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バストダーツをアームホールに逃す方法「完結編」
こんにちは!新年度を迎え何かと環境が変わった方もいらっしゃるかと思いますが、私自身、新しい環境にも柔軟に対応出来る様に心身共にゆとりを持って挑みたいと思っています。
オンライン・パーソナル・パタンメイキング・レッスン
「Studio di Felice」主宰の坂元です。
今回は「衿」をテーマと予告していましたが、バストダーツをアームホールに逃す取り扱いが日常的に良く使われるテーマでしたので「衿」の投稿後に予定にしていました
バストダーツをアームホールに逃す方法「完結編」
を繰り上げ、またキモノスリーブやドルマンスリーブの肩線操作のヒント、ダーツレス原型、Tシャツへの応用の可能性として投稿致します。
そして、今回の記事は、途中から有料記事となる事を悪しからずご了承願います。
★お知らせ★
いつもStudio di Feliceの「note」をご覧くださりありがとうございます。
お陰様で総閲覧が13.000ビューに迫る勢いです。
Studio di Feliceを立ち上げて4年目に入り、レッスンご予約も増え少しずつ私の発信が皆様へ届く事が多くなって来たように感じています。
そして、2024年度「弥生会6・7月度例会」の講師としてお招き頂き、7月度のテーマでもあります「ボトム・パンツ」でお話しを致しますベースとなるStudio di Feliceオリジナルテキスト再販受付を6月25日(火)〜7月16日(火)までStudio di Feliceホームページ専用フォームで受付をしています。
テキスト受付期間中は公式LINEより「テキストサンプル希望」とお寄せ頂きましたら、表紙〜7ページまでをお送りしています。
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「苦手意識をなくしたい!」
もっとパターンを楽しみたい!方は是非お申し込みをご検討下さい。
バストダーツをアームホールに逃した時の身巾の変化
以前、バストダーツをアームホールに逃すについて2つ記事を投稿致しました。
初めて私のnoteにお越しの方は是非ご覧ください。
前回までのおさらい
前回までのポイントは
1.バストダーツを取ると、ダーツ分量により脇面の方向が変化する。
2.バストダーツをアームホールに逃すと、脇身頃(脇面)が身体から離れる為、
身巾寸法を補う必要がある。
パターン操作のおさらいをしますと、バストダーツをアームホールに逃した分量から求めた目安の身巾不足寸法を前後脇で同寸法補い、アームホールが崩れるのを防ぐ為に釜巾が必用以上に広くならない様にバランスを取ると言うものでした。
そこで下の写真を見てください。
前回までのバストダーツをアームホールに逃す事により、脇で不足するゆとり分量を胸巾・鎌巾・背巾と均等に配分しアームホールが崩れないバランスを取った状態ですが、そうすると実は胸巾が背巾よりも広いバランスとなります。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49161493/picture_pc_965b2e9ea75fa75cd91202fb01d06d44.jpeg?width=1200)
これは、バストダーツをアームホールに逃がしたとしても、前身頃の胸巾にはバストダーツ分量(寸法)が残ってしまうことから、このようなバランスになってしまいます。
★バストダーツ分量をダーツとして縫い込む、又は切り替え線で処理される場合
は、この分を取り除く事になりますので、胸巾は背巾よりも広くなることはそ
うありません。
傾向として胸巾:背巾は姿勢等による鎌巾位置=腕の付く位置に左右される事に
なります(厳密にはバストダーツ分量・姿勢による前丈、背丈も変化します)
屈伸体では胸巾は狭く、反身体では胸巾は広くなる傾向が見られます。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49878054/picture_pc_29bbf88bf2708f42efc04cbb38c1ff93.jpeg?width=800)
もし仮に、前身頃アームホールを「要」の位置で背巾よりも狭くなる様に描くと前アームホールをくりこんだ形となり、鎌巾が広くなるバランスとなってしまいバストダーツをアームホールに逃すことによる身巾不足を脇で補ったとしても釜巾バランスを崩すことになってしまいます。
そして、結果的に広くなった鎌巾はアームホールが腕に当たるところまで崩れ落ちてくる事になります。
「バストダーツをアームホールに逃す方法 part2」1.身巾バランスを考えずに〜の写真を参照願います。
下の写真は、バストダーツをアームホールに流してもバストダーツ分量が胸巾に残る部分を表しています。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49648082/picture_pc_df2934098bcecb06448e58569609e66c.jpeg?width=1200)
前回の操作で身頃バランスを取った脇面の落ち着きを見てみます。
★写真は腕を下ろした時に脇面が腕に押された状態を再現さる為に前後「要」の
位置にピンでボディに留めつけてあります。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49274044/picture_pc_77d323c2f003ef00207124f23ba6d6ec.jpeg?width=1200)
前後バランス、アームホール、脇面の崩れは無く、落ち着きを保っていますが、ボディ(身体)に対して脇の面がほぼ並行になり、腕の日常的な可動方向に対しては、結果的にやや胸巾が広いバランスの為に腕を動かす時に身頃アームホールに当たりやすくなります。
ここまでは、バストダーツをアームホールに逃した時の身巾変化の傾向と身頃が崩れない様にバランスを保つ為の内容でした。
そこで、ここからさらに話を深めて参ります。
そこで、同様にアームホールにバストダーツを逃し、必要最小限のゆとりを加え、なおかつ、ダーツ有りと同様の胸巾:背巾バランスを加えた状態と比較してみます。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49274060/picture_pc_a63fdb5115ccd8ea5f626cff410674ff.jpeg?width=1200)
前後巾出し調整をした状態の脇面はバストダーツを取った時の原型と同様に、前に向かって沿うように落ち着いています。
そして、加えられたゆとりは前回の半分の分量となっています。
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