
『ひぐらしのなく頃に』を見た益荒男
それが俺。
言いたいことは…
いくつか…
あるんだよ…
ま…
一言でいえば
いや 一言で言いたいわけでもないしな……
かといってジブンはそこまでオツムも良くなく、文化的に作品の批評をしたり論理的に作品構造を解析するなんてことはできないのであります!
まあ、おもしろかったです。一言で言えたわ。
『●キャラクターの印象』はアニメの無印と解以降のネタバレにはならないと思います。つまりこのnoteはアニメの無印と解まで見た前提となっております。注意。
●見た作品と感想(そんなたいそうなことは述べていない)
アニメで見ました。なんか、YouTubeで無料公開してたからよーー。九月上旬までやってるみたいだから、あなたも見てみてはいかがですか?
私はDアニメストア(すごいたくさんアニメが見れる謎のシステム)に加入っているので、別にわざわざYouTubeの無料公開に合わせる必要はないんですけど。でも無料公開という響きには視聴するキッカケというか、追い風になる力がある。そういう圧力のようなものがあるのだ。
・『ひぐらしのなく頃に』(一期)
おもしろかったです。怖いんだ😭
・『ひぐらしのなく頃に解』(二期)
おもしろかったです。ハッピーエンドで良かったんだ😭
無印だけ見てもなんのこっちゃ分からなかった世界観がどんどん明かされてゆき、見ていて二次関数的に面白さが上がってきた。特にメガトン級絶望で終わった『厄醒し編』以降。この惨劇が梨花の死をトリガーに繰り返されるものであることは分かったけど「でも じゃあ こんなんどーすんねん」という気持ちもムクムクと芽生えてきた……そんな中で始まった『皆殺し編』。これまでの惨劇が悪夢としてみんなの中にもぼんやりと蓄積されてゆき、そこからみんなは協力して運命を打ち破ってゆくようになる。特に村ぐるみで沙都子チャンを救出するところ。あそこらへんは見ていてもう心の中で「いけーーっ!!」と叫んでいた。みんなで沙都子チャンを救出するから尊いんだ。絆が深まるんだ。お魎さんが協力してくれるってなったときのアツさは本当にすごかった。そっからの大規模デモでの血の結束、児童相談所を味方にし、鉄平逮捕ですよ。しゃあっ!惨劇回避!運命に勝った!ここは本当にうれしかったな。アニメを見始めて、沙都子チャンのこと、きみのことを知ってから数十時間しか経ってないけど、きみが助かって本当に嬉しかったんだ。仲間の団結鬼つええ!このまま気に食わねえ惨劇全部ブッ回避していこうぜ!とも思ってました。思ってたんです。でもウキウキで次回を再生したらすぐサブタイトルが表示され…………「あ これ『皆殺し編』だったわ」。てことはこの後多分皆殺しされるんじゃねーーかボケ。最悪。救いはどこ?諦めず視聴を再開したら、もうその話の内に大石さんがやられちゃって「え…あ……じゃあ今回も無理ってことぢゃん💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢 💢💢💢(激怒一色)」となる。
……
しかしご存知の通り『皆殺し編』は絶望で終わるわけではなく、黒幕の判明、精神世界みたいなとこで仲間の結束も強まり、そして傍観者に徹していた羽入がついに仲間として加入するといった、希望のある終わり方だった。そんで満を持しての最終最終最終編『祭囃し編』ですよ。本当の本当の本当にアツかった。現実ならどんだけ束になろうが学生たちが特殊部隊みたいなのに勝てるわけないんだけど、そこを結束と意志で勝ってしまうくらいの勢いこそがこの物語を希望で締めくくるに相応しい、と思う。ジジ抜きに敗者はいない理論は分かんね~~~~けど。でもこれまで長いこと繰り返されてきた惨劇、それを断ち切る最後の話が『何編』か、ってところに『祭囃し編』、““祭囃子””をもってくるのは本当に最高だった。これまで惨劇のトリガーとなっていた祭りが最後にはひっくりかえって惨劇の終了を告げる福音として扱われるようになった。アツい。
「運命」の対として「意志」が描かれており、非常にアツくて、非常に美味しい。
・『ひぐらしのなく頃に礼』(三期)
おもしろかったです。やっぱ平和が一番や!Love and Peace💖
本編終了後(惨劇回避成功後)の話、後日談的な位置づけなのかね。箸休めというかお祭り作品というかみたいな回が多かったけど、『昼壊し編』は本編に大いに関わっていますね。坂道で自転車乗ってるときにふざけるのはやめよう。シンプルに危なすぎる。雛見沢症候群なら大丈夫…………それより交通事故に気を付けろ。
・『ひぐらしのなく頃に煌』(四期)
おもしろかったです。やっぱ平和が一番や!Love and Peace💖
完全に平和で素晴らしい。ここから視聴したんなら『ひぐらし』のことをなんてことない萌えアニメとしか思えないだろうなー。でも本編の惨劇を見た後だと本当に癒される内容だった。助かります。
