社長令嬢と貧困な僕

この記事を読んでくださってありがとうございます
今回は、前回お話しした理解されない痛みについて僕が生きていく中で味わった痛みをお話ししたいと思います。
共感できる方があれば幸いです

まず、僕は生まれた時から家が貧乏でした
当時流行っていたDSを買ってもらえないが故にポケモンもあまり知らない小学生でした。
みんなDSを持っていて、自分だけDSを持っていない所をたまたま妹が見かけ、母にお兄ちゃんにDS買ってあげてと泣きながらお願いしたという話を大人になってから聞きました。
しかし、小学生の頃はゲームやお金なんかなくてもサッカーボール一つあればなんとか楽しめたのです。
しかし、大人になって大学生になった時でした。
僕はもちろんお金がなかったので学費は400万の奨学金。大学に通いながら、朝までバイトをしながら通っていました。しかし周りには、学費は全部親に払ってもらい、一人暮らしの家賃や光熱費も払ってもらっていたりと、かなり家庭環境での格差が物言うことを目にせざるを得ませんでした。そして、僕は大学生の時に彼女ができたのですが、その子がまさかの社長令嬢だったのです。そこから僕の苦痛の全てが始まったのです。

貧困家庭育ちと富豪育ち
家庭環境や価値観はもちろん正反対
とてつもない苦痛でした。
その子は元気いっぱいで顔も可愛らしくアイドルみたいな子で優しくて大好きでした
その子の部屋で同棲みたいなこともしました。
しかし、僕は大学に通いながら朝までバイト。
彼女はバイトする必要がないので家で映画やドラマを見る。部屋にはブランドだらけの物
一緒に生活するにつれて、自分の惨めさ、哀れな環境を恨むようになったのです
お金があればこんな苦痛を味わわなくて済むとか、好きなものを好きなだけ買えて幸せそうだなって思いました
それと同時に彼女に対しても妬むようになりました。
ただ何も考えず一緒にいたいだけなのに
周りに相談しても、比べちゃダメだよとかその人が特別なだけでご飯食べれない人もいるんだよか
ありきたりに返されたり比べるなと言っときながら比べて返される。
そんな苦しみを味わったことある人が少ないが故に誰にも理解されなくて本当に苦しかった
好きなのに傷つけてしまうし自分も傷つく
環境と親を憎み、もっとお金さえあれば
そう思うようになってきたのです。

環境を自分で変えるしかないと思ったが、まだ大学生なのもあって。でもここで変わらなければ何も変えられないと思い、バイトじゃたかがしれていたので投資を勉強し始めました。
寝る間を惜しんで投資について勉強して。
しかしそんな簡単に行くはずもなく失敗してしまった
元手がなかったのでアコムを契約して借金してまで投資をしてしまった
あぁ、なんという醜態。
僕はつくづく非力で何もできない可哀想な人間だと責め込み続けた
この不平等な世界、環境、自分を恨み続けた
なんとも哀れなんだろうと
そして誰にも理解されない悲しみと痛み
そして僕はうつ病になり、大好きだった彼女に別れを告げ、全てを失った

まぁなんとも怠惰だね自分


いいなと思ったら応援しよう!