0.5 私がnoteデビューを思ったきっかけ
アウトプットしたい、と思ったきっかけについて語りたい。
はっきりしたきっかけがある。
モヤモヤ溜め込んだままじゃ、人生前に行けないじゃんね、と思えたきっかけ。
情けない小音での放屁(「プゥフィーム……ブゥィ……」)に過ぎずとも、音がどうなど一切気にせんと、放ちたくなった、そのきっかけ。
12月23日の夜のこと(こんな最近なのかと驚く。年末年始効果ってすごいな)、
伊藤亜和さんの2冊目の単行本(『アワヨンベは大丈夫』)刊行記念トークイベントに行った。
場所は表参道の青山ブックセンター。今の居住地からはなかなかの遠出。
実は、伊藤亜和さんのことは、その時期まで存じ上げずで(だからnoteを始めて以降、「パパと私」記事のとんでもなーいスキ数に、スゲェェェ!!!ってなっている)。
きっかけは、完全には武田砂鉄さんのラジオ(プレ金ナイトのエンディング)での告知からだった。
わたくしは砂鉄ィストなのだ。
(ちなみにサディストかマゾヒストで言えば、そいつは後者だ聞かれてない)
砂鉄さんのイベント参加は、人生2回目。
(一度目は、6月に下北沢の本屋B&Bであった、クリスチャン・ラッセン本のゲストトーカーとして登壇した時に参加した。そこで本棚を見ながらぶらぶら過ごしていたら、急に生砂鉄が現れて、チキンな私は目を逸らし素知らぬふりをした……生砂鉄で意外だったのは、「長身」なことは事前知識あったけれど、ずいぶんシュッと精悍なボディの持ち主だったってこと。
もっとこう、いい意味で鈍臭そうなイメージだったのに(超失礼)、「この人普通にリアルモテありそうじゃんな。」と心の距離がちょいだけ、広がったのだった()
ああ、じゃなく。伊藤亜和さんの話。
砂鉄さんとのトーク中、強い印象を受けた言葉があった。
「情報量の多い私は、発信しないとなと……」
という趣旨だったと思う。
そこで、私のナチュボンひねくれた性格なら、いつもなら、
「あーはいはい、あなたはそうよね、発信する『価値』があるよね。」
ってダークモードに入るところだ間違いなく。
でも、ならなかった。
なんか言葉通り受け取ろうって、伊藤亜和さんの話の最初から終わりまで。
特に言語化して意識持ったりはなかったが、思えばそんなふうに聞いていられた。
その時12月事後半の私から、今の時間これ書いている私まで一貫して、こう思えているんだ。
「情報がある→書こう」。
そうだよ、私の中には、書きたい情報があるじゃないか。
私は私で、書くのだ。
ありがとうアワヨンベ。
唯一心残りは、最後の最後に「いつものひねくれ私」が魔法解けたみたく発動してしまい、その場にゆっくり残ろうって思えなかったことかな。
『アワヨンベは大丈夫』の担当編集者さんが、本の即売ブースを一人せっせとこしらえている横を、足早に通り過ぎてきてしまった。
でも、やっぱり、その場で本を買って、伊藤亜和さんと短いやりとりをする、それにふさわしい自分じゃないって、何度時を遡っても、私ならきっと毎回発想するんだろうな。
だとすれば、毎回ブースの横を足早に通り過ぎちゃうか。
まあいいか。
『アワヨンベ』は、今度読みたくなったらそのとき自分のタイミングで、地元の本屋さんで予約して買おうかな。
まーとにかく、こうして書こうって思えたその要素の一つは、あの日亜和さんの言葉を聞いたから、それきっかけだ。
自分用に書き残しておこうと思う。