最終話『夢現し編』、4ちゃいの梨花チャンが過去から迷い込んでくる話。これは本編と関係ある話だった。てことはこれが、時系列的にも公開順的にも、シリーズ全体において真の最終話のような位置付けでなかろうか。そしてこの話はハッピーエンドで終わる。
てことはシリーズ全体を通してひぐらしはハッピーエンドということになる。それはなんていうか、「ありがとう」ってカンジだ。この作品を、このシリーズをハッピーエンドで終わらせてくれてありがとう。
……だって、アニメ見てるうちに、この作品のこと結構スキになっちまったからよ……。
/
私の父が一番好きな映画は『アバター』で、その理由が「当時にしてはものすごい映像技術だったから」。父は様々な作品の技術(映像技術や画力など)は称える一方で、あまり作品の物語内容や設定を褒めたところは見たことが少ない。どうも、いかなる作品でも設定・世界観に矛盾を発見するともう物語を楽しめなくなってしまうタチらしく、現実主義というか、合理的というか、冷静沈着というか、賢者なんですね。
⇔
対して私は「究極もうハッピーエンドならなんでもいいよ」という考えです。一流のバッドエンドよりも、三流でもハッピーエンドであるべきだ。ハッピーエンドのためなら、無理のあるぺらっぺらなご都合展開でさえ俺にとっては都合がいい。
⇒
昔、そんな父と、「物語の終わり方」について話したことがあって、そのとき父が言っていたのは「ハッピーエンドとはただのタイミングにすぎない。本当は無限に続いているその世界の歴史をどこで区切ったかにすぎない」といった持論。……それはだから例えばドラゴンボール。大魔王ピッコロを倒し マジュニアを倒し、孫悟空はチチと結婚して『ドラゴンボール』は完結、ハッピーエンド。しかしその直後にサイヤ人が地球に襲来する。悟空たちは辛うじて勝利するが多くの仲間を失う。そこで終わればバットエンドなのだ。でもご存知の通り物語はそこで終わらず、その後何度も何度も危機を乗り越え、フリーザを倒し セルを倒し ブウを倒し 世界は平和になり『ドラゴンボール』は完結、ハッピーエンド。物語をどこで完結とするかによってハッピーエンドにもバッドエンドにもなり得るということだ。
図にするとこんなカンジ。
↓
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当然だけど、物語にはハッピーのターンとバッドのターンのメリハリがある。
それが例えば、
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こういうところで物語を終わったことにしてしまえばそれは「ハッピーエンド」ということになる。
つまり逆に、
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こういうところで物語を終わったことにしてしまえばそれは「バッドエンド」ということになる。
““サイヤ人が襲来してきたから倒したけど仲間を多く失ってしまった。””と、ここで仮に『ドラゴンボール』が打ち切られていたなら、読者がそこまでしか読めないのなら、それは読者にとってバッドエンドでしかない。たとえ……たとえ、本当は「その後ナメック星でドラゴンボールを入手して仲間を蘇らせられてフリーザもセルもブウも倒して世界に真の平和が訪れる」としても、だ。
つまり、““物語のハッピーエンド/バッドエンド””は、““物語をどこで終わりとするか””でしかない。ハッピーなときに「じゃーこの物語はここで完結ってことで」って作者が言えばハッピーエンドであり、逆にバッドなときにそうしたらバッドエンドになる。
““物語をどこで終わりとするか””はある程度読者が決めることもできる。いないだろうけどサイヤ人編の終わりまで読んで「もうここで読むのやめよー」と放ったら、その読者にとっては『ドラゴンボール』はバッドエンドだ。逆に、第一話だけ読んでやめたら『最終兵器彼女』だってハッピーエンドだろう。……はあ。
↓
『ひぐらしのなく頃に』(一期)は、まあバッドで終わる。
『ひぐらしのなく頃に解』(ニ期)は、ハッピーで終わる。
『ひぐらしのなく頃に礼』(三期)は、ハッピーで終わる。
『ひぐらしのなく頃に煌』(四期)は、ハッピーで終わる。
そして私はひぐらし煌まで見た。だから私の中でひぐらしはハッピーエンドだということになっている。
『ひぐらしのなく頃に』まで見てそこで視聴をやめていたら、私の中でひぐらしはバッドエンドだったということである。でも見続けて『ひぐらしのなく頃に煌』の最終回まで見たから、ハッピーエンドになった。
ひぐらしシリーズはハッピーエンドで完結したんだ。
↓
↓
↓
だから!!
