2023年のライオンズを振り返る【野手編】
ヘッダー画像は埼玉西武ライオンズ公式サイトよりお借りしました
皆さんあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします
今年もまた前年の振り返りを年が明けた翌年にアップする失態を演じ続けており、お恥ずかしい限りです
遅くなった振り返りnoteを少しでも早く書き終えるため、お正月休みの間、パソコンの前で四苦八苦しながら「あーでもない、こーでもない」と格闘しています
まずは打者編として、私なりに感じた全選手の寸評を書いていきたいと思います
#0 児玉亮涼
源田の怪我により、ショートの座を任されると、復帰までの約2か月間、広い守備範囲を武器に守り通す。全体的なレベルアップを目的に二軍行きとなったが、一軍と比べ、四球が倍増【3.0%→6.5%】、三振が半減【22.7%→11.4%】しており、この成果を見せたいところ
#1 栗山巧
前半戦は中々ヒットが出ず、四球を稼ぐことしか貢献できなかったが、7月9日に宇田川優希から2号ホームランを放って以降、88-25 5HR【打率 .284/OPS .875】。最終的なのISO(※長打率-打率)はキャリアハイの数字を残すなど、ツボにはまれば長打も打てる"怖い栗山"が復活した
#2 岡田雅利
2022年に手術した左ひざの状態が思わしくなく、一般的にはご高齢の方が受けるとされる「大腿骨・脛骨骨切り術」の手術を敢行。一年中リハビリの日々を送る。複数年契約中だが年俸変動制だったこともあり、1/3まで減ったが、育成に落とさなかったのは期待の表れ。奇跡の復活なるか
#3 山川穂高
ファンの憎悪を一身に集めてしまった、逆の意味で2023年のライオンズを象徴する存在。FAで出ていくこと自体に怒っているのではなく、後足で砂をかけるかの様な(そう見える)事の進め方に批判が殺到したのではないか。これまで応援してきたファンの事を思うと、不憫でならない
#4 山野辺翔
内野をメインに外野もそれなりに守れ、足もあるので代走要員としても、そしてチームの盛り上げ役としても貴重な存在ではあるが、それ以上の存在になり切れず時が経ってしまった。2024年には30歳を迎え、昨今のチーム編成の動きを見る限り、微妙な立場となりつつある
#5 外崎修汰
2019年をピークに打てなくなり、その中での4年契約に多少の不安はあったが、シーズンで2人しかいなかった10本塁打-10盗塁をクリアするなど、底を打った感がある。守備面では依然として広い守備範囲を誇っており、何故ゴールデングラブ賞を受賞できなかったのか?
#6 源田壮亮
WBC中の骨折により完治を優先させたため、入団以来7年連続となる、100試合出場&100安打はクリアしたものの、守備指数を含め、軒並み成績は下がってしまった。ただ指は曲がったままで、騙し騙しやっていたと告白しており、全ての成績が戻るのか?気になるところ
#7 金子侑司
4年契約の最終年となったシーズンだが、外野のレギュラー争いから外れ、守備固め中心の起用に終始。8月以降は二軍生活と苦しい一年となった。契約更改では限度額を超える単年契約の提示を受けるなど、立場は危うくなってきている
#8 渡部健人
山川の復帰が不透明なこともあり、見切り発車的に一軍昇格。6月はそれなりの成績を残すものの、7月早々に怪我をして8月中旬に一軍復帰してからは低調な成績に終わる。山川は4年目にブレイクし、外国人選手(E.メヒア)からレギュラーの座を奪った。渡部に同じことが出来るか?
#9 蛭間拓哉
6月23日に一軍昇格。早大の先輩、早川隆久から初本塁打を放つなど印象的な活躍も見せたが、速い球への対応やライナー性の打球に対して目測を誤るなど、力不足な部分も目に付いた。日本シリーズや侍JAPANなどで活躍した森下翔太の事は刺激になっているはず。追いつき、追い越したい
#10 マーク・ペイトン
近年、チームが探し求めている「上位を任せられる左打の外野手」として期待されての入団だったが、オープン戦で怪我をしたことが影響してか、最後まで日本の野球(投手)に馴染めず今シーズンをもって契約満了となってしまった。怪我さえなければ未来は変わっていたか?
