石川地震(オリジナル文章)
年始から北陸が大地震で覆われた。
1番よいのは、SNSを災害用にしてしまい、個人の利用は控えることだろう。
エックスなどでは、瓦礫に挟まれたり、家に潰され身動きが取れないなど、痛ましい「いま」が流れてくる。
北国特有のしっかりした家の造りが災いしたのかしら。
これからは万博で湧くよりも、被災地の手入れである。
地震大国に加え、季節が悪い。
手足が悴(かじか)み、身体が寒さで重くなる最中の天災である。
プラスアルファ要素のある中で、生活を建て直さなければならないのは、よりエネルギーが要るだろう。
阪神大震災や東日本大震災での経験が役に立つだろうか。
しかし、火事場泥棒や被災地での見えない事件もあるはずだ。
よく、暴動も暴力も起きない優しい国など、言われるが、やはり聞いてみると、強奪されたり乱暴されたりという話を聞く。
天災は文化の天版を剥ぎ取り、本能や野生を剥き出しにする。
数字やデーターが、どうも信用できないのは、微罪、見えないこと、隠れていることが入っていない可能性があるからだ。
被災したら、アフリカになったと思わなければならない。
内戦でいのちの危機がすぐ隣にあったり、安全水準が平時ではないと思わなくては、綺麗事では済まない気がする。