問題なのは!!
ここで、ひぐらし煌で、四期で終わってハッピーエンドではい終わり、なら良かったのによ~~
なんかまだ五期と六期があって、さらに、それは、どうも、なんというか、あんまし良くないらしいんだよ!!
でもあるのに見ないなんて俺にはできねえからよ!!見るしかないんだよ!!悔しいけど!!そりゃもっと梨花ちゃんとか沙都子ちゃんとか羽入ちゃんとかのノホホンとした日常は見てえよ!!でももうこれ以上ないくらいにひぐらし煌でキレイに完結してんだよ!!この後に「実はまた惨劇になりま~す」とか耐えられねえからフツーーに!!……見るから、見るから約束してほしい、ハッピーエンドで終わるって。そう約束して。
この記事を投稿する頃に、『ひぐらしのなく頃に業』(五期)と『ひぐらしのなく頃に卒』(六期)を視聴する予定です。
でも正直怖い。
誰か、教えてください、その業とやら卒とやらがハッピーエンドで終わるのか、それだけ私に教えてくれませんか。誰か。
もう解の途中くらいから、ひぐらしのことが、この世界のことが、かれらのことが、結構スキになってしまってるんです。どうかハッピーエンドで終わらせたってください。お願いです。
●キャラクターの印象(たいそうなことを述べている!)
ひぐらし。見る前と後でキャラクターの印象がだいぶ違う。当然だけど失楽園は一方通行、一度知ったなら知る前には戻れないわけで。だから「見る前」の印象と言うのはこれからどんどん薄れてゆく。消えてなくなる前に、書き留めておこう。
印象は、煌まで見た時点でのものです。でも解以降のネタバレにはなってないハズ。
・竜宮 レナ
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かわいい。
よくパッケージを飾っているのでアニメを見る前から外見、あと「嘘だッ!」のシーンくらいは知っていたけど、アニメ視聴前後でかなり印象が変わった。視聴前までの印象だと、ハイライトのない目、サイコっぽい笑顔、血まみれの頬と鉈、「嘘だッ!」の顔と、作中の恐ろしい犯人ポジションなのだと思っていた。でもそんなことなかったですね。後述する人物たちに比べればあんまし人殺さないし、発狂することも少ない。
また視聴前はメインヒロインでもあるのかなと想像していたけど、実際はそんなこともないというか、重要人物ではあるけど、いち人気キャラ・人気ヒロインといったカンジだった。というか『ひぐらし』という作品の中で『○○編』と分かれており、それぞれにメインの人物がいて、その一人ですよね。レナさんは無印の『鬼隠し編』でメインヒロイン、『罪滅し編』でメインの位置だった。『罪滅し編』は痛々しくてかわいそうで見てられなかったな。みんなで死体を隠すから尊いんだ。絆が深まるんだ。園崎家は勝手に死体を移動させるな、ホウ・レン・ソウしろ。発症さえしなければ常に冷静で倫理的で常識的な方だと思う。
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・園崎 魅音
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かわいい。
でも一人称が「おじさん」で、常に肩に銃のおもちゃをかけてるのはシンプルに激ヤバっスよね?あとヤクザの次期当主(ヤバい)。それを除けばすごいマトモ、一番マトモ。仲間想いで、リーダーシップがあり、ほんとはかわいくなりたいと思っている。かわいい。
