人間は感情の生き物である
むかし、どこかで「医者ですら感情の生き物である」という話を聞いた。
いくら頭が良くても、ものごとは感情…好き嫌いや快不快が、その人間の奥底で蠢いているという。
また、如何にも知的に語っている者でさえ、いまは知的に語っているかもしれないが、少しの感情のブレで語る内容がポジティブにもネガティブにも傾くかもしれない。
しかし、そう考えてみると、世の中の流行や事実から物事を語る者ですら、自分の快不快や機嫌の善し悪しで、流行(や観てきた事実)を語る内容も変わってくるのだから、まずは自分を知ることだろう。
要は機嫌が良いか悪いかはブレである。
なるべく、平常心でいたいが、近くにブレ幅が大きい者がいれば、やはり自分も影響を受ける。
機嫌が良ければ、流れるように良い言葉が出てくるが、機嫌が悪ければとんでもないことを口にする。
仕方ないことでも如何にブレないか?なのだが、その人間の神経質の度合いや過敏性、自信のある無しで、相当変わってくるだろう。