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【ネタバレ】機動戦士ガンダムGQuuuuuuX【観てきた】

2025.1.18.9:20〜
機動戦士ガンダムGQuuuuuuX観てきた。
公開2日目の朝イチで観劇。
他人と自分の感想・考察を混ぜるなというnoteを見かけたので、倣って筆を取ることにした。

以下、ネタバレあるので、改行をば。





めっちゃ面白かった!!!(語彙力)

正史…かと思いきやアナザールート!!アムロレイはどこ行った!!RX-78はどこだ!!!

【もくじ】
1.ストーリー
2.キャラクター
3.機体
4.製作

  1. ストーリー
    大前提として、初代ガンダムを履修しておく必要がありますね。アムロレイがガンダムに登場しないアナザーストーリーが展開される今作。
    本作単体でも旧史時代におけるシャアの活躍によってジオン勝利しマチュの時代(以下、新史)に繋がったとして普通に楽しめます。
    ですが旧史時代の要素(人物、機体、地名)の大部分は詳細説明も描写もなく単語のみ飛び交う事が多いため、初代ガンダムを未履修だと時代考証が理解できないまま戦争が始終し、マチュ時代でやっと0から楽しめるような構造だと思います。従って、noteに感想を書こうと思うほどの感動を得るには初代ガンダムを履修した上で観るのが間違いないと断言できます。

  2. キャラクター
    まずマチュとニャアンが可愛い。ニャアンの方が人気が出そうな予感。
    マチュの声優が黒沢ともよ氏なのが個人的に推しポイント。ゆるキャンの土岐綾乃、スキップとローファーの岩倉みつみ、響けユーフォニアムの黄前久美子etc...、好きな作品の主役級を総舐め。
    キャラデザは近代ポケモンでおなじみの竹氏ということで、新史=令和のガンダム感が色濃く出てて良きでした。丸っこい線とガンダムのデザインからGのレコンギスタに近いかな、でももっと丸い。
    旧史のキャラクターは言わずもがな初代ガンダム勢な訳ですが、originシリーズとも違う美麗さを出しつつ昭和に作られたキャラクターたちのらしさをしっかりと残した作画で感動しました。作画に対して違う驚きを与えてくれたのは声優陣の刷新。シャアを筆頭に総入れ替えじゃないですかね(うろ覚え)。池田秀一も75歳(登場無いがアムロ=古谷徹も70歳)。ドラえもんやルパンのようにガンダムにも世代交代の刻が来たのだとしみじみと思わされた。温故知新、語り継がれる作品の良さと現代を生きる人・技術を掛け合わせる新たな挑戦をしてくれたのだと思う。
    そうそう、忘れちゃいけないハロの存在。ジャンク屋のマスコットからマチュ(と視聴者)を導く存在として変わらぬ存在感を示している。声優が誰かピンと来ないままエンドロールを迎えた結果、「ハロ  釘宮理恵」の衝撃…!!
    ガンダムが釘宮理恵を受け入れた瞬間であった。

  3. 機体
    ガンダムシリーズがガンダムじゃなくてエヴァですね(歓喜)
    中盤で撃破された試作ガンダムタイプは弐号機よろしく頭部のフラットモニターの下には光る眼光が複数。ジークアクスにマチュ初登場時、オメガサイコミュ起動と共に出てきたコクピットの手のような操作板はダミーシステムの挙動だし、仰向けだったジークアクスの頭をもたげるような起き上がり方はエヴァで見慣れた描写、実家のこたつのような安心感と高揚感を覚えました。
    赤いガンダムにサイコミュ積んでビット扱えるようにしたのは最早反則級。1年戦争の時間経過と共にモビルスーツの性能が連邦ジオンいずれも高性能化していく時代、シャアの頭脳を積んだ赤いガンダムは「連邦の白い悪魔」どころか「ジオンの赤い死神」、赤い彗星は地球を滅ぼす存在になった。
    軍警やポメラニアンズの機体に漢字が書かれているのが「スタイリッシュで格好良いだろ」ではなく「日本人が関わるんだ、必然的にこうなるだろ」っていうパッションが垣間見えた。プラモにもちゃんと漢字刻印orステッカー付くかな。海外での上映で下手にローカライズしてpolice表記にせず漢字を貫いてほしい。

  4. 製作
    東映のロゴに始まり、サンライズとスタジオカラーのアイキャッチが続く。これを観れただけでも本作は大きな価値がある。旧史のモビルスーツ達(細部のデザインこそブラッシュアップあるがあくまで旧史機体)が現代の3D製作ツールで描かれて、その描写はシン・ヱヴァそのもの。その一方で曲は旧史ガンダムテレビアニメ版のBGMのリビルド。こんな胸熱コラボがあって良いのだろうか…!
    そして先述のキャラデザ竹氏。つまり「ガンダム×エヴァンゲリオン×ポケモン」というクールジャパンを詰め込んだ宝箱のような作品なのである。さらにエンドロールをよく見ると日本のアニメ制作を支えるスタジオが多数参画。とりわけシャフトの存在は、シュウジにシャフ度の演出を与えることで彼の摩訶不思議さに拍車をかける大きな意味を持っていたのではと予想する(時代が時代なら、シュウジの声優は石田彰氏一択だったろうなと思うくらいの存在)。

【最後に】
ジークアクス"Beginning"と言う事で、今回の劇場版では完結せずに継続を示す形での終幕となった。続きはテレビシリーズなのか劇場シリーズで続くのかを知らないが、今後が楽しみで仕方がないのは言うまでもない。

【おまけ】
3Dスキャンをやってる身として、エンドロールでBlenderのロゴがでかでかと流れてきたのを見逃さなかった。やっぱりこれからは3Dが来ます。勉強します。

書き漏らしが多数あるのは間違いない。久しぶりに映画のパンフレットも購入したので、読み返しながら本編を思い出してニヤニヤしたいと思う。

以上

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