でも魅音さんが仲良くしてるのになんで村の人間は沙都子チャンにまだひどい態度がとれるんだよ。魅音さんが沙都子チャンと仲良くしてるってことはそういうことだろうがよ。この村、カスすぎる。はやく魅音さんが当主になってマトモな統治をしてくれ。はやくババアの頭カチ割ってスグ当主の座に就け。
アニメ無印『目明し編』で明かされたとおり、ちとヤバい妹がいて……あれ、妹はモノスゴい(婉曲表現)けど、よく考えたら作中で魅音さん本人が発症・発狂したことってなくないか?これは流石次期当主の精神力。この狂った村に咲いた一輪の花だ。
でも小此木とのやり取りはイタすぎるっス。アニメで見たときから「これはちとイタくないか?」と思ってたけど、あとで調べたらコピペになってるらしくて笑った。……あのときは興奮してハイになってただろうし、仕方ないね。
コピペ
↓
「おめぇ、……戦略、戦術、…そして戦闘、…全て三拍子揃ってるぜ。 ……お前みたいなヤツが俺の役をやるべきなんだよ…。山狗みてぇなクソどもの隊長をな…!」
「ははん。ごめんだね、あんたらみたいな根暗そうな秘密部隊の隊長なんて!」
魅音が笑い捨てる。小此木もそれを笑って受けた。 謙遜でなく、それは純粋な反応だと思った。
「……へへへ、そうだな。お前ほどの器なら日本の不正規戦部隊長なんてもったいないぜ…。 SASでもデルタでもスペツナズでも、…どこでも最高の人材になれるだろうぜ。何しろ、」
「はははは、あっははははははは!!! SASぅ? デルタフォースぅ? 下らないねぇ! そんな退屈なところじゃあ、私を飼いならせやしないよ!!」
「……へっへへははははは! そうだろうな。そうだろうよ。 ……なら聞かせてくれ。お前ほどのヤツなら、何の隊長を望む!」
「隊長なんて興味ないね。部長でいいね。」
「……部長…。英国情報部辺りってとこか、…ふ、妥当だな。」
「だめだめだめ、なってないね! あのねぇ、私がやりたい部長はたったひとつ!! 雛見沢分校の我が部の部長だけさッ!! 罰ゲームのない戦いなんてごめんだね! 口先の魔術師、前原圭一! かぁいいモードの竜宮レナ! トラップ使いの沙都子に萌え落としの梨花ちゃん!! そして期待の新人古手羽入!! これだけ揃ってりゃ、世界のどこだろうと退屈だねッ!!」
「…………勝てねぇ…。……勝てねぇよ……。…こんなヤツが隊長だったんじゃ、 …勝てるわきゃねぇやな…。へへへへはははははははは!!」
・北条 沙都子
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かわいい。
アニメ視聴前から、たまにインターネットで見かけていた。青髪ロングの子(古手梨花)との百合っぽいイラストがたまに流れてきていたから。まさかひぐらしの登場人物だったとは。アニメ視聴前とかなり印象が違う、っていうか初めて見るタイプのキャラクターだった。お嬢様じゃないのにお嬢様口調で(かわいい)、いたずらっ子で(かわいい)、おにいちゃんっ子で(かわいい)、両親殺してて(え??)、叔父から虐待を受けてて(え!??!?)、虐待に耐え続けることに義務を見出しており(え?????)、あと村八分されてる(????????)。…………ど……どういうこと?そりゃ初めてみるタイプのキャラだよ!