#22 古賀悠斗
正捕手不在で始まったシーズンだったが、スタメンマスクを90試合被り、盗塁阻止率も.412(28/68)とリーグトップの成績を残すなど、一歩リードした形に。バッティングでもAS以降【110-30(打率 .273/OPS .718)】と格段の進歩を遂げる。このまま一気に正捕手といきたいところ
#30 デビッド・マキノン
派手な成績を残したわけではないが、来日一年目から成功することが難しくなった昨今のNPBにおいて、.700以上のOPS(.728)を残し、一塁での堅実な守備、SNSでのやりとりなど、その好漢ぶりで印象深い外国人選手となった。韓国の(サムスン)ライオンズでも頑張って!
#31 平沼翔太
スタメン出場は20試合と多くないが、代打を含む途中出場では【27-8 1HR(打率 .296/OPS .875)】と好成績を残すなど、内野全ポジションを守れるユーティリティー性も相まって、貴重な控え選手に。外野にもチャレンジするなど更に欠かせない存在となりたい
#32 山村崇嘉
源田の怪我により開幕ショートの座に選ばれるも、結果を残せず二軍落ち。二軍では一年目→長打、二年目→単打&コンタクト特化型から、三年目→バランス型になりレベルアップ。ラスト2試合、再び一軍でスタメン起用され、2試合連発と期待を持たせる結果に。一気にブレイクなるか
#33 古川雄大
一年目のシーズンは、三軍での練習試合→フェニックスリーグ→台湾でのウインターリーグ参戦と非公式な試合の出場が中心だったが、33試合(113打席)→11試合(39打席)→13試合(39打席)と多くの実践経験を積むことが出来たのは貴重な財産。三軍から二軍へのステップアップが次の目標
#34 髙松渡
7月18日、川越誠司とのトレードで加入。当初は一軍で代走に特化した起用での獲得と思われたが、ほぼ出番は無し。二軍でも途中出場が多く、アピールしきれなかった。足をメインとしたポテンシャルに期待しての獲得だと思うので、全体的なボリュームアップを目指したい
#35 若林楽人
まだ膝の状態がしっくりいかない様で、身体のバランスが崩れたままなのが要因か分からないが、フリースインガーぶりが顕著となっている。外野手のレギュラー争いにおいて、徐々に序列が下がってきており、今年は勝負の一年となる
#37 柘植世那
正捕手争いにおいて、半歩リードした中でシーズンが始まったが、5月に右ひじの炎症で登録抹消。肘の原因だがそれ以上に責任を受け止めすぎて弱気になるところを改善するため、休まず二軍の試合でマスクを被り、改善を図る。結果的には逆に一歩リードされた形だがここから逆転なるか
#38 野田海人
入団一年目となる高卒捕手をいきなり二軍の場で起用するのが難しいこともあり、スタメンマスクは10試合にとどまったが、三軍ではチーム最多の16試合に被るなど、三軍本格運用の恩恵を受ける形に。兎にも角にも全体的なレベルアップを、その為にも実践経験を多く積みたい
#39 呉念庭
3月に行われたWBC、9月に行われたアジア大会に台湾代表として出場し存在感を示したが、ライオンズでは中々結果が残せず苦しい一年に。そして12月1日、色々考えた末に台湾へ戻る旨の退団会見を行う。我々としてはただ本人の思いを尊重してあげたい。今までありがとう
#46 鈴木将平
キャリアハイとなる267打席に立ち、失敗なしの10盗塁を記録するなど、潤滑油的な活躍を見せるも、パワーレスなバッティング故、OPSやwRC+などの評価では物足りなさが残る。このスタイルを貫くなら、最低でも打率.300以上は残したい。どこまで突き抜けられるか
#49 ブランドン
「怪我さえなければ」と言われ続け、3年目のシーズンが終了しまった。ただ三軍では格の違いを見せたが【85-32 3HR(打率 .376/OPS 1.017)】、二軍ではそこまで特筆すべき成績は残せておらず、とにかく怪我をしない身体づくりが求められる。そんなこと、本人が一番分かっているだろうけど
#50 中山誠吾
