教員不足なんじゃなくて、「都合の良い穴埋め教員不足」って言って?
全国的に深刻だと言われている教員不足問題。
教員不足解消のためのマッチングシステム構築だとか訳わからない施策ばかりが進んでいるようなのだけども、話がちゃんちゃらおかしくて。
教採行ったら、ちゃんと教員志望は溢れているんだよね。
そりゃあ一部は定員割れかもしれないけれど、大半はまだ割れていないわけで。
じゃあなんで不足するか?って言ったら、正規の教員の枠が空かないからなんじゃないのって思う。
産休育休、その他病気等による休業…まあ、権利と言えば権利だし、その人たち自身を否定するつもりはないけれども、教員不足の原因ってそこが多いし、穴埋めもその人たちの事情に連動するってわけで。
穴埋め人材って本当に不遇で、いつ切られるかわからないし、単価は安いし、でも生徒からは先生と見られて。都合が悪いときには、格下先生みたいな見られ方もする。
まあまあ長く働いても、多くの場合社保にすら入れてもらえないのよ。
厚生年金も入れないしね。
曲がりなりにも、良い教育を受けて、一生懸命勉強して…そんな人たちを国はぞんざいに扱いすぎなのよ。
そりゃあね、正規で合格しろって言われたらそれまでなんだけれども、不足不足うるさいくらいなら、正規増やしてみんなが少しずつ余力を持って働いて(少なくとも手当相当の残業で済むように)、休みの人ができても正規で穴埋めできれば問題ないじゃない。
そういう根本原因を解決しないで、マッチングシステム構築にまた税金投じるんですか?って感じ。
そのお金で何人正規雇用してあげられるんでしょうって。
もう辞めてしまって先生になりたくない人を無理やり引っ張り出してやらせるんじゃなくて、やりたい人がちょっと「採用試験的には」力不足でもやれるような環境を作ってほしい。
正規を諦めた優秀な先生、いっぱいいるよ。
少子化対策と言うなら、優秀な子供の育成のためにまずは育成者の環境向上を。
私もまたいつの日か、先生やれたりするのかな。
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