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休む休む…

休む休むサギの文子です。戻ってきました。
早。
というより、頂いたコメントやスキに感激して、テンションが高まり、やはり詩が書けないなりにその頃の詩として詩作してもいいんじゃないかとか、詩でなくても何かしら書いていたい、と、思いました。
お騒がせしてしまいすみません。またどうぞよろしくお願いします。


詩集について、やはり、言い残しておきたい想いが湧き上がります。
蝶々は、生、死、再生をあらわすモチーフです。わたしは、30代前半で、鬱、アルコール依存になり、当時の仕事も恋も棄て、そして月日は流れました。
気づけば40代になっていました。健康を取り戻したと思える日々を送り、やはり恋をして、破れて、また好きな人に胸を高鳴らせています。
身体に刻み込まれた傷痕が、意味を探し出します。

ひとは、とてつもない失敗をしたり瀕死になるほど傷ついたりしても、一回心が死んでも、生き直すことができる、と、今のわたしは言いたいです。

勢いだけで作ってしまった詩集ですが、刊行から半年が経ち、ようやく読み返せるようになりました。半年が経ち、尊敬する人がこの詩集を良いと言ってくれてるのを知ったり、認めてくれる方が現れて、なくしかけてた自信が少しずつ戻ってきました。

坂本さんがAmazonにレビューを書いてくれました。感謝申し上げます。ご了承を得ましたのでご紹介します。皆さまも、よろしければ、書いていただけますととっても嬉しいです。

「この詩集のタイトルに惹かれて
手にとりました
蝶々の篆刻 篆刻とは印章のこと
まさにこの詩集に収められた
一編一編の詩篇はどれもこれも
作者が身体に刻んだ
痛みと愛と愛をそれでも希求する
印章と印影の物語でした
詩集を読まない人
詩人が苦手な人に手に取って欲しい
とても柔らかくて
愛に誠実な詩集です」


私の、気に入ってる詩をご紹介します。詩集はボリュームがすごいので、まだまだご紹介したいのですが。笑笑


「ピンク」

普通に生きてただけなのに
普通に壊れちゃって
普通に息してたのに
普通に狂ってきちゃって
普通に歩いてただけなのに
普通に溺れていっちゃって
でもあなたを見つけたのだけは
普通じゃなかった
でもあたし落下してくのをとめられなくて
あなたを救おうとするのはやめたんだ
奈落の底にあたしが行き着いたら
世界が転変して天国に行き着いたら
あなたにビートバンを渡してあげる
ピンク色に染まった世界で
愛を歌えるように
もう二度と父親を撃つ夢を見なくてすむように

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