青森高校卒業生へ 〜私からの遺言として〜
ワタシの残り時間は
あと10年
だと思っている。
オーサカでやるべきことが
山積しているので
おそらく大阪で
やるべきことをやり切って
死んでいくことに
なるだろうと思う。
自分の人生を
振り返ったとき
青森にいた頃は
思い出したくないことが
多すぎてアレなんだけども
それでも
青森高校に通ってた
3年間が
青森にいた頃の記憶としては
一番幸せだったと思う。
そういう意味で
当時の仲間たちと
恩師のために
感謝の気持ちをこめて
この記事を書く。
前にも書いたが
今年じゅうに
青森市は人口28万人を
割るだろう。
20年前に
人口2万人の
浪岡町と合併してて、コレ
なので実質は26万人都市でコレ
ということになる。
ワタシが青森高校に在学してた頃の
青森市は単独で30万人を超えていたので
この衰退っぷりは
かなり激しい。
青森市の2045年時点での
人口予測は16万人
うち、65歳以上の人口が
5割を超えるとの予想。
これでは
とてもとても
地方都市として
維持できない、
危機的な状況といってよい。
対して大阪市は
ワタシが大阪にきた頃で
270万人ちょいぐらい。
あの時点で2045年時点での
人口予測は230万人だったが
昨年秋の時点で279万人
おそらく今年じゅうに
280万人を超えるだろう。
大阪市は人口300万人都市を
目指す方向へと
ハッキリと舵を切った。
この差はなんなのか?
青森市にも出来る部分に
限ってこれから記事を書くわけだけども
これを実現しようと
思ったら
青森高校卒業生のみなさんに
協力を仰ぐしかない。
今の青森市長、知事では
とてもとてもムリだからだ。
では始める。
オーサカは
若い人口層を
ヨソから奪ってくる、
という戦略を取り
その一環として
私立も含めて高校無償化
を行った。
これについては前の記事で書いた。
これを今の青森県でやるのは
財政的にムリだし
青森市であってもムリで
あろう。
けど、教育に強い県は
必ず生き残る
これも正しい。
一方で
生徒1000人あたりの
東京大学または京都大学への
進学率、でいうと
青森県は47都道府県で
ぶっちぎりの最下位である。
さらに困ったことに
児童数の減少に
歯止めがかからない。
ワタシがセイコーにいた頃は
1学年9クラス340名程度だったが
現在は1学年240名程度。
日本の18歳人口が
ワタシの世代の半分以下なので
仕方がない。
現状の生徒数で
青森高校の募集人員を340名で
維持していたら
授業についていけなくなって
自主退学を余儀なくされる生徒が
多数出てくるのは
目に見えてわかっているからだ。
今年4月に小学校へ入学する
青森市の児童数を考えると
このままでいくと
彼らが高校受験をする頃には
青森高校の募集人員を
200名以下にまで減らさないと
レベルを維持できなくなる。
そう、これは危機的な問題であり
可及的すみやかに対処せねば
ならない問題である。
さらにさらに困ったことに
この問題への対処法として
青森市立で
小中一貫校を創るハナシを
以前書いたが
あれを本気でやるとなると
どんなに速くても
設置するのに10年はかかる。
それでは遅すぎらのだ。
まず教員の人事権を握っている
教育委員会が猛烈に反対してくる。
あれには当時の大阪府知事も
大阪市長も相当苦労した。
これでは八方塞がりではないか(汗)
現状認識でこれ、なわけだが
ワタシなりに
足りないアタマを
フル回転させて考えた。
で、出した結論は
教育資源を
青森高校
青森山田中、高校に
全振りする
である。
青森市内に限っても
同じ市立中学なのに
地域によって格差が
かなり激しくなっている。
青森市立
浪岡中学校
一学年150名程度
青森高校への合格者
毎年2名
青森市立
青森南中学校
一学年180名程度
