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2024年初の読み切った本
新年早々の1月1日の日付変わる直前に
読みかけている本が沢山ある中で、何故か
ついつい、全く手をつけていない
本に手が伸びてしまいそのまま、湯船に浸かり
ながら、読み始めたら、かなり面白くて。
数時間掛かったが、集中して読み切った。
「殺人鬼にまつわる備忘録」著、小林泰三さん
たまたま、中古本屋さんでタイトルに
惹かれたのと、小林泰三さんのデビュー作の
「玩具修理者」が面白かったと、記憶していて
本の後ろの、あらすじを読んで興味が湧いて
すぐさま買ったは良いものの、読まずじまい
だが、読み始めたら、かなり面白かった。
内容としては、ある日、見知らぬ部屋で
目が覚めた田村二吉(にきち)は
自分が何故ここに居るのか、
何もかも記憶に無く、たまたま枕元に
置いてあった使い込まれた大学ノートに目を通すと、そこには
○自分の記憶が数十分しかもたない
○このノート自体に自分の名前を書かない事
○このノートを自分以外の者に見せない事
や、自分の住んでる場所に関する事や
仕事や病気の事、生活にまつわるお金や
行動に関する事などがありとあらゆる事が
細かく書かれていた。
読んでる最中は、これを書いた人は何の為に
これを書いてるのだろうと、首を傾げるが
読み進めていくと、真相は8ページ目にあると
書いてあり、その8ページ目の一つ前の
7ページ目に、刺激が強いので深呼吸をして
めくれと書いてあり。恐る恐る8ページ目を
めくると。そこには
○今、自分は殺人鬼と戦っている。
そう書いてあった。そこから始まる
記憶を持たない英雄と記憶を操る怪人の対決
これほどまでに手に汗握り、ハラハラしつつ
楽しめた本を早く読まなかった自分に
勿体なさを感じつつ、新年早々かなり良い
読書始めを迎えられたのでは無いだろうか。
もうこれを原作として、映画やドラマなど
放送などされてるかもしれないが、
絶対に映像化したら面白そうだなと感じつつ
正月の夜中の寂しさを紛らわせた。