思いがけないプレゼント
noteをお休みしますという記事をアップしたら、奇しくもその日、坂本さんがわたしの詩集をお迎えくださった、という記事が上がりました。なにこれ?神さまからの、ギフト?嬉しすぎるんですが。
お休みするつもりだったけど、たまらずにアップします。はあああう、これだからnoteは、、!
詩集について、あれこれ、言いたくなって。なぜ蝶々なのかとか、なぜ篆刻(てんこく:木、石などに印をほること)かとか、言いたいことがたくさん溢れてきたのだけど、坂本さんが言ってくださっていて、ひとまずは、坂本さんの記事をご覧いただきたいと思います。(ご了承得ています。)
「まさにこの詩集に刻まれた言葉ひとつひとつが 文子さんが身体に刻んだ
愛と血の印影だと思います」
「愛に痛がるのも
愛に迷子になるのも
愛に酩酊するのも
大人にしかできないことだから」
愛と血。
嬉しすぎます。
泣きますよ。
今となっては苦しくても、確かにあった在りし日のロマンス。片恋でもたしかに胸を高鳴らせていたあの日。
憎いけど愛してもいる家族のしがらみ。
そういったものが、詰まっています。
また、わたしからも、抜粋して、ひとつの詩をご紹介します。
「嵐」
嵐に淋しさをみる人がいてもいいなんて
思いもしなかった
深い悲しみが絶望といわれてることも
すっかり忘れていた
あの人にはあの人がいることも
私を思い出しもしないだろうということも
本当はわかっていた
風の強い雨の日
嵐
淋しくていいんだって思った
激しい雨風がかえって
淋しくて
泣けなくて
永遠のような風と雨の音だけを聞いていた
嵐
わたしは通り過ぎた雨粒
涙が心の中に落ちた
晴れたらば
虹が来てくれるでしょうか
虹はあなたでしょうか