私と日本の神様no2
「今日も我が家は」
鷲子山上神社
とりのこさんじょう神社
こちらは茨城県 常陸大宮町と栃木県 那須那珂川町との県境にある神社で本当に山上にあるのです。
別名フクロウ神社と呼ばれていてよく宝くじが当たると有名らしいのですがある時から私はこの神社が好きになり行くようになりました。
最初はやはり宝くじが当たると有名らしいと言う気持ちが強かったのです。
でも元々、フクロウが好きと言うのもあり那須烏山に抜けて行く道が心地よくて帰りに幾つか寄れる道の駅が魅力的だったのです。
ある時主人が、珍しく初詣でで行きたい所は?と聞いてくれたので鷲子山上神社にした時がありました。
ここは山頂から色々な方面に降りる事ができるのですが道が狭くて急な坂道が続くので対向車が来ない事を祈りながら運転するのです。
やはり、混雑していた為、何時もの駐車場では無い所に止めたので(一通、Uターン禁止の表示に従ってしまい)何時もの帰り道では無い方面に出てしまいました。
その道は特に山道で明かりなどあるはずもなくて民家もないのでした。
「ヤバイヨ!どうする?もう暗くなったら何も見えないよ、きっと!」とすると一時停止の標識に何かが止まっているシルエットが・・・
「ネェ、フクロウがいる!」と私。
「エッ?何処?」と主人。
「ほら、あの標識の所!」
「本物だ!本当に本物だよ!」としばらく車を止めて見ていますと静かに山の方へ飛んで行くのでした。
しばらく呆然とし見送るのでした。
本物の野生のフクロウを見るのは初めてでした。
こんな時、新たなエネルギーをいただくような?不思議な体験をするのです。
今まで、神社に出向いて、ただそこに居るだけで、やはりパワースポットなのでしょうか元気になれる事があるのです。
ここの神社は何時もそう感じさせてくれる所なのです。
ある時、私はあるダメージに打ちのめされてもう、どうでもいい!とこちらの神社に助けを求めて来た事があるのです。
「私、一体、何してるんだろう?」
何だか、自分が可哀想に感じてしまったのでした。
本殿に向かう正面からでなく裏のお稲荷様にお願いをする為に裏から上がる事にしたのです。
そこはちょっとした山道で紫陽花がたくさん植えられているのでした。
その日、天気は良くなくて、ポツポツと雨が降り始めるのでした。
「しまった!傘を持って来るのを忘れた!」と・・・
でも、既に駐車場からは遠くて、これは、濡れ鼠決定!と覚悟したのでした。
ところがザーっと強い雨が側に、雨の壁というか?私を避けて、目の前にザーっと、後ろを振り向くと又ザーっと降り続いているのです。
「何故?私のところだけ避けている?」
顔を上に上げても雨粒が当たらないのです。
そのまま私はジーンとして涙が溢れて
本堂に行くまでの間、そばで降る雨音が愛おしくて神様に感謝の気持ちを捧げているのでした。
「神様、ありがとうございます。」と
もう、それだけで充分なのでした。
心が何かに満たされていたのです。
私には神様がついているそう思えたのです。
くだらない人の戯言に振り回されている場合じゃないと!
決意すると力が湧いてくるようなのでした。
「もう、やめた!」とスッキリして
その人間関係を全て無しにしたのでした。
それはとても勇気のいる事でした。
でも、それから私は本当に自分が考えている事や好きな事を見つめるようにしたのです。
まず、私には大好きな家族がいる事!
友人は少ないけど信頼できる人がいる。
やりたいことはたくさんある。
それで充分じゃないか?
と思えるのでした。
以前に友人と話していて・・・
「夜明け前が一番暗いんだって、それに、人生は意外と短い!人にかまけて無駄な時間を使ってる場合じゃないよ!自分と家族の為に使わなきゃダメよ!」と
繰り返し同じ様な話しをしていたっけ
自分を一人にした当初は寂しさを感じましたでも、しかしなのです。
自由なのです。
他人を気づかう必要がないのです。
思いのまま行動していると決して一人では無いと気づきました。
それで充分なのです。
それからは参拝出来る神社は行くことにしているのです。
神様達は繋がっていると感じるのです。