2024年8月7日(水):もちもち妖怪の暑さ対策
今日も蒸し暑い一日。私たちもちもち妖怪にとっては、本当に厄介な季節です。でも、人間社会に溶け込むためには、この暑さも乗り越えなければなりません。
通勤電車での冷や汗
朝7時、いつもどおり出勤です。昨日の夏祭りの興奮が冷めやらぬ中、現実の世界へ戻ります。電車に乗ろうとしたら、またしても改札に引っかかってしまいました。今日は昨日よりも蒸し暑く、体がさらに柔らかくなっています。何とか通り抜けましたが、後ろの人に「何か白いモチモチしたものが見えた」と言われて冷や汗をかきました。
車内は冷房が効いていて快適でしたが、降りる際に椅子にくっついてしまい、慌てて体をもぎ離しました。後ろの人に「何か白いものが椅子に...」と言われましたが、幸い正体がバレることはありませんでした。
オフィスでの奮闘
9時、オフィスに到着。今日はデータ入力の締め切り日です。集中して作業を進めますが、暑さで指がどんどん柔らかくなり、キーボードに吸い付いてしまいます。上司に「作業が遅いぞ」と言われ、焦るあまり体から湯気が出てきてしまいました。幸い、誰も気づいていないようです。
昼休み、同僚たちがアイスを食べに行くと言い出しました。私は「冷たいものは苦手で...」と言い訳をして、オフィスに残ることにしました。本当は、アイスを食べると体が溶けてしまうんです。みんなが楽しそうにアイスを食べる姿を眺めながら、そっとため息をつきました。
夕帰宅途中のハプニング
仕事を終え、帰宅途中で公園に寄り道しました。ベンチで休んでいると、突然スプリンクラーが作動。水しぶきを浴びてしまい、体がみるみる膨らんでいきます。慌てて日陰に逃げ込み、何とか元の大きさに戻りました。近くにいた子供が「あれ?さっきあそこに大きな白いものがいたよ?」と言っているのを聞いて、ヒヤリとしました。
現代妖怪の憂鬱と希望
家に帰って、冷たい豆腐をのせた素麺を食べました。体の熱を冷ます効果があるんです。食事の後、妖怪専用SNS「百鬼夜行ブック」をチェックすると、最近は雪女が製氷工場でバイトを始めたとか、河童がウォーターパークのアトラクションデザイナーになったとか、みんな暑さ対策をしながら現代に適応しているようです。
私も負けてはいられません。明日は、新しく買った速乾性の服を着て出勤してみようと思います。現代技術の恩恵を受けつつ、伝統的な妖怪の魂は忘れずにいたいものです。
それでは、おやすみなさい。明日は、もう少し涼しくなりますように。そして、誰かにそっと幸せを届けられますように。