新連載「魔男のイチ」ジャンプ2024年41号

所感です。今回は新連載「魔男のイチ」の感想を主に書いていきます。

「まだん」って読むんですね。「まおとこ」って読んでしまう。
タイトルだけ見て魔族の男の子が主人公なのかと思ってました。
どうやら魔女の男バージョンということみたい。

全体的な印象としては絵が綺麗ですね。

野生児系主人公

「狩りてぇなぁ」
主人公イチの思考が育ちの特殊さから社交性はあるがなかなか願望が尖っているのがこの第一話の一番印象に残るシーンではないでしょうか。一キャラクターとしては面白い。しかし善性とは違った行動原理と価値観なので王道の主人公的な魅力を求めると今のところは若干微妙と感じるかも?共感は無いが主人公として応援できるような人物像を期待したい。

どんな話になっていく?

あまり引きが強い終わり方ではなかったけど主人公の狩りたいという願望と魔法を習得する試練をこなす魔女という要素がどう絡んでいくのか楽しみではあります。主人公が「魔男」になって何をする漫画なのかはちょっと見えてこない。いや、ハンティングをする漫画らしいけど本人の意思関係なく魔男になったのでそれを主人公自身がどう感じてどう動いていくのかな。
設定的には女性キャラが多くなるのではと思いますが、魔男もこれから増えていくのでしょうか。

引っかかった部分

個人的に気になるのは突然コメディ調になるので物語の雰囲気が掴みづらいところ。バトルシーンや主人公が魔男として覚醒するラストなどがギャグっぽくなっているので、あれ?そういうノリ?となってしまった。一応、死と対面しているというシリアスな序盤があっただけに違和感というか残念感がある。最初はダークファンタジーっぽいと思ってたけど違うのかも。コメディな作風そのものは好きなんだけど…せっかくカッコ良い絵だからバチバチに決めれば盛り上がれたのに茶化してしまうのはちょっと勿体無いなと感じました。

総評

・絵が綺麗で第一話としてはストーリーもテンポも悪くない。
・イチは癖があって面白いが主人公としての魅力はまだよくわからず。
・狩るのがメインの漫画なのに王の魔法を狩るバトルシーンがややギャグっぽく進んでしまったのはもったいない。

以上、新連載の所感でした。

ほかの作品の所感も軽く書きたいやつだけ書いておきますが、前回の記事に書いたとおり、呪術とロボコ以外はカグラバチ以降の作品しか読んでないのであしからず。

カグラバチ
正直なめてましたわ…。まさか一話でこんな情緒乱される話をぶっこんでくるとは思わなくて驚いた。クズを斬るってことは、クズだと描くために良い奴が犠牲にならなきゃならんのだ…ってことですか!敵キャラのビジュアルはちょっと真人に似てると思ったのは私だけではないはず。たぶん駅のホームというロケーションがそう思わせている。

キヨシくん
最近全体的な優しい世界のノリがだいぶキツくなってきたな…と感じてきた。例えるならロボコのモツオとガチゴリラの友情回を毎回見せつけられると流石に正直くどいと感じると思うんですよね、それに近い感覚。棺くんはかなり好きなキャラです。

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