2年目のシーズンは三軍が主戦場となり、ショートでのスタメン出場は24試合とチーム最多。ただしオフには戦力外通告を受け退団。コメントで一軍デビュー戦となった試合でエラーをした以来、数日はグラウンドに立つのも怖かったと告白しており、改めて生存競争の過酷さを知ることに
#51 西川愛也
野手による連続打席無安打記録は更新してしまったが、ようやく62打席でストップ。センターの守備力に関しては首脳陣の評価も高く、29試合でスタメン起用されるなど重宝された。ただ残された時間は長くない。レギュラーを掴むならラストチャンスになるだろう
#52 陽川尚将
現役ドラフトで加入し、代打や左キラーとして期待されたが、ライオンズの選手として初打席初本塁打を記録した5月19日のホークス戦から約2週間で登録抹消。若手に全振りしがちなチーム運用を考えると、何故獲得したのかミスマッチ感のある結果に
#53 愛斗
開幕戦で本塁打、2試合目から3試合連続でマルチヒットを記録するなど幸先のいいスタートを切ったが、GWが終了したのを境にピタッと勢いが止まる。四球を稼げない打撃スタイル故、打てないと何も出来ないこともあり首脳陣の信頼を失ってしまった。移籍は残念だが、新天地でガンバレ!
#56 川野涼多
ホップ・ステップときて、ジャンプとなるはずだった4年目だが、三軍行きとなり、7月以降は二軍に戻ったが、軒並み成績はダウン。育成枠での再出発となってしまった。右打席に専念するとの事で、内野全ポジションが出来る希少性など、自分の"売り"を見つけたい
#58 佐藤龍世
開幕から第三捕手としての期待もあり、中々スタメン起用されなかったが、渡部の怪我とマキノンの一塁固定もあり、7月以降は三塁にほぼ固定。無駄にスイングをしないスタイルに変更したことで、三振(41個)を上回る四球(42個)を稼ぐなど、大活躍を見せる。レギュラー獲りへあと一歩
#60 中村剛也
開幕から絶好調で、3・4月の月間MVPにも輝いたが、5月中旬に怪我で離脱。最終的にはチーム最多の17本塁打を記録するなど相変わらずの存在感を見せた。500本塁打まで残り29本となり、「2年掛けて(※20本→9本)」という渡辺GMの言葉に対し、本人は「1年で達成する」と意気込む
#62 滝澤夏央
2年目のシーズンはチームの方針通り、二軍で実践経験を優先。1年目と比較して、OPSは全く同じ(.603)だが、四球増【6.8%→11.4%】、三振減【16.1%→13.9%】、ゴロ打球減【65.2%→49.3%】、Hard%増【20.2%→28.7%】など進歩の跡が見える
#63 長谷川信哉
支配下2年目のシーズンはプロ入り初を含む、4本塁打を記録するなど打席数を多く増やしたが【68→198】、二軍成績と比べると、BABIPに大きな差【.364→.250】があり、ボールゾーンスイング率【30.6%→35.2%】を見る限り、一軍で投げる投手へのアジャストを高めたい
#64 中熊大智
二軍の開幕直後に2試合出場したが、4月以降は三軍出場がメインに。5月16日に右肘鏡視下クリーニング手術を行い、8月30日に代打で実践復帰したが、その後もDHのみで今後の伸びしろなど、総合的に判断しての戦力外通告だったのでは。現役生活、お疲れさまでした
#65 古市尊
入団2年目のシーズンは開幕から三軍に呼ばれることなく、二軍の公式戦のみの出場。元々良かった選球眼はそのままに非力だったバッティングが大きく向上。捕手の数が足りなかったことの後押しもあり、4月14日に支配下登録。古賀・柘植の正捕手争いに割って入れるか
#66 仲三河優太
打率は低いものの9本塁打を放ち、期待された3年目のシーズンだったが、事実上三軍に降格。その三軍では44試合全ての試合に出場し、最多の184打席に立つが、目立った成績は残せず、育成枠契約となってしまった。打撃特化型の選手である以上、打って打って打ちまくりたい
#72 川越誠司
開幕一軍を逃し、二軍スタートとなったがハイペースで本塁打を打ち続けるなど好調をキープ。しかし一軍にはなかなか呼ばれず5月末にようやく声が掛かるが一軍では結果が残せず、ドラゴンズへトレード。貴重なキャラクターだったが、若手への切り替え故、致し方ないか
