「○○担」は政治的

政治化する推し活──アイドルMVのコメント欄「◯◯担です」から考える - KAI-YOU

一見、ファンダムを横断し賞賛を送り合う、素晴らしいコミュニケーションにも思える「〇〇担です」というコメント。しかしその裏には、ファンダム間の政治的な駆け引きも隠されている。
端的に表現するならば、「〇〇担です」は「〇〇担はあなたたちの味方ですよ」「だから私の推しの時も協力してください」と同盟を持ちかけているのだ。
つまり、再生数や得票数稼ぎ──“チャートハック“──への協力関係を図ろうとする宣伝であり、政治的外交なのである。

政治化する推し活──アイドルMVのコメント欄「◯◯担です」から考える - KAI-YOU

 

 推し活も段々窮屈なものになってきているのかも知れない。
 下記記事内で言及されているように、好きなアイドルを応援するために数字目的で音楽を聴く動きも出てきている。

(2/2) Billboard運営が警鐘「チャートハック目的では、音楽を“聴く”とは言えない」 - KAI-YOU

「ファンダムの人たちが、あの手この手でチャートをハックしようとしていることは知っています。逆に聞きたいんですが、それって楽しいですか?

アーティスト側はあくまで『一緒に楽曲やライブを楽しんでほしい』と思っているはずなんです。それがいつの間にか、ファン活動がアーティストに奉仕するという『労働』に形を変え、“推し疲れ”という言葉さえ生んでてしまっている。

『今後、ファンダムはどうあるべきか』というのは、アーティストやレコード会社、そしてファンダムを構成するファンの人たちにも問われていることだと思います」

(2/2) Billboard運営が警鐘「チャートハック目的では、音楽を“聴く”とは言えない」 - KAI-YOU

 やはり音楽に関しては(当たり前のことではあるが)「この曲が好きだから聞く」という聴き方が健康的だと思う。

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