何回好きだからしょうがないって思うんだって話

「ごめん、もう終わりにしよう」

自分でもびっくりしたけど口から勝手に出た
もう何度目かわからない酷い扱いに
それを覚えていない彼に
よかった、嫌われてなかったって安堵する私に
なんだかとても疲れていた

泣きたいのに涙も出ない
泣いたらスッキリして終わらせられるのに

案の定、彼は
しんどい思いして付き合う事ない
楽しい関係でいたい
俺は変われない

あぁやっぱりすんなり受け入れるんだ
…と思ったら彼がずっといや、うんそっか、でもってぐずぐず言っている
あれ、彼は全然納得してないな
段々腹が立ってきた
あなた私の事めちゃくちゃ好きでしょ！

「私が終わりにしたいって言ったら『嫌だ！別れたくない』って泣いて縋ってよ！」

「嫌だー！別れたくない」

「私が怒ってたらひたすら謝って！」

「ごめんなさい！もうしません！」

抱きしめられてキスされる
そこから先はまぁなんか、うん。すごかった
かこおちゃん怒ってる？もう怒ってない？
私がもう怒ってないよって言っても許してくれない、なんでよぉ。
ずっとご奉仕された、ボロボロだ

なんだろう
仲直りプレイなの？
同じことの繰り返し

もう私たちは繰り返すんだから
そういうお付き合いのスパイスと思って諦める
noteの記事が消されたら
あぁまたいつものかってお察しください

家に着いたら改めて彼からごめんなさいのメッセージ。終わりにしたいが相当効いたようだ

好きな方が結局弱い
美味しいもの食べさせて気持ちよくしたらすぐ許してくれるって思ってるんでしょ
ええ、その通りですよ
ちくしょう

でも彼も私の事相当好きだよなぁ
彼も同じ様に私の事を許している
ずっと楽しいんだって、嬉しい

どこにでもある平凡な恋だ
だけど全力で恋している
もうしょうがないよなぁ
あーあ