失敗の本質を読みかける
失敗の本質を読み始めた。
いずれ、読まないといけないと思っていたが、勢い、この機会に読んでしまおうと、始めた。
昔のこととはいえ読みにくい本だ。
私の読解力に欠陥があるのは分かるが、書いている人間の研究熱が伝わってくる。
触りしかまだ読んでないが、凄く印象深いのは、本部と出先の連携が取れていない点だ。
むしろ、出先の強さに本部が及び腰になり、強く言えない部分を読んで感じた。
家庭内暴力で暴れる娘や息子、DV被害に苦しむ妻の図が容易に思い浮かぶ。
強いものに従えが感じられる。
現実的な作戦はどうか?
山本五十六が指示を出し、理解していない、いけないコミュニケーションが読み解ける。
山本は外国で勉強した話を聞くが、それでも部下はおろか中央にも、実感として伝わっていなかったのではないか?
ゆえに、楽観的で希望的観測が働く。
一番、印象的に感じたのは指揮が取れない中央と、現場の図だ。
中央または派遣された将校など…エリートとしては、頭がいいのだが、臨機応変が効かない。
あるいは、統率力がなく、勝手に作戦実行をしてしまう現場の人間、という図も読み解ける。
まだ、読み始めだから何とも言えないが、日本人が集団主義なのか?疑わしくなってくる。
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