
自分で自分の肩を叩く
なんでこんな事するの?
どうして? なんで? 酷くない?
と言ったところで
声は周りの喧騒にかき消されてしまい
追いかけた背中はいつの間にか見失い
うしろを振り返り見てみると自分も意識して
人にしてしまったり
無意識的にしてしまってる事ばかり
そこで歩みを進めていた足は鉛のように
重くなり、次第にその重さは全身に行き渡る
そうか自分もしてきた事あるよな
自分だけどうしてと悲劇のヒロインや
貧乏くじを引いてしまう
わりを食うなどと考えていたのだろうか
廻り廻って帰ってきただけなのに
そう理解して酷く苦いそれを大きく口を開け
喉に引っかかりつつも無理に飲み込む
飲み込むと言うよりも自らの手でねじ込む
苦しくて何度も出そうになるが我慢して
押し込み、ねじ込む、力強く
涙がこぼれてくるが、仕方ないと強い気持ちで
ねじ込む。そしてまたあくる日もあくる日も
朝日が漏れてくる窓を鬱陶しそうに
睨みつけて、小さく、息を吐き出し
1日が幕を開ける。