でも殺人も発症によるものだし仕方ないか……仕方なくねーーけど。虐待と村八分については本当にかわいそう。だからアニメ解の『皆殺し編』で沙都子チャンが救出されるところは本当にアツかったし大好き。沙都子チャンが救出されるところ、本当に大好きなんです。救出シーンなんかもうアニメ見ててフツーにガッツポーズしちゃって、その時「あ 俺ってもう既にひぐらしという作品のこと かれらのこと結構スキなんだ」って気づいた。部活のみんなとも仲良しでとても良い。沙都子チャンがみんなと仲良く楽しく過ごす日々が続くことを、おれは、恥ずかしながら心底願っている。それほど彼女はかわいい。
・古手 梨花
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かわいい。
アニメ視聴前から、たまにインターネットで見かけていた。活発そうな金髪の子(北条沙都子)との百合っぽいイラストがたまに流れてきていたから。まさかひぐらしの登場人物だったとは。非常にミステリアスな雰囲気で、非常においしい。いつもの幼い口調プラスです語尾のきゃわたんな態度とは別に、通称「黒梨花」と呼ばれるような大人びた口調・態度がある、けどっ ぼっぼぼぼぼ、ぼくにいわせてみれば、どど どっちも本当のリカチャ……梨花チャンだと思うんだな、うん。どっちもかかかかかわいすぎなんだな////
そう。子供として振る舞ってるときと、大人びた雰囲気の時、どちらも本当の梨花チャンだと思う。どっちもとってもかわいいしな!がはは!二つの性格は別人格で分離しているということもなさそうだけど、あの酷く辛い惨劇の中をずっと生き続け必ず死んで繰り返し蘇る、最悪のループの中で生み出された回避行動こそがあの大人びた 達観した性格の梨花だったのではないか。そう考えるととっても悲しい。
本人の経験した時間に換算して100年間にも及ぶ果てしないループの中で、彼女は様々なことを学んだ・様々な知識を蓄えたと言っていたが、あの閉鎖された時空間の中で学び続けたのはすごい。そんなすべての原動力はやはり惨劇を回避してみんなと一緒の未来に進みたいという望み。素敵だ。物語全体を通しての主人公は彼女ではなかろうか。
羽入タソや沙都子チャンとの関係も素敵ですね。非常に尊くて、非常に美味しい。これ最悪なのは自分の死もそうなんだけど、あの途方もないループの中で、沙都子の死もたくさん経験してきてるんだろうな、ってこと。それってとっても悲しいことだよ。部活メンバー全員等しくとても大切に想っているだろうけど、沙都子とは家族同然かそれ以上の仲だったのだから。アニメ解『皆殺し編』で沙都子救出の際、電話越しに励ますところは、見ていてチト泣きそうになったんだ😭😭😭😭。どれだけ梨花が、どれだけ、どれだけ梨花が、沙都子の幸福を望んでいたのだろうか。
そういや『皆殺し編』で仲間が、意志が、運命が味方についていると確信して調子乗ってる梨花チャン大好きだったな。運命が味方しててもそれを確かめるために不良のバイクを蹴とばすな。勝てる!!!運命がどんな運命であろうと負けるはずがない!!!私はいま究極の運命を手に入れたのだーーっ!!! 実際沙都子を救出できたんだから、間違いなくそれまでで一番良い世界線だったろうけど。まぁその後鷹野に皆殺しされるんやがなブヘヘヘへ。
羽入タソは梨花チャンが幼い頃から傍にいたらしいけど、やっぱここの関係スキだ。バディが自分にしか見えなくて、最終的に惨劇回避のキーになるの、アツい。羽入タソにはよく黒梨花モードを見せるのもスキ。ループを繰り返す中で羽入タソだけはずっと傍にいてくれたわけで、実際は一番信頼しているように思う。感覚の共有を利用してキムチで苦しめたりと、ふたりのコメディ的な掛け合いもすこ…w 惨劇回避後の世界でずっと仲良くしていてほしい。
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・園崎 詩音
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ヒエ!
……いや、かわいくはある。でも、あの、ちょっと、いや、殺しすぎです。アニメ無印『目明し編』のメインにして、ハンドルもブレーキも壊れた暴走機関車。発症を抜きにしても相当ヤバくないですか。絶対に必要以上に殺してる。鬼婆はまだ分かるとして、ひたすら親身になってくれた姉、自身のことを幼い頃から可愛がってくれた祖父同然の村長、古手家当主、片想いしている人から頼まれた宝物にして自分にとっても妹のような存在、片想いしている人と同じように自分を撫でてくれた優しき青年、最後に自分自身…………いや自分にとって大切なもの全部おのれの手で壊すなーーっ👆😅💦
でも同情の余地はそれは当然めちゃくちゃある。それにアニメ解に入ってからの世界では沙都子のことを本当に大切に想い守っていたし。暴走しがちなだけで仲間想いの方なのだろうな……だろうか?