#73 高木渉
里崎智也から「二軍でタイトル獲るやつはダメなんだよ」と名指しで言われていたが、本塁打王に輝いた次のシーズンも二軍暮らしで、尚且つ成績が軒並みダウンと苦しい一年となった。外野手争いにおいて序列が下がりつつあり、勝負の一年を迎える
#78 齊藤誠人
近年は二軍でも穴埋め要員となりがちで、一軍でも緊急事態の時に呼ばれることが多かったが、残念ながら打席に立つことなくシーズン終了をもって引退。教員免許を持っていることから将来は指導者への道も考えているようだが、今は裏方としてチームを支えて、今後の経験に生かしてもらいたい
#115 ロマー・コドラド
三軍が主戦場となった2年目のシーズンは仲三河に次ぐ、43試合、167打席に立つも【149-29 2HR(打率 .195/OPS .565)】と大きく成績がダウン、期待していたほど長打力を発揮できなかったこともあり、契約満了となってしまった。遠い異国での経験を今後の野球人生に生かしてもらえれば
#117 牧野翔矢
2022年6月13日に受けたトミー・ジョン手術のリハビリもあり、育成枠での契約となったが、4月18日の三軍戦で実践復帰。7月末まで二軍で18試合(スタメンマスク10試合)、三軍で16試合(同11試合)出場するも、シーズン中の支配下登録は見送り。改めて横一線からのスタートとなる
#118 野村和輝
三軍メインの活動となったが、ルーキーでは最も多い38試合に出場し【124-31(打率 .250/OPS .654)】のまずまず成績。台湾では食事が合わなかったようだが、一年間走りぬいた。お世話になった山川の移籍について「枠が空いた」と言える強心臓ぶりは大いに買いたい
#119 モンテル
もっと粗削りだと思われたが、三軍では【121-34 3HR(打率 .281/OPS .709)】。チーム最多の13盗塁(失敗4)を記録するなど高い適応能力を見せた。ただサンプルが少ないとはいえ、二軍でのボールゾーンスイング率はチームワーストの為、精度を上げて一気に支配下登録といきたいところ
#122 是澤涼輔
六大学で一本もヒットが打てずにプロ入りしたが、二軍【58-7 2HR(打率 .207/OPS .620)】、三軍【69-18 1HR(打率 .261/OPS .737)】、FL【14-4(打率 .235/OPS .610)】、台湾WL【24-7(打率 .292/OPS .726)】と文字通り、キャリアハイを更新し続けた。支配下登録レースを勝ち抜けるか
#123 ジョセフ
スイッチヒッター挑戦から1年が経ち、左打席でも徐々に振れるようになってきた。ただ三軍の出場がメインで、怪我人が多かった内野を穴埋め的に守ることが多く、特徴をアピールするまでには至っていない。育成枠4年目、いかに出番を増やすか?全てはそこにかかっている
チーム総括【野手編】
森友哉のFA移籍で正捕手と打線の軸、二つの大きな柱を失って始まった2023年のシーズン開幕戦、あと一人抑えれば勝利となる状況で迎えた森に同点ホームランを喫し、そのショックもあり敗戦。あまりにも強烈なコントラストは今思えば、苦しいシーズンの始まりを象徴していたのかもしれません
そして追い打ちをかけたのが山川穂高のスキャンダルによる事実上の出場停止処分。もちろん怪我で長期離脱をする可能性もある中でいないことをどこまで敗因とすべきなのか難しい部分もありますが、替えが効かない選手であるとともに、いつ復帰できるか分からない不確定要素、その後の対応はチームを超えて、西武グループの問題として取り扱うことになった事など、大っぴらに語れないもやもや感がチーム全体を覆ったことは間違いなく、暗い影を落としました
それでもチームは4月を終えた時点で13勝11敗。中村が月間MVPを獲得する活躍を見せ、復活を期す外崎も好調。愛斗も1番打者として結果を残すなど上々のスタートを切りましたが、5月に入るとほぼ全員が調子を落とす有様。6月も負け越したことで優勝の可能性は消滅。数字上、3位の可能性はありましたが、最後は5位という結果に
