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思考と感情の深い関係
こんにちは、心月です。
今回のテーマはボクたちの“ご機嫌”に関係する《思考と感情のカラクリ》について。
目次はこんな感じになっています。
感情的になってしまう自分は好きですか?
ボクたちはつい、ネガティブなモノゴトに対して、目の前の相手を責めてしまったり、怒りの感情が出てきたりしますよね。
「あの人のせいだ!」
「アイツがこうだから私の機嫌が悪くなるんだ!」
と、ついつい自分の感情の原因を他者に見出して、責任転換してしまうこともあります。
キーッと怒りが出てきたり、キツい言葉を投げてしまったり……
ときには感情むき出しにしてしまうこともあるでしょうか。
これは、ご機嫌とはほど遠い、不機嫌な状態ですよね。
もちろん、怒っちゃいけないわけではありません。
そのときの素直な感情であれば、これは自然の摂理なので良い・悪いはないのでどんどん出し切ったほうがベスト。
でも、ネガティブで怒りっぽい自分や、他者に攻撃しているときの不機嫌な自分って好きじゃないですよね?
《つい感情が爆発してしまう》とどうしても、モノゴトの悪い面、自分の嫌いなところ、他者の悪いところ“だけ”に注意が向いてしまうようになってしまい、感情もネガティブになってしまうんですね。
そんなとき、感情的になってしまう自分を嫌いになったり、罪悪感を感じる人もいるかも知れませんが、その必要はありません。
なぜかというと、シンプルに「しくみ」だからです。
あなたのせいではないんですね。
「COCOPOIROOM」が提供するのは、ひとりひとりにとって最高のココロの状態とそのしくみです。
ココロの状態が整い、パフォーマンス高くいられると、モノゴトを深刻に考えすぎたり、人間関係でガマンしたりせず、好きな仕事に集中できたりパートナーと最高の関係を築けたり、主体性を持って願望実現していくことが可能になります。
つまり
・自分の素直な気持ちをちゃんと言える
・感情に流されず自分の本音からスタートできる
・直観を信じて行動に移せる
・他人の視線ではなく、自分の感覚を優先できる
・いつものクセがなくなり自由度がUPする
・深刻さがなくなりご機嫌でいられる
といった変化を実感できます。
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まずはベースとなっている前提をチェック
思考と感情のお話をする前に、「意識の階層」をもう一度見てみましょう。
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前回のコラムはこちらで復習できます▼
ボクたちの感情は、無意識の状態や価値観などと深く関係しています。
たとえば、AさんとBさんとでは、同じようなことがあっても、まったく違う感情が生まれることがある、みたいな感じです。人それぞれ無意識の解釈が違うからこそ感情は色とりどりで、ボクたちが生きる世界は個性が溢れているんですね。また感情は、ほとんどの場合、思考とセットになって出てきます。
悲しみを感じながら、「どうしてこんなに苦しいのだろう」、「嫌だな、辛いな」「早くなんとかしたいな」と考えたりしますよね。
思考と感情とは深く関係しています。つまり感情が変われば思考も変わるし、思考が変われば、感情も変わります。
けれど、この2つのどちらとも、解釈(思いこみ、ルール)や価値観が変わる必要があります。
解釈(思いこみ、ルール)や価値観は、さらに深いボクたちの“前提”が作り出しています。
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「私はできる」と言う前提のAさんと「私はできない」と言う前提の Bさん。この2人は前提が違うため、モノゴトや出来事、言葉などに対する価値観や解釈も違います。
日常の中で起こる様々な思考や感情と、それらのベースとなっている前提のつながりをチェックしてみましょう。また、それらのうち、どれかを変えてみると他の感情も変わっていくイメージを感じてみるのも一つの方法です。
前提が変わると思考や感情が変わるしくみを活用して、逆に感情から新しく設定してみても良いでしょう。
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やり方は簡単です。
「もしこの出来事に対して嬉しいと感じるなら、どんなことを考えるかな?」と予測してみるのです。
最初はノートに書き出してやってみるといいかもしれません。
冒頭に書いたように、ボクたちは「脳のクセ」があります。そしてこのクセがかなり強力なんです。
ですから、慣れないうちはノートや携帯のメモに言葉にしておくのがオススメです。目に見えるカタチで残しておくと間違った思いこみや古いクセが理解できやすくなるからです。
また、書き出すことで、ついついやってしまう自分の持っているクセを一歩離れて遠くから観察してみる練習にもなりますよね。
そうしていると自分の思考や感情、前提は、自分の“意思”によって変化することができるんだ、と言うことを覚えていきます。
さらに習慣化していくと書き出さなくてもその切り替えができるようになるので、感情が暴走することがなくなってゆくのです。
これが、最初のゴールです。
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自分自身との関係が世界に現れるってホント?
“あなたの内側が現実の世界を創っている”そんな事を見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか?
イメージしてみてください。たとえば、身近な人、同僚などといった人たちに対して”いつも感じるネガティブな感情”があったとしましょう。
その感情の先には何がありますか?
それとも、その感情を生み出す”相手の行動”が先にあるのでしょうか?
