の問題も同時並行で始め
1日あたり計30分を週6回やってもらい
4週目が終わった時点で2023年度は卒業
翌週からは2021年度を開始。

このペースで1年かけて
東大の要約問題25年ぶんを
読み込んでもらう。

学校の授業、課題とは別に
高2年の1年間でこれをこなしきれれば
高3になる頃には
英語で偏差値70を切ることは無くなるであろう。

で、この音読の作業をコツコツやると
英文を読むスピードが格段に上がるだけでなく
なにより東大のリスニング対策となる。

まぁ、「もっと詳しく」って人がいたら

You Tubeのコメント欄にでもメッセもらえれば
もうちょい詳しい記事書きます。

チャンネル登録、高評価いただけると
筆者は喜びます。
よろしく。

次は中学生むけに
英検5級レベルの話を書いてみることにする。

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