やりますよ
園崎詩音は
やりますよ
↑
これ言った後に本当に「やる」とは思わねえだろ。ついカッとなって椅子を振りかぶっても、ふつう寸止めして「……あなたの覚悟は分かりました」とか言うだろ。なんで一回そのまま振り切って椅子で人間をぶん殴れるんだよ、シラフで。
・羽入
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かわいい。
いや、正直かわいすぎる。「かわいすぎてつらい」「かわいすぎてしんどい」なんて言葉があるけど、正直この言葉たちはなんて的を得ているのだろう、と羽入を…いや羽入タソを見ていて感じた。なんてかわいいんだろう。
でも人に憑りついて背後で「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ってノイローゼになるまで言うのはやめようね!それが原因で発症したやつもいるんだよ 分かってるのか?
最後に惨劇回避のキーになるのは何度も言うように本当にアツかった。アニメ解の『皆殺し編』ラストで、部活メンバーたちの手を取るところ。本当にアツかった。見てて「いったれーー!!」って心が叫んだ。続く『祭囃し編』でもメインを張り、しっかりと最後のいちピースとして活躍した。神としての、オヤシロ様としての、梨花の相棒としての、また いち仲間としての葛藤もあった上で、もう一度だけ運命に抗おうとする様子は手に汗を握りながら応援しました。鷹野のお賽銭10円玉を神パワーで弾くのもスキ。『皆殺し編』からの『祭囃し編』はアツすぎた。いままでで初めてみせる仲間たちの真の結束により、400万意志パワー!そして、最後のいちピースである羽入が加われば、400万×3の 鷹野!お前を上回る1200万意志パワーだーっ!
・前原 圭一
主人公にして 運命の変え方を仲間に教え先陣を切り開く人間の鑑 にして小児にモデルガンを発砲する人間の屑。
小児にモデルガンを発砲した児童連続襲撃事件の犯人・少年Kである、ということ以外は好き。熱血で、仲間想いで、反省を次に活かすことのできる、主人公の鑑だ。最終的には惨劇を回避することのできなかった世界でも、彼の行動が間違いなく周囲に影響を与え、それが積もって『祭囃し編』での惨劇回避が実現したのだろう。『綿流し編』『目明し編』ではどれだけ酷い目にあっても仲間を悪く言うことなく暴走する仲間のことを「なにがあっても俺の最高の友達だ」とまで言っていたし、『祟殺し編』では手段こそあまり良くなかったが沙都子のために心底から憤慨し行動していたし、『罪滅し編』『皆殺し編』『祭囃し編』はもういうまでもなく最高の漢だった。あんたホントにカッコイイよ。
・大石 蔵人
蔵ちゃん!!ほんとにすき一番すき!ずっと善人ずっと道徳的ずっと有能!!
物語で登場して序盤の頃は、正直モブでテキトーなところで殺されるんだろと思ってました……。でも違った。ずっと有能。頼りになる。大石さんが悪者だったことも一度もないし。マジでひぐらしの中で一番好きなキャラだ。はぅ~!「んっふっふ~ん」って言ってる大石さんかぁいいよ~!お持ち帰りぃ~~!!
