エリザベス・キューブラー・ロス『「死ぬ瞬間」と死後の生』「死ぬほど大事なことはない」から (二面性から学ぶこと、無条件の愛)
私の父が癌になり死んでゆくという事実に向き合うために
エリザベス・キューブラー・ロスの本を多く読んだ。
その中で付箋をしていたところ。
自分の人生で何が起きているのかを常に両側から見ていれば、
これと同じようなことが誰にでも起きます。
人生には必ず二つの面があります。
治る見込みのない病気にかかったとき、
耐えがたい痛みに襲われたとき、
相談相手がいないとき、
あるいは、人生はこれからだというのに、
どうして自分は死ななければならないのだ、あまりに不当だ、
と腹が立ったとき、
コインの裏側を見てごらんなさい。
そうすれば、
これまで引きずってきた下らないことを一切捨ててしまえる、
そういう幸せな人々の仲間入りができます。
自分の起こる事柄の両面を見ることができるのなら、
そのデメリットの裏にある
メリットにも気づくことができる。
うまくいかないことの裏にある
恵みに気づくことで、
感謝さえできるようにもなる。
物事の両面を常に見ることができる人となったとき、
私たちは幸せになることができる。
幸せに気づくことができる。
・・・
身につけなければいけないのに、身につけるのがいちばんむずかしいもの、それは無条件の愛です。
ヴァージニア・サターの言葉
私はあなたを束縛せずに愛したい
判定せずに賞賛したい
侵入せずに結ばれたい
強制せずに誘いたい
後ろめたさなしに別れたい
責めることなく評価したい
見下すことなく助けたい
あなたも同じようにしてくれたら
二人はほんとうに出会い、お互いを豊かにできるでしょう。
お互いが対等な関係でいることが、
お互いを幸せにすることができる。
支配することなく、支配させることなく、支配されることなく
お互いの関係を築くときができるときに
豊かな人生を送ることができるようになる。
それには
無条件の愛が必要なのだ。
しかし
それは
実に
実に
むずかしい。
自分のありのままをありのままとして
認めて自分を自分で受け入れる力がないとできない。
虚勢を張ることなく生きることができるようになって
はじめて
無条件の愛を持つことができる。
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