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曽野綾子 ヒューマニスト

自分はヒューマニストであると

自信を持っている人に会うと、

私はどうしていいかわからなくなる。

告発する人も同じである。

もちろん、

このような人々は、

私より意志が強い人であろう。

しかし

程度の問題である。

病気、飢え、恐怖、不幸などにうちひしがれた時、

自分を失って

何をするかを

想像できない人というのが、

私には怖いのである。

曽野綾子さんが

戦争においての告発事件について調べていた時


生死がかかった場面において

人間が判断力を見失う状況となることを

想像することができない人が


悪人を作りだすことで

自分は

善人として生きることができるというのだ。


自分は

どんな時にも間違わずに済む

と判断する人が


一番恐ろしいのだ。


つまり


人間は

間違うと認めることができることから

人間は

人間となると言える。


だから

間違えないような仕組みを考えることが

必要となる。


『私を変えた聖書の言葉』

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