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LOLグリモワール 1章3項 所感

今回の記事は以下のものを参考としています。

内容はチーム構成についてで、エンゲージ構成・カウンターエンゲージ構成・ポーク構成の特性と有利不利について書かれています。
今回に私が考えたいのは、チーム構成というのはソロキューにおいて優先して考えるべきことかどうかです。

1.ソロキューはソロの集まり

ソロキューはソロの集まりです。ひとりひとり得意なチャンピオンやレーンがあります(チャンピオンプールは多いほうがいいですが)。したがって、基本的にはチーム構成を考えても、その通りにならないことがほとんどです。チーム構成をバンピックで考えることは、あまり効果的ではないでしょう。「Tankplz」と言われてタンクをやったときにボコボコにされた経験多いでしょう。”できてしまった編成”でできることを考えていくしかないです。

2.チームの強さはお金の量

チームの動きが悪くなくてもポーク編成がカウンターエンゲージ編成に負けてしまうことはいくらでもあります。実は試合の勝敗を決めるのはお金の量です。お金の量とはCSやキルから発生したゴールドを使って買ったアイテムとチャンピオンのスケーリングが関係します。

①ゴールドを使って買ったアイテム
獲得したゴールドで購入したアイテムはADであれば1ごとに35ゴールド分、ASであれば1ごとに25ゴールドの価値があります。また、アイテムは合成することで追加効果を得ます。その効果もゴールドとして考えましょう。

②チャンピオンのスケーリング
実はチャンピオンはそれぞれレベル1で500ゴールド以外のお金を持っています。それはチャンピオンの初期ステータスです。
トリンダメアを例にしてみると初期HPは626であるので1669ゴールド、ADは72なので2520ゴールドといったように初期ステータスによってチャンピオンはお金を持っています。そして、各ステータスは1レベルごとに同じ分だけもらえます。トリンダメアであればHPは98ずつ増えるので、レベル1あがることでHPだけでも261ゴールド分の価値があります。そのスケーリングの量もチャンピオンの持つお金であり、チーム全体のお金とも関係します。

③チャンピオンのスキルのスケーリング
「このキャラ使ったことがないからどのスキルをあげればいいのかわからない。」といった声をよく聞きます。答えは「どちらも使う機会があるならば、お金がたくさんもらえるスキルを取れ」です。例えばダリスウのWとEで比較してみましょう(Qをあげ終わった後の話です)。

W:脚削ぎ
Active: 次の4秒以内の最初のAARangeが25増加し(合計200)、建物を含む敵ユニットに追加物理DMを付与し、建物以外の敵ユニットにはSlow(90%, 1s)も付与する。このスキルで敵ユニットLH時にCostが回復し、このスキルのCDが50%解消される。また、このスキルは使用時にAAタイマーをリセットする。追加物理DM: 40/45/50/55/60%AD Cost: 40MN CD: 5s

https://www.loljp-wiki.jp/wiki/index.php?Champion%2FDarius

毎レベル追加物理ダメージが5%伸びるだけです。ADが200あったとしてもAD10分、350ゴールドくらいの価値です。

E:捕縛
Passive:
ARPenが増加する。増加ARPen: 15/20/25/30/35%
Active: 指定方向の視界を得て範囲内の敵ユニットを自身の方向にPullし、その直後に極僅かなKnockbackとSlow(40%, 2s)を与える。 Cost: 70/60/50/40/30MN CD: 24/21.5/19/16.5/14s Range: 535

https://www.loljp-wiki.jp/wiki/index.php?Champion%2FDarius

CDが2.5秒短くなりARpenが5%ずつ下がっていきます。レベル1から2にあげたときはCDは約10%ほど短くなります。細かい計算式は省きますが、大体266ゴールド相当と言われています。それに加えてARPenが5%で187ゴールド相当(相手のARが100のとき)つくので、Wのスキルレベルを1上げる価値を上回ります。

パッチなどでバランスが変わった際にスキルの取り方が変わったり、レベル2で止めるスキルがあったりするのは、スキルのスケーリングに関係するからです。
※スキル単体のCDが10%が減ったからと言って、そのまま266ゴールドの価値があるわけではなく、実際は1/3か1/4程度の価値です。①②と③を直接足さないようにしましょう。

チーム全体の①②③の量にドラゴンバフやチーム構成(エンゲージ構成等)などを足したお金の量が高いほうのチームが基本的には勝ちます。この話は少し深い話なので、後半強いと言われているチャンピオンはこういう理屈なんだなと覚えておきましょう。試合時間が長引く低レートの部屋で、後半が強いチャンピオンの勝率が高いのはこのためです。

3.まとめ

1.ソロキューでチーム構成を決めるのは難しいので、なってしまった構成で戦い方を決めよう。
2.ゲームの勝敗はチーム全体のお金の量(チャンピオンのスケーリングを含む)が関係し、チームの構成はその一部である。

勝ちたいのであれば、チーム全体のお金の量が多くなるようにプレイしましょう。





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