アニメ解『皆殺し編』で山狗部隊に殺されちゃったとこ、ガチのマジで絶望した。作品の感想の方でも言ってるけど、『皆殺し編』はそれまで「これ惨劇回避いけんじゃね!?いけーー!」と思いながら見ていたばかりに、大石さんが殺されちゃったところで「え…あ……じゃあ今回も無理ってことぢゃん💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢 💢💢💢(激怒一色)」となった。おれが望む世界には大石さん、あんたが不可欠なんだ。だからこそ続く『祭囃し編』で大石さんがみんなの仲間として協力するってなったときは最高だった。部活メンバーに大石、入江、赤坂、詩音、葛西、富竹たちが加わり最強に見える。
長生きしてほしいから、タバコは控えてほしいなあ。
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・赤坂 衛
なんだこのデタラメに強すぎるオッサン!?なんで普通のいち警察が大量の特殊部隊をステゴロでノしてパンチで車のフレームぐにゃぐにゃに破壊できるんですかね……。
でも頼りになりまくりやよ。「梨花ちゃん 君を助けに来た」はマジでかっこよかった。
にしても強すぎねえか?と思いWikipedia見にいったらこんなこと書かれてて草なんだ
↓
「皆殺し編」では、温泉旅行の道中に雛見沢へ立ち寄り、昭和58年6月に初めて梨花の前へ姿を見せる。だが、この時は期待に反して何ら活躍することなく、すぐに雪絵と旅立ってしまった。これは、昭和53年に梨花の助言で東京へとんぼがえりしていて、雪絵が救われる代わりに梨花の懇願を聞く機会がなくなってしまったことによる。その結果「赤坂は肝心な時にいなくて使えないのです」と梨花に言われてしまい、「祭囃し編」で活躍をするまで、「温泉」という不名誉(?)なあだ名を頂戴してネタキャラ扱いされるハメにもなった。竜騎士07によると、これは「ある一人のヒーローの存在がこの物語を解決できるわけではないという比喩」であり、「コミュニケーション・団結でしか打ち勝てないというこの物語の価値観とは矛盾するため、一人の英雄が助けてくれるという赤坂の存在は否定した」演出である。だが、「温泉!」「温泉!」と連呼されたネットでの反応を哀れに思い(蔵出し編)、結局は「祭囃し編で挽回させてやろうと、かっこいいシーンこれでもか、これでもかと出す」ことになったという(ひぐらしのなく頃に祭 公式コンプリートガイド)。
(出典が孫引きですまそ)
・富竹 ジロウ
物語序盤で見たときからは想像できないくらい実は超重要人物ですごい。特殊部隊の同僚の6人程度なら一人で対等に渡り合える強すぎるオッサン。そんで野鳥観察とカメラは本当に当人の趣味ではあるのかよ。
良い人で、好きだ。悪い女に騙されないようにしてほしい。でも悪い女さえも包容し救ってしまうからこその、良い人であり良い男なのかも。
・鷹野 三四
あ、黒幕だ。
黒幕に悲しき過去……。アニメ解『祭囃し編』が彼女の過去回想から始まるのだけど、最初っからドン暗くて見ていてしんどかった。特に劣悪な孤児院みたいな施設の描写。あそこ怖すぎっス。ひぐらしで一番怖かったのあそこかもしれない。ロリ鷹野が施設から脱走している最中、施設の他の子が言っていたことを思い出すシーンがあるんですけど、
「知ってる?脱走して捕まった子がどうなるか。……見せしめにあうんだよ。 “水を飲めないあひるの刑” “潰れた芋虫の刑” “手足をもがれた豚の刑”……!」
これ。怖すぎるマジで。実際にこれらの刑が行われているところの描写は作中にないんですけど、刑の名前から「なんとなく想像がついてしまう」。聞いた瞬間に一番最悪な想像が脳内でみるみる鮮明に完成へと向かう。本当に怖い。しかもこの言葉いつ思い出してるかっていうと、実際に脱走して失敗して捕まってるとき。マジのマジの最悪。
また児童虐待……こいつらクソっスね。 忌憚のない意見ってやつっス。
その後なんやかんやあって雛見沢大災害 迫真の首謀者となってしまわれたが、一体どこで彼女が狂ってしまったのか、どうすれば彼女が狂わずに済んだのか。むつかしいよ~~。
まあ最後には雛見沢大災害の実行は阻止され、理解ある富竹に包容され、二人は幸せなキスをして無事終了。よかったよかった。Love&Peace!平和が一番!ジジ抜きに敗者はいらない!……それはそれとして毎年の雛見沢連続怪死事件の犯人のひとりであり まだ生きている人間の解剖をさせるマッドサイエンティストではあるので 一旦ブタ箱にはぶち込まれてくれ。
・入江 京介
あ、ロリコンだ。でもそれ以外の全てが完璧の““漢””。北条悟史のメンタルケア、北条沙都子の定期検査や虐待問題、雛見沢症候群の解決法の模索と、様々な問題において重要な役割がありましたね。ぐう聖にしてクソ有能、そしてバカ固い意志も備わっており、最強。あとは腕っぷしだけですね。
優男っぽい風貌で落ち着いた大人の雰囲気を纏っているのにしっかりと信念を持ってるの、かっこよくて好き。
・北条 悟史
にーにー!
