リフォームは何から始める?

我が家は中古マンション。前の住人はセカンドハウスとして使っていたため、全体的にキレイだった。義理の両親が「お祝いにリフォーム代を出す」と言ってくれた。

私達は白のはずがグレーにも見える壁紙の張替、節水タイプにしたいのでトイレの交換、和室の襖と畳の交換(襖は破れていて、畳は茶色)をしたいと伝えたが「壁紙はクリーニングで綺麗になる。トイレはまだ使える!」と言われ、和室の襖と畳の新調以外、認めて貰えなかった(畳も本当は渋られた)。トイレは自分達でお金を出すつもりだったが、義父にウォシュレットを早々に取り付けられて出来なかった。

壁紙クリーニングはしてくれたのかも知れないが、グレーっぽいことに変わりはなかった。あまり変化が見られないので自分で拭いてみた。それでも色は変わらなかった。

請求書が義理の両親の所に行くし、新居を夫の親戚一同に御披露目しなくてはならない。

義両親の知らない所が新しくなっていると追加工事がバレてしまう。「しなくて良いと言ったのに」と言われそうなので自分達で負担する事は諦めざるを得なかった。

お祝いはくれなくても良かったが、くれるのであれば義両親がリフォーム代として私達にあげて良いと思う金額を「好きに使って」ではダメだったのか?と今でも思う。(くれた事には感謝している。)そして、自分の住まいのはずなのに好きにできなかった不満が時折思い出された。

あれから時が過ぎ、家族が増え、娘が小学生になった。キレイだった水周りも経年劣化が目立つようになった。娘も自室が必要になってきた。

と言う事でキッチン·お風呂·洗面台·トイレの水回り一式と和室から洋室へのリフォームをする事になった。

とは言え、何から始めたら良いのか分からない。家電量販店行った時に「リフォームコーナー」があったので相談する事にした。

私達が行ったお店ではお風呂ならお風呂、トイレならトイレでオススメプランがあり、ある程度機種が選定されていて、値段も分かりやすい。

数あるメーカーの商品を1から選ぶのは大変だし、いくらかかるのか分からない不安がない。と思い、カタログから製品を選んで見積りをお願いした。

現地調査(我が家に選んだ商品が入るのか採寸する)ではレーザーで寸法を測っていて「メジャーじゃないんだ!」と驚いた。そして、「ここまで調べるんだ…。掃除頑張れば良かった。」と思うくらい色々な所をお見せすることになった。

見積は家電量販店だけでなく、マンションの管理会社から紹介して貰った会社にもお願いした。

見積では4社の商品が選ばれていたので、全てのメーカーのショールームを見学に行った。そして、行ったついでに選定していない製品も見せてもらった。

各社色々と製品に特徴があり、選ぶのが難しかった。システムキッチンを例にざっと纏めると

1.LIXIL 
 引出を重視する方にオススメ。引出が斜めに
 開く部分があり、力を入れず開けられるので
 驚いた。
 
2.クリナップ 
 ステンレスキッチンにしたい方にオススメ。
 耐水性·耐熱性·耐衝撃性がポイント。

3.タカラスタンダード
 ホーローをキッチンパネル、換気扇、引き
 出しの中に使用。お手入れを簡単にしたい·
 引出しの中をマグネットを使ってカスタマイ
 ズしたい方にオススメ。また、食洗機の位置
 がシンクに近く、予洗いした食器を食洗機に
 入れる時に水が床に垂れない工夫がされてい 
 る。

4.TOTO 
 水栓が特徴的。カウンターに鍋を置いたまま 
 水を注げてシャワーが一直線に流れるホウキ
 のような水栓。傾斜がついたシンクでシンク
 の中の水が排水口までスムーズに流れる設
 計。

どこにしようか迷ったが、結果的にTOTOにした。TOTOのシステムキッチンだと今あるキッチンカウンターを外さず、今よりキッチンを高く出来るからだ。

お風呂とキッチンがTOTOに決まったので、洗面台とトイレもTOTOにする事にした。全部まとめると少し安くなる事も理由だった。

そして、TOTOの勧めるリフォーム行者を紹介して貰えることを知った。

最初に考えていた水回りの商品とほとんど変わったため、改めて業者の選定から始めることにした。

リフォームをする時に始めることは家電量販店のリフォームコーナーに行くとこではなく、メーカーのショールームをまわり、何をどのメーカーの商品にするか予め考える事である、と今更ながら思い知った。そして、お掃除。

和室から洋室へのリフォームでは「リビングに面している所の壁紙が剥がれるので張り直しが必要」との事で、念願の壁紙の張替もする事になった。

家がやっと「私の家」に生まれ変わる事になった。

今から完成が楽しみだ。

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