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ウイングスパン 大洋の翼で追加されたカードと花蜜ボードの戦略
大洋の翼で追加された要素
新しい鳥カード
新しい鳥カードが95枚追加され、新たに「ゲーム終了時効果」を持つ鳥が追加された
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ゲーム中は効果を持たないが、ゲーム終了時に効果を発揮できる
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このカードは、翼長を参照する場面でワイルド扱いになる
例1)ハヤブサなどの起動時効果「〇〇cm以下なら狩りが成功する」で山札からこのカードを引いた場合は狩りが成功する
例2)このカードを場に出しているとボーナスカード「65cm以上/30cm以下の鳥」にカウントされる
餌、ダイスの変更
6種類目の餌として花蜜が追加され、ダイスが更新された
花蜜はどの餌の代わりにも出来るが、ラウンド終了時に破棄されるデメリットがある
ゲーム終了時に各レーンで消費した花蜜が多いプレイヤーは追加ボーナスを得られる
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個人ボードの変更
基本ボードでは、各レーン実行時の資源が草原だけ1つ多かったが、全レーンで獲得資源量が統一された
鳥カードが卵に変換できるようになり、不要な手札を処理しやすくなった他、手持ちの餌を捨てて餌箱やカードトレイのリセットが行えるようになった
個人ボードの変更により、欧州の翼までの拡張で定石であった、草原に4枚並べて草原を連打する戦法は弱体化された
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初手で獲得したいカード(基本、欧州、大洋混合)
キーカード
初期手札でこれらのカードがあれば、1レーン特化の戦略を立てられる
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花蜜の追加と、餌を大量変換するカードが増えたことで、森特化で得点が伸ばし易くなった
ヨコフリオウギビタキは獲得対象に制限があるため、この鳥の他に他にカード獲得・交換効果を持つカードが欲しい
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草原レーンが弱体化されたとは言え、資源1:2の交換は変わらず強力
カラスは花蜜を持ってこれるようになったので花蜜ボーナスが狙いやすい
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複数のカードを得点変換するカードは、大洋でタテガミガンが追加された
やることは欧州までと同じだが、個人ボードの変更で獲得カードが増えたためカード不足が起きにくくなった
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レーン特化に関係なく強い効果を持つ
基本的に全プレイヤーは花蜜を優先的に獲得するため、実質他プレイヤーが森を実行するたびに花蜜が獲得出来る
また、発動条件が「餌の獲得」に縛られないため、他プレイヤーがカラスなどの効果で花蜜を獲得した場合や、自分がハチドリを使って他プレイヤーが花蜜を獲得した場合も発動する
初手で置ければ15〜20回発動し、花蜜ボーナスも狙えるため20点以上の働きをする
テリオウチュウが置けたら高得点カード並べるだけでも120点獲得でき、他のキーカードも引けると150点以上も狙える
キーカード以外で強力なカード(大洋の翼)
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コストが安くどの生息地にも出せるため使いやすい
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マミジロテリカッコウは条件が少し厳しいが、どの生息地でも置ける
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ゴシキセイガインコは花蜜を消費するため、森の花蜜ボーナスに加算しつつ餌も増やせる
オーストラリアチョウショウバトは森で卵が獲得できる
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オーストラリアクロトキは捨てられたカードを獲得できるため、キーカードが捨てられた場合に拾うことができる
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パプアシワコブサイチョウは捨てた卵の2倍の得点が獲得できるため、最大で13点分の働きをする
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戦略面の変化
花蜜ボーナスやボードの変更により、最低ラインが90点、勝利ラインが110点程に上がった
欧州までは、「草原に4枚並べて産卵連打」というセオリーを知っているかでカード運が悪い時の点数に差が出ていたが、ボード変更によりセオリーがなくなり、強いレーンを作ってより多くの資源を獲得することが求められるようになった
ボード変更の恩恵を最も受けたのが湿地で、草原実行時に不要なカードを卵に変換できるようになった
不要カードの処理方法が豊富になったことにより、カードを多く引き手札が10枚以上になっても無駄にならなくなった
そのため、ラウンド1で湿地に2-3枚並べてを鳥カードを引きまくると動きやすい
湿地のキーカードが引けたらそのまま湿地特化、ラウンド2終盤まで引けない場合は草原に起動時効果で得点が稼げる鳥カードを3枚並べてラウンド3から手札を卵に変換しながら草原を連打すると手札が無駄にならず得点変換できる
湿地特化はキーカードがあれば150点以上叩き出せるようになった
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