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ウイングスパンの基本戦略と初手で確保したいカード

この記事はウイングスパンの基本セットのみでプレイした場合の戦略です

欧州の翼で追加されたカードの解説はこちら

大洋の翼で追加されたカードと花蜜ボードの解説はこちら

基本戦略

  • 最終的に設置するカードは8~12枚程だが、180種類のカードがあるためカードを多く引き選別することが重要

  • 草原(産卵)には卵追加やカード差し込みの起動時効果(茶)を持つカードを多く置き、後半は産卵で卵4個+得点追加を回せると得点を稼ぎやすい

  • 起動時に資源獲得できるカードは、森に卵獲得、草原にカード獲得など、実行時に2種類の資源が獲得できる置き方をすると柔軟に動ける

  • 餌、カードは最終的に点数にはならないためゲーム終了時に余らせない

  • 序盤は即時資源が獲得できる(白色)カードや起動時効果(茶色)で資源が獲得できるカードを優先して設置し、追加ボーナスを持つカードや高得点のカードは後半に設置する

  • ラウンド終了時ボーナスは1位以外点数が低いため、ラウンド終盤に相手の盤面を見て1位が難しそうであれば諦める

  • プレイヤー3人の場合、4ラウンド26ターンでカード運が悪くても70点、平均85点、カード運が良い時は110点を目標(欧州の翼拡張を入れた場合は+10~20)

それぞれのラウンドの動き

  • ラウンド1(8ターン)
    森と湿地に2枚ずつカードを置くことが最優先
    湿地は最低でも1枚は埋め、卵を消費しながらカードを獲得していく
    不要なカードがあったら餌獲得で消費してもいい
    ラウンド終了時の鳥カード目安:3枚(1-0-2)

  • ラウンド2(7ターン)
    追加資源を獲得する起動時効果カードや、高得点・ボーナスカードを狙ってカードを引き、有効なカードが引けたら合わせて餌や卵を獲得する
    ボーナス追加や高得点カードは後半のラウンドで置くため取っておく
    ラウンド終了時の鳥カード目安:6枚(2-2-2)

  • ラウンド3(6ターン)、ラウンド4(5ターン)
    これまでに引いた高得点カードや草原のカードに合わせて餌と卵を獲得してカードを置いていく
    効果がいいカードが引けていなくても草原には4枚カードを置き、卵を毎ターン4個獲得することを優先する
    草原に4枚カードを並べ終わったら基本的に草原を実行し続け、
    卵枠が足りない場合や、産卵実行時より得点が稼げる場合(ボーナスカード、ラウンド終了ボーナスを加味)はカードを設置する
    ラウンド終了時の鳥カード目安:8~12枚(2-4-2~3-5-3)

vsAIのサンプル動画(106点)

vsAIのサンプル動画(135点)

初手に確保したいカード

最優先で獲得する4枚

フタオビチドリ/アメリカズグロカモメ

草原に置くと産卵するだけで卵1個+カード2枚獲得できる
湿地の実行が不要になる程カードを引けるため、湿地が高得点/追加ボーナス置き場になる
設置後は森にコストが軽いカードを置いて餌の確保を優先すると動きやすい
カードを差し込んで卵や餌を追加獲得する鳥と組み合わせると手札が無駄なく使える

シロエリガラス/ワタリガラス

草原に置くと産卵で毎ターン任意の餌2個+卵1個が獲得できる
森の実行が不要になるため森が高得点/追加ボーナス置き場になる
共通在庫から取るという点も強く、餌箱のサイクルが一人分少なくなるため、他プレイヤーは不要な餌を獲得しなくてはならない機会が多くなる
起動時にカラス自身の卵が捨てられず、餌コストが重いため草原実行までの前準備が必要
ドローソースが足りないと湿地実行にターンが取られてしまうため、カラスよりも湿地カードを優先して置くと動きやすい
カラス設置後は、2~3餌で得点の高いカードや、ボーナスカード獲得効果を持った鳥カードを獲得し、設置していくだけで容易に最終点100点以上獲得できる
後半は草原に5枚設置して餌を卵に変換したり、餌1つで2枚差し込みができるカナダガン/カナダヅルを使うことで更に点数が伸びる

