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頑張らないを頑張ってみることにした

「頑張って」
「頑張ろう」
「よく頑張りました」

「頑張る」っていいことだと思っていたし、今でもいいことだと思っています。
「頑張って」勉強して、「頑張って」いい学校に入って、「頑張って」就職活動をして、「頑張って」仕事をして……
頑張ったことで得られたものも、きちんと評価をされたこともあります。
だから毎日、「頑張って」「頑張って」「頑張って」……
でも一体いつまで頑張ればいいのでしょうか?頑張って壁を乗り越えたとしても、またすぐに次の壁が出てきます。頑張ったことが報われず、全て徒労に終わることもあります。
人生をマラソンに例えるなら、ずっとゴールだけをみて全速力で走っているようなものです。
途中で給水所があっても止まってはいけません。ただひたすら前だけを見て走ります。景色を楽しむ余裕なんて、もちろんありません。そして、誰よりも早くゴールに着いて、また、次のゴールに向かって走り出すのです。
でも、それってすごく疲れるし、少しも楽しくない。

私は今まで、それなりに頑張って、それなりの成果を出してきたつもりでした。
しかし、ある日、気がついたのです。
私はいつも泣くのを我慢しながら、何かと戦っているということに。

これからは、未来を見据えて走り続けるより、今を楽しむことに集中しよう。
だって、私たちはもう十分頑張っているのだから。

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