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What do you want?(映画:ラストマイル)
『ラストマイル』という映画を観た。
物流業界を覗けて、大変興味深かったのでnoteに記す。
〜あらすじ(引用)〜
物流業界最大イベント、ブラックフライデーの前夜、大手ショッピングサイトの配送段ボールが爆発する。日本を震撼させる連続爆破事件に発展する中、巨大物流倉庫のセンター長に就いた舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔と事態を収束させようと試みる。
現代に溢れるモノについて考えさせられた。
普段何気なくポチって送料無料ですぐに届くことが、どれほどの企業努力なのか伺えた。
現代では、モノを欲し、簡単に手に入れられる。
その一方で、倉庫に溢れ、各地へ配送される大量のモノたちがある。これが毎日の景色。
そして訪れる、スーパーSALE期間。
確かに自分がこんなところで働いてたらと思うと…素直に、無理だと思った。
もちろんエンタメとしての面白さは分かるが、作中のノルマや業務のやり取りは現実でもあることなのだろう。
安売りで釣るということは、続けていくと必ず歪みが出る。
たしかに、物価高の中で少しでも安く提供していただけることは、生活者にとってはありがたい。
しかし、誰かにその皺寄せが来る。
作中に何度も出てくる広告の謳い文句。
「What do you want?」
あなたが欲しいものは?
単なる広告なら、なんでも揃ってますよ!という謳い文句に過ぎない。
ただ、物流業界の裏側を見て問われる。
「What do you want?」
ここまでして、あなたの欲しいモノは?
そう聞こえる。
いい意味で、物欲が削がれた。
安物買いの銭失いという言葉があるように、値段だけが基準になってモノを手に入れていないだろうか。
それでは、いつまでも満たされない。
また、価値に見合った価格で購入することで、企業を応援していることになるのではないだろうか。
綺麗事になってしまうかもしれないが、長期的にwin-winになる関係を築けたらいいと思った。
少しでも興味があれば、是非 映画館で観てみて欲しい。
ちなみに予習なしで行った結果、タイトルを勘違いしていたようで、終盤までラスト“スマイル"だと思っていたことは内緒。
【宿題】
ラストマイルを観る。