近年課題とされてきた外野手問題に関しては未だ解決せず、2020年以降4年連続で12球団ワーストの成績
2018年:OPS .798(6位)/wRC+ 118(4位)
2019年:OPS .705(11位)/wRC+ 96(11位)
2020年:OPS .684(12位)/wRC+ 86(12位)
2021年:OPS .582(12位)/wRC+ 63(12位)
2022年:OPS .625(12位)/wRC+ 83(12位)
2023年:OPS .572(12位)/wRC+ 70(12位)
wRC+は打撃における得点貢献を指数化したもので、投手を除いたリーグの平均的な打者を100として見るので、仮に120あれば1.2倍貢献したとなる
つまりライオンズはリーグ平均的な打者以下の貢献しかできておらず、2019年も秋山翔吾一人の貢献によって、何とか最下位を回避しただけにすぎず、いなくなった2020年以降は惨憺たる成績となっている
秋山不在は外野手問題と同時に一番打者問題も浮き彫りにし、こちらもOPSならびにwRC+で11位もしくは12位。この二つの穴、せめて一つだけでも埋めるべく、スパンジェンバーグ、オグレディ、ペイトンと、スピードと最低限の守備力を有した左打ちの外野手(スパンジーの本職は内野手だったが)を連れてきたが、1年目のスパンジー以外は上手くいかなかった
そして日本人の若手選手も色々試してみたが、「どんぐりの背比べ」「帯に短し襷に長し」などの例えがあるように、決め手に欠けるのが現状。そうこうしている内に、高卒なら8年以上経験した26歳以上、大卒なら5年以上経験した27歳以上あたりで大まかな線引きをしているのか、序列から外していく感があり、川越誠司はトレード、愛斗は現役ドラフトで移籍となる
外国人選手に関してはマキノンが一定の結果を残したものの球団は契約更新に消極的。あれだけのいい奴と契約更新しないなんて!とも思いましたが、山川のFA移籍がほぼ決まりな情勢でパ・リーグ唯一の本塁打数100本未満(90本)と長打力不足は深刻。そこでフランチー・コルデロとヘスス・アギラー、長打力が売りの二人と契約
この二人がハマればチームとしても勝負できるし、コルデロがレフトのレギュラーになれば、センターとライトは若手に全振りできる。また昨シーズンは1inも守備に就かなかった栗山と中村はDHのみの成績だと高次元の成績を残しており、いつまで頼るのか?という指摘もあるが、これだけ元気なのにわざわざ外さなくても。との思いもある
栗山巧:37試合 123-30 6HR【打率 .244/OPS .807/wRC+ 146】
中村剛也:74試合 271-72 17HR【打率 .266/OPS .842/wRC+ 158】
また鉄壁の二遊間コンビ、外崎と源田に関しては1992年世代(源田は1993年2月生まれの為、満年齢は31歳)ということで、フル出場前提の起用なのか、意図的に休ませながら起用するのか気になるところ
昨シーズン、マリーンズがショートを守る藤岡裕大と友杉篤輝を相手投手によってではなく、コンディション維持のために使い分けているのでは?という記事があったが、こういった起用法を行うかどうか
藤岡裕大:スタメン 84試合/総イニング 747.2in/UZR 2.9
友杉篤輝:スタメン 47試合/総イニング 428.1in/UZR 0.5
やるとすれば120試合ほどスタメン起用し、残り20試合ほどは児玉など控え選手に任せるというのが現実的だが、ベテランならまだしも中堅選手を計画的に休ませながら起用するやり方はまだまだなじみの薄い印象がある。個人的にはやってみる価値ありと思っていますが
まだ人的補償で獲得する選手が決まっていないが、基本的にはこれ以上の変更はない。とにかく野手陣が奮起しない限り、優勝はない
近年、ずっと言われている若手の台頭。もう機は熟しているはずなので、今年こそ若手・中堅・ベテランの三世代がともに活躍する姿を見たいと思います
そんなこんなで野手編は終わり。投手編が書き終えるのは何時の事やら…
参考資料