実在したアフロ侍" YASUKE"がアニメ化!フライングロータスが音楽を監修!
こんにちは!
皆さんが洋楽をより身近に、豊かに聴いてもらえる情報を発信してゆきます、モッくんです。
今回は、歴史に実在し、家臣として織田信長から熱い信頼を寄せられていたアフロ侍「弥助」を描いたNetflixアニメ「YASUKE」と、その音楽を作ったフライングロータスについて気になったので書いてみます。
五輪書、武士道、葉隠などなど、アフリカ(アフロ)ハーフの大和男児としてこうした史実がメジャーカルチャーで取り扱われる日本の昨今、私事並に嬉しい次第でございます。
https://www.youtube.com/watch?v=NUjbvPaO-eI
特異な史実を現代技術とストーリーボードで命を吹き込んだ話題作「YASUKE」
まずはその主人公のご紹介から。
弥助(やすけ、生没年不詳)は、戦国時代の日本に、ヨーロッパの宣教師の護衛として渡来した黒人(奴隷・モザンビーク出身とも言われています)で、戦国大名織田信長に謁見し、気に入られたことで彼の家臣として召し抱えられました。
初めて黒人を見た信長は、肌に墨を塗っているのではないかとなかなか信用せず、着物を脱がせて体を洗わせたところ、彼の肌は白くなるどころかより一層黒く光ったという逸話まで残っているそうです。
本能寺の変の際には弥助も本能寺に宿泊しており、明智光秀の襲撃に遭遇すると、二条新御所に行って異変を知らせ、信長の後継者の織田信忠を守るため明智軍と戦った末に投降して捕縛されたと、その後信長から熱い信頼を得、信長の最後まで仕えたことが伝えられておりますが、弥助の最期までは歴史的に残っていないようです。
米国のアニメーションプロデューサーのラション・トーマスによって端を発したこの作品。
作品は冒頭から太鼓が打ち鳴らされるなか、焼け落ちる京の都に巨大なロボットが現われ、剣を携えた侍たちが立ち向かう。美しいジャズ調の音楽を背景に、侍たちはロボットがまとう甲冑を切り裂いてゆき、魔力の使い手たちが舞い、紫色をしたレーザーの蜘蛛の糸を繰り出す。ーーーーーーーーーーーー (Wired より引用)
時代と技術と設定が入り組んだ演出となっております。
音楽・製作総指揮として参加したのはプロデューサー、Flying Lotus(フライング・ロータス)
映画やテレビの戦闘シーンは似たようなものが多いけど、みんなが想像できる音は作りたくなかったと語るフライングロータス。数々のグラミーを受賞する日本アニメファンの彼が、自身のリスペクトと憧憬の対象である「ニッポン・アニメ」に深く関わる上で更なる渾身の挑戦となったサウンドにも注目です。
『エヴァンゲリオン』、『カウボーイビバップ』、『ドラゴンボールZ』に加え、音楽的にも高い評価を受けた日本のアニメ作品「アフロサムライ」「カウボーイビバップ」「サムライチャンプルー」にも強く影響を受け、ビンテージの実機を使ったサウンドメイキングにもこだわったようです。
日本、世界の視点と、今の時代、そこに生きるクリエイター自身のアップデートが詰まったYASUKE、噛み締めDigるべく作品であること間違いなしです!