“お母さんは不幸”の心理とは? わたしたちがアドバイスしない理由
こんにちは、COCOPOIROOMスタッフのMAKIです。
今回は、自分を責めるクセがあって、ついそれを繰り返してしまうというひとにお役に立てる内容をお届けしたいと思います。
ピン!と来たひとはぜひどうぞ最後までお読みくださいませ!
わたしたちの活動詳細はこちらに記載させていただいています▼
■自分をもっと優しくしね!ってアリですか?
では本題です。
『自分に優しくしないといけないってわかっているのにできない』
『自分を愛して受け入れなきゃ、と思っても、つい自分を卑下してしまう』
こんな気持ちになってしまって悩むひと、少なくないようです。
では、なぜいつまでも同じような悩みが終わらないのでしょう?
心理カウンセリングの現場を見ていると、年齢性別問わず自己否定に悩む人の特徴があります。それは
●自分を卑下したり、「ダメなヤツ」と責めてしまう
●努力をしているはずなのに、いつまでたっても自分を好きになれない
●自分にとても厳しく、等身大以上の仕事をしがち
ざっとこんな感じです。
でも。自分のことを否定する人、自分のことを悪く思う人について
「もっと自分に優しくしましょう〜」とか
「自分をほめてあげてくださいね!」
とアドバイスするカウンセラーって意外に多いと思います。
実際、わたしも出逢ったことがありますが、そういうアドバイスというのは、そもそも個人の主観であり、それゆえに再現性がありません。
「その場の雰囲気」によって一時的に気持ちが楽になる人はいると思いますし、共感性が強いひとには効果があることも一理あります。
ですから、そういう方向性がダメだと一概には思わないのですが、わたし自身がそのようなアドバイスをすることはまず、ありません。
それはなぜか?
「自分をもっと優しくしね!」といったような、インスタントな言葉だけなら、友だちやパートナーに言って貰えばいいのでは?と考えているからです。
大切なカウンセリングの時間をそんなイージーに消耗したくありませんし、その場限りの役目を演じただけの「相談ごっこ」みたいになるのは萎えてしうんです。
■“お母さんは不幸”の心理とは?
『自分に優しくしないといけないってわかっているのにできない』
『自分を愛して受け入れなきゃ、と思っても、つい自分を卑下してしまう』
このような自己否定、自己卑下に悩む場合、なぜいつまでも悩みが終わらないかというと実は、隠れた理由があります。
何かというと・・・
自分を卑下したり、自分を悪く思ったりすることによって、実は、《自分に欠かせない》と無意識に信じている何かを得ているんです。
大切な何を得ているのかは人によって違います。
よくあるケースをいくつか挙げると・・・
子どものころ、“お母さんは不幸だ”と感じて育った人は
自分だけが幸せになると、その不幸な親を置き去りにして見捨ててしまう、という無意識の信念があり、自分の幸せにブレーキをかけます。
親から『あなたはダメな子だ』というメッセージを受けて育った人は、
潜在意識に信じていることがあるので『親の求める完璧な自分になればいつか親から愛をもらえる、という思いこみがあります。
大人になっても、親の『あなたはダメな子』というメッセージを取り入れている限り、親と心のつながりが保てる、と。
また、そうしてがんばり続けることで『親の愛が得られる(かもしれない)希望を保っていられる』
無意識にこう信じている人もいます。
『本当は、自分の中の怒りのエネルギーに触れるのが怖い。
だから、人に腹が立ちそうになったときには、自分が悪いんだと考えないと人に腹を立てて爆発させてしまう。』
『そんなことになったらすごく怖いから自分が悪いと信じるほうがマシ』
『自分が悪い』と先に人に見せることで、人から批判されないよう予防している』
そんなこともあります。
■すべて自己防衛でした
人が自己卑下したり、自分を責めるクセから抜けられない原因は他にもたくさんあります。
そのように自分を卑下したり自分を責めたりする人は、自分を粗末に扱っているどころか、そうすることによって実は、これ以上傷つかないようにと精一杯自分を守ってるんです。
そして、この場合、自己卑下の元にある心の傷が解決されないかぎり、
『自分に優しくしましょう』『自分をほめましょう』
とアドバイスしても、深く純粋な変化は生まれづらいだろうと思います。
これら、自己卑下のモトにある心の痛みに光を当てて根っこから癒してゆくプロセスが必要だからです。
なによりわたし自身もかつて経験していたことでした。
もう傷つきたくないんだ。
そっとしておいて。
じっとして嵐が過ぎ去るのを膝を抱えてまっているのが安心なんだ。
そうやって自己防衛しているとき。
その人は自分を精いっぱい守っているし、全身全霊の愛を弱い自分が受け取れるよう、必死でがんばっているんですね。
だから、優しくできない、とご自身を責める必要はありません。
過去を引きずって悩んでしまう自分も、後悔してしまうことも、
怒りを感じることも、恥ずかしいことも
ぜんぶ、ぜんぶ、ご自身からの大切なメッセージです。
これら、深い部分からのココロの声をひもとき、成熟した自分自身を育ててゆくのが「COCOPOIROOOM」の活動です。
今後は、リアルワークショップをやっていこうと思いますので、ご興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。私たちと一緒に現実をアップデートしてゆきましょう。
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