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赤チャートはやるべき!?現役慶應生がレベル・メリット・デメリットを紹介!

数学の参考書で最も有名な本といえば、数研出版の「青チャート」ではないでしょうか?高校から配られたという生徒様も多くいらっしゃるかと思います。
そんな青チャートですが、チャートシリーズは青チャート以外にも存在し、その一つが、今回紹介する「赤チャート」です。
今回は、「赤チャート」が実際にどのような参考書であるのかを現役慶應生が紹介します!


赤チャートのレベル

赤チャートのレベル感としては、青チャートの内容を大方理解できれば
全ての国公立大学・私立大学の医学部を除く全ての学部で合格点を取れるレベルです。
ハイレベルとされている参考書とだけあって、難関大学を狙う場合にも使える、高難易度参考書となっています!

赤チャートのメリット

①青チャートと同じリズムで解くことができる

赤チャート最大のメリットは、多くの人が先に使っているであろう青チャートと同じ感覚で、より難しい問題に挑むことができる点です。
問題の難易度自体は大きく跳ね上がりますが、解説やレイアウトは青チャートとほとんど変わらないため、難しい問題にも心理的に挑みやすいでしょう。
そのため、青チャートがとても性に合っていたが、より難しい参考書のレイアウトに慣れないという場合は、赤チャートに手を出してみる価値があるでしょう。

②答えの確認がしやすい!

赤チャートの例題は、ページの上部に問題文があり、そのすぐ下に答えが書かれている形式となっています。
筆者はこの上側問題、下側解答の参考書を勝手に「チャート型参考書」と呼んでいるのですが、この形式の参考書は答えの確認が非常にしやすいため、参考書を解くうえでストレスが少なく、効率的に勉強を進めることができるでしょう。

③問題の難易度がわかりやすい

赤チャートの問題は、5段階で問題の難易度が評価されています。そのため、自分の目指す大学のレベルに合わせて、高難易度の問題が飛ばすなどの対応がしやすくなっています。

赤チャートのデメリット

①高難易度参考書の中でボリュームが圧倒的に多い

同レベルの難易度の参考書の中で比較すると、赤チャートはそのボリュームがとても多いです。多くの人が青チャートを解き切るのに少なくとも高校時代の半分以上の期間を使うことを考えると、赤チャートのボリュームは、過去問特訓に入っていく高校3年生秋までに解き切れる量とは言い難いでしょう。
参考書を中途半端な場所で終わらせてしまうと、分野によって能力に差が生じ、捨てる分野を早い段階から作ってしまうことにつながるため、お勧めしません。赤チャートをする場合は、青チャートより1問あたりにかかる時間が増えることを考慮した上で、期間内に終わらせることができるか検討する必要があります。

②答えをすぐに見る癖ができうる

先程、メリットとして「答えの確認がしやすい」と挙げましたが、逆に言えば「簡単に答えを見ることができる」ということになります。
数学は解き方をじっくりと自分で考えるという過程がとても重要な教科です。にもかかわらず、わからない問題の答えをすぐに見る癖をつけてしまうと、自然と問題の解き方を「暗記」するだけに終わってしまい、難しい数学の問題を解く能力が育まれなくなってしまいます。
まして、赤チャートは比較的高難易度の問題中心であるため、「考える時間」がより重要となります。赤チャートレベルの問題は、答えを暗記しても何も学力の向上につながらないため、方法を間違えると莫大な時間を無駄にしてしまう可能性さえあります。

③解説がやや不親切に感じる可能性がある

赤チャートの問題は高難易度のものが多いですが、その割には解答はすらすらと書かれているものが多く、ある程度のレベルがないと、「なぜそんな式変形ができるの?」「なんでそれを証明したの?」と、解答の意図を掴めきれない可能性があります。少なくとも、青チャートレベルの問題を完璧にこなせる必要があるでしょう。

赤チャートを使うとよい人とは?

①数学が得意で、青チャートレベルの問題は卒なくこなせる
②高校2年生の秋までに始められるor浪人生で時間に余裕がある
③青チャートスタイルのレイアウトが好きで、他の参考書ではモチベーションが上がらなかった

この①②③を満たしている人であれば、赤チャートを使用することをおすすめします!

実のところ、筆者としては赤チャートをすることは推奨しておりません。
筆者は青チャートから数学を始めており、チャート式のレイアウトに愛着がありましたが、赤チャートは文量があまりにも多いと感じました。赤チャートも一対一対応の演習、プラチカなどの参考書の方が、一問一問に向き合って、しっかりと難しい問題を解き切れるよう考える時間を作れるため、高難易度の問題に対処する力がつくかと思います。

なお、難易度が近い一対一対応の演習の記事もございますので、ぜひご覧ください!

また、条件を満たさなった方向けの参考書も紹介します!
①の条件を満たしていない(青チャートレベルの問題に詰まる)
→青チャート(数研出版)

②の条件を満たしていない(高校3年生・時間に余裕がない浪人生)
→数学基礎問題精講(旺文社)
 数学基礎問題精講の記事も執筆しておりますので、ぜひご一読ください!

個別指導塾について

このアカウントの筆者は皆、「三田個別指導塾」というオンライン塾の講師をしています!
講師陣は全員現役慶應生であり、大学入試を受験したばかりであるため、最新の大学合格勉強法を理解しており、そのノウハウを生徒様に伝授することができます。
また、当塾の講師は全員過去に塾指導経験があるため、経験にも基づいた指導をすることができます。
当塾は「2週間体験入会制度」があり、2週間個別指導を受け、授業内容に満足いただけない場合はお金のお支払いをすることなく退会することも可能となっておりますので、ぜひご検討ください!
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