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くらもとの創作物3.5

はじめに

なぜか別れざるをえなかった悲しい記事です。前回はこれ

 ともかく、続きです。

ある再会のシナリオ

 会話形式ですが、内容がとてつもなくショートです。習作とさえ言えない試作ですね。こういう形式のちゃんとしたお話もいつか書きたいです。ともかくこれはぼんやり風景。

永遠の課題

 私小説です。これを書いているときはギロチンのことばかり考えていました。なんでかは覚えていません。

明中無用問答

 これは芥川龍之介『暗中問答』のパロディです。『暗中問答』『十本の針』は遺稿の二字光るだけあって、凄まじいものとなっています。暗中問答のラスト、「僕」が一人で叫ぶ台詞は、悲しい迫真さがあって、見ていると苦しくなります。おすすめです。

炉辺の幸福

 クリスマスものです。パロディ元は言わずと知れた『マッチ売りの少女』売文の徒とさえなれない文学青年は、なかなか悲惨なものがあります。小説で提示した音声作品は、執筆時に聴いていました。なかなか凄まじい破壊力があります。初めて鍋パの場面を聴いたときは本当に嗚咽が漏れて、驚きましたね。

落穂拾い

 名前のパロディはミレーの名画から。落穂拾い、イメージより金色じゃなかったので驚いています。完全に夕暮れどきだと思っていましたけど、それって多分『晩鐘』とイメージ混じってたのだと思います。バルビゾン派、ハドソン・リバー派。あの時代のロマン的風景写実主義はなにやらカッコイイ派閥名でいいですね。

おわりに

 様々模索して、色々書いています。楽しんではいますけど、面白い作品が作れているのかは、甚だ疑問です。カクヨムなどにも「笠井 野里」名義で投稿し始め、結構お熱なような気もします。まだまだ読書量が足りない(本棚さえ持っていないレベル)ので、がんばりたいですね。
 パロディが多くなっていたので、もっとオリジナリティ溢れる作品を作りたいのですけど、いま書いているのが地元のかぐや姫伝説の改変とドイツの勿忘草伝説の改変(両方地獄のような行き詰まりをみせている)なので、中々パロディをやめるにやめられないという状況です。ストーリーテラーたる資格がない! ウンウン唸って考えることとします。


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