このとき、思考(アタマ)は、後者が先だと思ってしまいます。
「あの人がこういうことをしたから、わたしはこういう感情になったの!」「あの人がこうだから、いつもこういう気持ちになるの」
というような思考回路になっている場合、自分の感情が後で、相手の行為が先だと思ってしまいがちです。
ですが、残念ながらこれは逆です。
つまり、自分の感情が先。ボクたち、人間をたらしめているものは、どこまでいっても《感情》なんです。
あまり知られていないのですが、実は、その感情は”誰に対する感情なのか”は、あまり関係がありません。
そして、ほとんどの場合が、「自分自身との関係」によって生まれる表に出てこない感情です。
ですから、”あの人のせいで”生まれた感情というのは、そのほとんどが錯覚でしかありません。
怒りの感情が先にあり、ボクたちはその感情をベースに、他者の言動に何かしらの原因を見出すのです。
ボクはこの「しくみ」を知ったとき、本当にびっくりしました。
これは、つまり、マトリックスの世界なんですね。
内側と外側の一対。
コインの裏と表。
陰・陽セットでひとつ。
人間の脳は本当に理由づけがうまいので、意識していないと気づけないのです。
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錯覚から抜け出すたった一つのルール
何度も言いますが、これは「しくみ」です。
怒ってしまうあなたを責める必要はありません。
そう覚えてしまえば、まずは深刻さから離れられますね。
ボクたちは、親もふくめ、今までの教育で心理リテラシーがありませんでした。つまり、普通に生きているだけでは、脳が創り出すイリュージョンに気付けずに振り回されるだけになるのです。
たとえば、「あの人のせいだ!」と現実が見えている場合。
ついつい他者に感情的な原因のきっかけを見出して、どうしてもその相手に感情の責任を転嫁してしまいがちです。
「あの人のせいで私はこんな気分になったんだ」と、自分の気分や自分の感情の責任を取ってくれ!とばかり”ココロが相手次第”になってしまいます。
逆に「しくみ」を知っているだけで、理不尽に見える状況であっても
「ああ、そうか。これは相手の言動を見て、私がもともと持っていた感情をくっつけて解釈しているだけなんだなあ・・」
と自己観察することができます。
そうすることで、“感情は感情として残ったまま”相手へ向いていた意識が、自分の方に矢印を向きなおします。
そこでやっと気づくことができるんですね。
自ら心理リテラシーをつけよう、とボクが推奨するのはこのような理由からでした。
あなたが、自分の感情の責任をついつい他者へ転換させてしまうのは、人格の問題ではありません。
仮に、自分自身を責めてしまっても、あなたが悪いわけではなく、ただの脳のクセなんだ!と思えておくだけで気持ちが楽になりませんか?
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思考と感情のコントロールをするために
とは言え、感情のアップダウンが大きく「あなたらしさ」から遠のいてしまっていては、100%ご機嫌な状態ではないですよね。いちいち感情が揺れていては心地よくない時間を過ごすことになります。
その状態でいることを気づけずに、ガマンしたり、外部に翻弄されてばかりでは、自分らしく生きることから遠ざかってしまいます。
ですから、他者に感情の責任を取ってもらいたい!と思った時ほど、気をつけてみる必要があります。
感情が揺れたとき、それを観察しながら、落ち着いて冷静になったときに矢印を自分に向けて集中する時間を取ってみましょう。
◎現実をどう捉えていて、その前提はなにか?
◎本質的にはなにが隠れているのか?
◎無意識の領域ではどんなことが起こっているのか?
ゆっくり分析してみるのです。
たとえ嫌なことが頭を支配したときでも、正しく対処しながら恐れを愛に変換し、ネガティブな感情を受け入れ、緊張や不安、圧力など、その状況を優しく解くことができるチカラをあなたは持っています。
まずは前提や状態、でしたね。
問題だと感じることが起こっても、そこからノイズを見つけてスルスル紐といてみると、いかに自分の本音から生まれたものではないことがわかります。
これは「お勉強」ではなく、トレーニング。
能力ではなく、回数。筋トレと同じなのです。
サラーっと読んだだけでは、「なんかいいこと聞いた」となるかも知れません。
1回だけセミナーを受けても「わー楽しかった!」という気持ちだけで、本当に自分の意識が変わっていってないことが多々あります。
なぜかというと「回数を繰り返すこと」ができないからです。
noteでお届けしている「COCOPOIROM」は、毎回各テーマごとに「ココロのポイント」を解説し、何度でも読み返すことができます。
内容はひとつひとつで完結していますので、気になったものをお読みいただいても大丈夫です。
なんとなく読んでいるうちに、自然に「ココロのしくみ」について目覚めてくるので、気がつくとココロの状態が良くなり、思考と感情のコントロールができるようになります。
「COCOPOIROM」を通じて、みなさまの潤いの時間がもっともっともっと増えますように応援しています。ぜひ、お楽しみくださいね!
いま抱えている課題はすべて解消され、自分でいることが大丈夫になり、深刻さをなくし悦びから人生を描く方法はこちらのコラムで書いてます!
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