青森高校への合格者
毎年40名
露骨すぎるぐらい
ハッキリとわかる
地域格差が
すでに起きている。
既存の市立中学のレベルを
同水準まで
上げていくのは
どう転んでもムリである。
なので、
青森山田中学校を
事実上の
「青森高校 附属中学校」
にしてしまいましょう、
というのが
ワタシの考えだ。
青森山田中学校に
「特待生枠」の入試を導入する。
特待生の特典は
授業料 半額免除
特待生の出願資格は
・漢字検定(通称 漢検)
3級 (中学校卒業程度)
取得済み
・数学検定(通称 数検)
3級 (中学校3年修了程度)
取得済み
・英語検定(通称 英検)
4級 (中学校2年生修了程度)
取得済み
の3つ。
学科試験は行わず
面接のみ。
これを8月と12月の
年2回、実施し
合格者(進学予定者)は
合格翌月から
月曜〜金曜 小学校が終わったあと
毎日2時間程度ほど
青森山田中学校で
補習を受けてもらう。
中学入学後にむけて
「慣れてもらう」
のが目的だ。
これは難易度としては
東京都内や関西の
私立上位校の合格者らと
ほぼ同レベルであるが、
通常の中学入試が
年1回の一発勝負なのに対して
漢検、英検は年に3回
実施されるし
数検にいたっては
団体受験で申し込むと
年に12回、つまり
毎月受験できる。
チャンスは複数回ある。
漢字検定は
本屋さんにある
受験する級の
漢検用問題集を一冊買って
各々で学習してれば
受かる、塾はいらない。
英語、数学(算数)は?
公文式教室に通ってください。
浪岡のクッソ田舎でも
あるでしょ?
公文の教室。
青森市の人らは
知らないんだろうけど
東京大学に入学してくる子らって
3分の1が
子ども時代に
公文式教室通っている。
公文式は通常の塾とは違う。
やってることは
ひたすらプリント解くだけ。
英語だったら
「abcを書いてみよう!」
算数だったら
一ケタの足し算から
スタートする。
必ず満点とれるレベルの
プリントをコツコツ解いて
あとは先生に
丸つけしてもらうだけ。
すこーしづつ、レベルが
上がっていく仕組みなので
「授業についていけない」
ということは
あり得ない。
通常は週2回の通塾
小学生でまだ慣れていない子は
1教科30分
算数と英語でも
1時間で終わる。
英語は小学校4年生からで
十分間に合う。
週2回の通塾と
それ以外の曜日は
自宅で1日30分
プリントをとく。
慣れないうちは
15分勉強して
15分休憩して
15分勉強する
のトータル30分の学習
とかで十分。
これで小学校6年生頃には
英検4級(中学校2年生修了程度)
にはラクラク受かる。
算数(数学)は
小学校1年生から
公文にかよいだして
週2回の通塾と
残りの日は
1日30分の自宅学習
これでちょっとやそっとのアホでも
小学校6年生頃には
中学校数学の範囲は終わる。
つまり数検3級は受かる。
青森県の公立高校入試なら
数学は満点取るだろな。
小6で。
以前、
東京大学理科3類
(医学部医学科)に
首席で入学した人と
話したことあるけど
「小5の頃には
公文式で
漸化式の問題(高校2年の範囲)
解いてました(笑)」
って聞いて
「そりゃ理3受かるわ」
って思ったものである。
「けど、お高いんでしょ?月謝が」
↓
小学生だと
1教科で月7150円
2教科で月14300円なので
英語と算数をとってても
手も足も出ないような
高額ではないと思うのだが?
東京で最難関の開成中
関西で最難関の灘中
受ける小学校6年生って
塾代に月10万円はかかるので
むしろめっちゃコスパいいと思う。
小学校6年生の時点で
英語は中学2年の範囲終わらせて
数学は中学の範囲終わらせようと
思ったら
通常の塾とか
家庭教師つけて教わるとかだと
最低でも公文式より
倍は費用かかりますから。
で、
青森高校卒業生らに
何をお願いしたいのか?
