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ポピュラー音楽理論その7
コード進行の王道パターン
これまで紹介してきたコード理論のおさらいとして、よく使われる王道のコード進行をいくつか紹介していきます。keyはメジャー、マイナーともに全てCです。
1.メジャーの循環進行
まずは一番基本的なT→Do→Tという進行があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1673872474034-RvvRA0Kf83.png?width=1200)
これをⅡⅤに分割したものがこの進行です。
![](https://assets.st-note.com/img/1673872511154-ApJ3qJLFNz.png?width=1200)
ここではどのコードも完全5度の音を省略(omit)しています。5度はこれらのコード機能に影響を及ぼさないのと、鳴らす音が多すぎてサウンドが重くなってしまうため、省略されることがよくあります。
また全てのコードに♮9thというテンションを付加しています。テンションの定義として「コードの調的機能を崩さない音」というのがありましたね。
例えばCM7にとっての11thはFという音で、これを付加するとサブドミナントの機能が生まれてしまいます。またコードトーンの長3度Eという音と半音でぶつかってサウンドが濁ってしまいます。
逆にDm7にとっての11thはGで、調的機能やサウンドを壊しません。なのでここではDm7(11)も可能です。
ここにSDへの5度進行となるT代理のⅥm7を前に置き、さらにⅡm7にかかるSecDとするとこうなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1673872648297-iLLq7Zaez1.png?width=1200)
通常Ⅵ7まで分割することはあまりないですね。この進行はG7というドミナントから、最初のCM7というトニックに戻ってずっと繰り返すことができます。これを循環進行といい、ジャズからポップスまであらゆる音楽に見られる王道の進行です。
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