帰りに江戸川河口に寄った
早く仕事がひけた。
まだ、時間もあるし日が高いので寄り道して帰る。
江戸川河口は二俣新町からは2kmくらいで、東京から来る場合は、妙典か塩浜できた方がいい。
残念ながら満ち潮の最中で本格的にはできない。
むしろ、出来心で来てしまったのだから、大きなことは望めない。
私自身、ここのは余り環境を信用していない。
行徳では海苔を作っているそうだが、東京湾奥の奥である。
上流の幾つかの県や自治体から合わさる河川の合わさったものが、ここに流れ込み、海にそそぐ。
要は江戸川の「美味い水」なわけだ。
牡蠣はフィルター機能に期待して、自治体が居着かせた話がある。
プランクトンならいいが、化学物質なら牡蠣の肝(きも)がどうなってるか?を考えたくない。
あとは、個人個人の生理的な問題になる。
私は食べない。
ダラダラと引いたり満ちたりの、中潮らしい。
大潮は一気に引き、一気に満ちるが、他の潮はこんなもんなのだ。
ここは、色んなのがいる。
魚類はともかく、あさり、マテガイ、しおふき、オキシジミ、はまぐり、イシガニ、ワタリガニ、アカエイ…
まれに、マテガイや別の貝が大量に湧くことがあるが、年によってダメなこともあり、自然相手だから約束がない。
誰かが〇〇は良く採れるといっても、彼らの目には〇〇しか入らないから、自分の目当てにできるものなど実際に行けば別にできるかもしれない。
さて、満潮のなか作業着の裾をまくり上げて、サラサラした砂をかいてみる。
たぶん、築地…いや、新豊洲なら数千はいくかもしれない。
チェーン店の貝焼き小屋でも、ホタテやサザエ、ホンビノス貝はあるが、はまぐりが出るのは稀であろう。
貝類というのは、分からないもので、どこかにいれば居るのだが、居ないとなればホントに居ない。
昨日採ったところに、別のが居るというのは、結構ある。
生物学的には空白になったニッチの補填とでもいうのか?
かなり満ちてきたので引き上げる。
おそらく、妙典あたりが海水の入る限界なのか、あそこまでホンビノス貝やら牡蠣がいるようだ。
そこから上はウナギとかバスがいるらしい。
ちょっとした、海遊びには良さそうだが、初夏特有の微生物のすえた匂いがした。
それさえ、何とかなれば妙典スーパー堤防に匹敵する遊び場に違いない。
大袈裟でないBBQもどきくらいは許されるのではないか。
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