アメリカオシ

アメリカオシは初手で引けると強いが、戦術が特殊なため他の記事で解説する。

次点

起動時効果でカードが1枚追加獲得できる
フタオビチドリ、アメリカズグロカモメと比較すると見劣りするが十分に強い
手札を差し込み、卵を獲得するカード
湿地に置いて序盤の卵獲得ターンの節約や、
草原に設置して余った鳥カードの点数変換で使える
ヤブガラは★アイコンで卵5枠のため、ラウンドボーナスも狙い易い
起動時効果で餌が1個確定で獲得できる
草原に置けるホシワキアカトウヒチョウ、餌が選択できるハゴロモムシクイが使い易い
森や湿地に置くと草原を実行しなくても卵が確保できるため、序盤の産卵に使うターンを節約できる
草原に置いて点数稼ぎとしても有用
シロエリ/ワタリガラスより起動時効果は弱いが、設置コストが安いカラス
序盤に草原に置くと任意の餌が獲得できるため序盤は動きやすくなるが
このカラスだけでは中盤以降餌が不足するため、他の餌獲得手段が必要になる
序盤に湿地カードが引けない場合は湿地に置いても良い
効果は手札1枚交換と資源は増えないが草原に置けるため、
相手の手番終了時に欲しいカードが場に出た時に湿地を実行しなくても獲得できる
草原に1枚あるだけでカードの獲得がし易くなり、手持ちの鳥カードがあれば実行時に確実に1点獲得できるため、場に出てきたら優先的に獲得したい
できれば草原に置きたいが、序盤に湿地に置けるカードが他にない場合湿地に置いても良い
指定の餌が餌箱にある場合のみ餌が追加獲得できるカード
実行前に餌箱を確認しておき、追加獲得できない場合は他の行動も検討する
ズアカキツツキ、ルリノジコは草原に置きたい
(餌箱にあるなら)のカード発動時に餌箱の餌が1種であれば餌箱リセットができる
全プレイヤーが追加資源を獲得するカードの中で、餌コストが軽いカード
コストが安くカード得点が高い
他プレイヤーはターン消費無しで資源獲得することになるので、
効果を発動することで自分がターンを節約できる時以外は実行しない
ハチドリ発動時に餌箱に欲しい餌がない時は、餌を獲得する順番を相手に譲り、自分の番で残り1個になるよう調整すると餌箱をリセットした状態で獲得できる
左2枚はカードの設置と獲得を同時に実行できるため序盤動きやすくなる
ウタスズメは森と湿地が1枚の時に交互に移動させることで、カードが少ない状態でも2枚分の資源が獲得し続けられる。また、卵枠が多く、ラウンド終了時ボーナスも狙える
アメリカカサゴイは餌の偏りをある程度解消でき、得点も高い
右2枚は、2枚置くには卵と2枚分の餌が必要になるため置くタイミングが難しいが、カード設置のターンを節約できる
餌不要のコンドルや、森以外で餌を獲得する手段があれば置きやすい
餌なしで置けるため、餌獲得ターンが節約できる
シロエリ/ワタリガラスと組み合わせると3ターン目からカラスが実行できる

初手で獲得するボーナスカード

ボーナスカードは3~8点の2段階固定点と、条件カード1枚につき2点加点のものがある
以下のボーナスカードは条件を満たしやすいため優先して獲得する
以下のカードがない場合、確保したカードに合わせたボーナスカードや、後半ラウンドのラウンド終了時ボーナスと被るボーナスカードを獲得する

どちらも鳥カードの種類に左右されず、条件を満たしやすいため最優先で獲得する
30cm、3点以下のカードは餌コストが安く効果が有効なカードが多いため条件を満たしやすい
鳥カード1枚で加点されるボーナスの中ではこの3種が得点を稼ぎやすい
げっ歯類と鷹匠は被るカードが多いため、2枚とも獲得できたら対象カードを置くだけで4点追加獲得できる

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