副作用
薬屋の店主が、
我等は自浄作用のある
お言葉 如きの副作用でしかない
とルールを発した
「言葉の意味を捻じ曲げないで
わざと誤解を広めないでくれよ、
明白な事実の裏側にも
同じだけの事情が存在するんだから」
と 僕も
「効き目のある処方を頼むよ
何があっても、迷わず手を出すのは
言葉より効き目があるから。稀に、不思議な能力を錯覚するかもしれません」
toxic oxytocin xic xic xi xi
boy boy booie
その場しのぎで構わないよ、この際。
感情の換喩でも、
副作用も、なんでも受け入れる でも この痛みは避けて欲しい
店主は
「お前はもう知ってるんだろ、全て」
“No cure-all exists in this life,
It’ll either numb your soul or break you down.”
薬は毒、万能な解決策なんてない
万物で、人は解決しない。
だって、生きるには死が付き物だからね
It’s better not to know that
重い傷を負いながらも、
その差を競い合うことに疲れ果てたんだ
自己犠牲が当たり前の現実で
ただ存在するだけで力尽きていくんだ
It’s better not to know that
振り返る道も、進む道も眩しくて
誰も真実を直視できないし
悪意をもって感情を煽り立て
争いを招き、最終的には皆が破滅する
薬小屋の店主に問う 偉い御客
「先が読める能力をどうあしらうのですか」
「戦争、事件、災害、人外、罪。」
“That’s something you’re better off not knowing.”
東京の雨、交差点
「効き目のある処方を頼むよ
何があっても、迷わず手を出すのは
言葉より効き目はあるから。あんたの能力もね?」
薬屋がまた未来を呉れと、
知らない方がいいことですよって
「言ったでしょ。」
toxic oxytocin xic xic xi xi
toxic oxytocin xic xic xi xi
boy boy booie
「戦争も人外も、先に知ってしまうより、後に感じる方がいい。楽だった。副作用?」
副作用
副作用
副作用。