激動の時代を生きた或る日系移民の手記
私の祖父のお姉さんは1919年にアメリカに移民として渡り、生涯を終えました。そのアメリカのおばさんからときどき届く、アメリカのものがたくさん入ったお届けもの。子どもだった私にとってその鮮やかなパッケージに包まれた食材やお菓子が、たくさんのアメリカを教えてくれました。中学生のときに姉妹都市だったアメリカ・オレゴン州ローズバーグ市でのホームステイに参加したり、大学時代にニューヨークに留学に出かけたり、私にとってアメリカは一番身近で、親しみやすい国という想いがあります。
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