アニメ解『祭囃し編』で、L5発症以降に診療所の地下で植物状態になっていることが明かされたけど、詩音さんが窓越しにそこまで来たときに、目を閉じたまま一筋の涙を流してるシーンがあって、そこがすごい好き。いつか回復して平和になった雛見沢に帰ってこれればいいな。圭一とか部活メンバーとかとの絡みが見たいよ。
・園崎 お魎
北条家への仕打ちは明らかにやりすぎ。恐怖政治と変わんないじゃん。そのままだとゆるやかに支持を失うだけとちゃうか。さっさと魅音さんに当主の座を譲ろう。
アニメ解『皆殺し編』あたりから村の取締役としての葛藤や考えとかも見えてくるようになったけど、それはそれとして別に老害ではあるだろ。でも無印『目明し編』で詩音さんに虐殺されたのはかわいそう。
・葛西 辰由
園崎家そのものの幹部というより、園崎詩音の世話係・ボディーガードといったイメージが強い。甘党なのはかわいい。
・公由 喜一郎
村長にして、北条家への処遇を「みんなが北条家のこと嫌ってるから儂もそういうことにしとこ」で済ます人間の屑。お魎に頭の上がらないモブくらいの印象しかない。あと「罰当たり共がァァ!」の人。
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・北条 鉄平
はいっクズ確定 ぶっ殺します
いやもう述べる必要がないだろ。ひぐらしという作品の中で珍しく純粋にただただ悪いやつ。まだ見てないけど、どうもアニメ業・卒ではなんか改心して登場するらしい、けど、絶対に好きになれない。悪人に更生の必要なんかない。更生でそれまでの罪は消えない。悪人にある道はサッサと消えることだけ。こいつ嫌い一番嫌い!大石さァーん早くこいつを逮捕してくださァい!!
・間宮 リナ
メスブタを超えたメスブタ
美人局って怖いですね。竜宮レナに殺されるのも残念でもないし当然。ほんと嫌い。
・知恵 留美子
かわいい。学校の先生だけど授業では生徒にドリルを解かせているところしか見たことがない。教育ってそれでいいのか?
鉄平の虐待から沙都子チャンを助けるために家まで訪問しに行くところは生徒想いが現れていて好き。そんで鉄平の怒号で退けられるのだけど翌日そのことで圭一たちから責められて、果てにはフォローのつもりだろうけど梨花チャンに「知恵にそこまで求めては酷なのですよ」みたいなことまで言われていた。かわいそう。
●総評
ひぐらし、おもしろかったです。YouTubeで無料公開されてたのを 友人におすすめされたから見始めたのですけど、想像以上に面白かったです。見る前は、「萌え美少女がスプラッたなことするのがウケてるだけのアニメ」かなんかだろうと想像してましたが、結構ストーリーがあって面白かった。キャラクターたちも一癖も二癖もあり、好きになれました。
純粋にアニメを楽しめたと思う。ジョジョと違ってほとんどネタバレや前情報がない状態で視聴に望めたからかな。かな?「夏休み中にYouTubeで無料公開されていたちょっと昔のアニメ」というシチュエーションも加わり、良い視聴体験だった。恥ずかしながら、アニメを見終えたことでやや喪失感を感じている程度にはこの作品のことが好きになっている。
このnoteは、とりあえずアニメ無印(出題編)、解(解答編)、礼(後日談)、煌(番外編)まで見終わった状態で書いたものです。煌まではほとんどノンストップで通して見たんですけど、そのままスグに新アニメの業・礼へ行くのはちょっとはばかられたので、一旦整理するためにこのnoteを書くことにしました。文字や絵に出力することで、自分がひぐらしという作品についてどう思っているのか、ちゃんと整理できてよかったです。それでは業・卒へ……イクゾー!!
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そんな記録ナンの興味もねーけどヨーーまあ8月26日、このnoteを投稿してやったぞ。これでいいのかよォーー!?
……
このnoteのおかげで僕も、連続投稿記録をかろうじて守れました。僕も惨劇回避できたってオチ😁