眠れるアメリカ文学たちをゆり起こす時が来た
1.はじめに既読、積ん読含めてアメリカで書かれた長編、短編小説が僕の本棚で埃をかぶっている。ここ数年、完読するのは池波正太郎、藤沢周平といった日本の時代小説ばかり。海外文学は書店で衝動買い→前半をつまみ読み→本棚で仮眠という状態が続いているからだ。
子どもの頃から海外文学は好きなのだが、人名や地名が身近ではないだけに本腰で読まないと単なる文字追いになってしまう。ほろ酔い気分で飲んでいる缶ビールのラベルを見たら、ノンアルコールだったみたいな感じだろうか。(実際にそんな経験をし