ゆるーく津波の予行演習をした日のこと
これは去る4月のお話なんですが、
1番下の子の小学校入学準備の時期でした♪
調べてみたら4月3日だったようです。
その頃は、小学校に行くようになったら同時に放課後の学童保育へ行かせるので、慣らし保育をしに、数時間預けることをしていました。
3日の日は、学校自体は春休みなので、高校生になる娘と私で末っ子を朝から学童に送って、その帰り道いつも通らない道をなぜか通りたくなって、そこを通って帰ったら、大好きなパン屋さんの近くに出たので「久しぶりに寄ってく?♪」とウキウキでパン屋さんに寄り、どれにしよっかな〜♪と娘と楽しく選んでいたところ、
狭い店内に急に、他のお客さんのバッグの中から緊急速報が鳴り響きました。
私と娘は財布しか持たず、スマホを見ることもできないので、
「鳴ってるね〜久しぶりに聴いたね〜」
と言いながら全然パンに夢中でした。笑っ
そこのパン屋さんは、店内に5、6人も入ればギュウギュウになるぐらいの小さなパン屋さんで、でも種類がとっても豊富で、小さいのに手が込んでてどれも食べたくなっちゃう人気のパン屋さんなのです。
でもまだ朝9時ぐらいだったから、種類も豊富でお客さんも少なく、ゆっくりした店内だったので、緊急速報も気にならなくて。(わたしだけ?)
それから、その近くにナングスク公園という(名護城公園)小高いところにある景色のいい公園があるので、そこで食べよう♪となって、そのままナングスク公園へ。
上の方にこれまたステキなカフェがあって、飲食物持ち込みオッケーなので、そこで食べてもいいし♪って氣分はもうハッピーハッピーでした。笑
でもまだ9時過ぎだから外のベンチで食べ始めました。
そしたらね、この場所に何台も何台も車が上がって来るんですよ。
平日なのに珍しいくらい続いて入って来る。
車から降りて来た人に「ピクニック?」って聞かれたから、そうです〜😄なんて答えていたら、
「いいねぇ、気楽そうで」
と言われたので、そこで初めてなんかあったん!?と思ったんですよ。
カフェも始まってないのに駐車場がパンパンなので、さすがにおかしいと思って聞いてみたら、
「津波警報が出たからみんな逃げてきたんだよ〜」
と‼︎
マジか‼︎ですよ。
お気楽ピクニックで幸せ気分でしたよ、こちとら!
それからもこの小高い山の上からは、続々と車が登って来るのが見えます。
私たちは一番ノリで非難しに来た人になっている?笑
それからすぐ実家と、妹からも連絡があり、全国的なニュースになってることを知り、こちらのほんわかとした無事を報告しました。
すごーく景色のいいカフェなので名護市に行かれた際は是非お立ち寄りください♡と言いたくなるステキなカフェsubaco。
降りていく道も車がいっぱいらしいので、10時オープンと同時にちょっとお茶をしてから帰ることにしました。
娘は津波が30㎝というニュースを観て大笑いしていました。え!?このぐらい?え!弱っ!とスネのあたりに手をやって、ケラケラと笑っております。
これがJKの素直な反応です。笑
それからお昼近くには警報は解除されたようですが、帰り道の光景がちょっと怖くて。
私たちが山から降りていく車線の反対側の車線はだいぶ混乱した跡が伺えました。
車乗り捨てている方がたくさんいて、でも、乗ったまま列に並んでいる方もいる。
行列の中にいたら何も見えないのかな。
とにかく反対車線は全く動けない状態になっていたのです。
山の途中では学童保育から上履きのまま避難しに来ている学童たちのいくつかの集団ともすれ違いました。
先生たちの顔は死んでる。
そりゃそうだよ、大変だと思う。
たくさんの子どもたちを誘導するのは本当に大変なことです。
この状況を見てやっと事の重大さを知りました。
私たちがいた山頂はお気楽ピクニックだったのに、こんなに車を乗り捨てたり、乗ってる人はイライラしてたり、ザワザワしていて映画のワンシーンさながら。
その日は地域によってはもっと混乱していたところもあった沖縄でした。
でもこれはいい予行演習になったんじゃないかなって思うんです。
もちろん、この先何が起こるかなんて私にはわからないけど。
この経験により、直感に従うことの大切さが身に染みました。
とはいえ、ただお気楽に過ごしていただけなのですが、それが良かったんだなーと思うんです。
重く考えてたら重い現実を創ってしまいますもんねー。
だから重く捉えることはおすすめしません。
お気楽にご機嫌にしてる方がサインを受け取り易いしね🫶
私は考える方が失敗するので、最近はますます頭使わない方がいいなって思っています。
今日は、こんな話を思い出したのでシェアしてみました。
大難が小難ぐらいにはなるといいな🫶