というと
青森山田中に
・漢検3級(中学卒業程度)
・数検3級(中学卒業程度)
・英検4級(中学2年修了程度)
取得済みの小学生むけに
特待生入試を導入するよう
青森山田中学、高校側に
働きかけてほしいのですよ。
ペーパーテストの必要ないから
費用はかからないし
ノーリスク、ハイリターンです。
また、やろうと思えば
来年度2025年から
実施できます。
2025年度は
おそらく該当者が出ないでしょう。
けど2026年度には
該当者が出てくるハズです
今からアドバルーンあげておけばね。
このレベルの子相手に
英語ならば
中学校1年生 三学期までに
英検3級(中学校卒業程度)
を受からせて
中学校2年生 三学期までに
英検準2級(高校2年生程度)
を受からせて
中学校3年生 三学期までに
英検2級(高校卒業程度)
を受からせます。
これがどれぐらいの
レベルか?というと
英語に関しては
東京の開成高校受けても
合格します。
東大寺学園、ここは
奈良の大仏の東大寺が
運営してる男子校で
定期テストで学年平均超えてると
東京大学 理科一類には
受かるって学校ですが
ここの中学生は
やはり学年の過半数が
中学3年までに
英検2級とってますね。
数学は
中学校1年生の一学期は
復習というカタチで
中学数学やりますが
夏休み明けに
数研出版の
青チャート数1を配り
高校数学を開始します。
中学校3年生の三学期までに
数2・Bを
終わらせて
山田高校へ進学させます。
これは灘中と
ほぼ同じです。
中学校3年生の時点で
東京大学 理科1類
東北大学 医学部は
完全に射程圏内って
レベルですね。
青森山田中学校で
数学、英語が中学3年の時点で
このレベルの子
50名超えた時点で
その学年から
50名程度が
東京大学
京都大学
東北大学医学部医学科
のどれかに
現役で合格します。
ここまでのレベルに
到達できなかった子は
青森高校に行ってください(笑)
↑
これで良くないですか?
青森高校の
カリキュラムが悪いわけではないし
教員が悪いわけでもない。
けど、
青森高校に
入学した時点で
英検2級 合格してて
青チャートは数2・Bまで
終わらせてる
って子がいたら
セイコーとしては
是非、そういう子が欲しいわけです。
いまの現実だと
それを出来るのは
弘前大学医学部の学生を
札束でビンタして
家庭教師を雇えれる
裕福な家庭のみです。
それじゃ切ないわけですよ。
じゃあその役目を
青森山田中学校にやってもらいましょう
と、まぁそういうハナシなわけです。
これを実現させるには
青森高校の現役生、
青森高校の卒業生
青森高校の教員ら
の御協力、尽力が
なければ
実現できません。
ワタシからの
遺言です。
セイコーのみなさん、
なんとか実現してくれませんか?
仮に
ワタシが
青森市で
塾を開業したとして
市内の中学生ら
50人を毎年毎年
中学3年生までに
英検2級受からせて
青チャート数2・Bを
終わらせるのは
朝飯前ですが
ワタシの命はあともって
10年です。
ワタシが死んだら
ハイ、終わり
元の木阿弥では
なんの意味もなければ
価値もないのですよ。
ワタシが死んでも
通用する、運営できる
システムを
今から構築していかないと
ワタシの残り時間も
青森市に残された時間も
間に合わないのです。
荒唐無稽だムリだと
バカにする人も
いるでしょうけど
ワタシは本気です。
青森高校と青森山田高校
の2校合計で
東京大学の合格者が
100名を超える
これとは別に
国立大学
医学部医学科の
合格者に
100名超の合格者を
出すようにすれば
弘前高校、八戸高校に
進学希望の学生らは
こぞって青森市内の
高校を目指すでしょう。
日本全国から
優秀でカネ持っている
子育て層
特に医師の家庭が
青森市に
流入してきます。
ワタシが大阪で
やりたかったことは
これ、ですから。
青森市にできる
生き残り戦略として
現実的な案は
ワタシの場合
これが
精一杯ですね。
セイコー生の
みなさんは
どう思いますか?