カレンダー
手帳と同じくらい使いこなすのが難しいのがカレンダーである。
悲しいかな、私は生まれてこの方カレンダーを使いこなせたことがない。
壁掛けでも置き型でも、可愛いカレンダーであればあるほど”予定を書き込むのが憚られる”というカレンダーにあるまじき弊害が生まれる。
うっかりめくり忘れてしまうこともある。そうなると次の月の絵柄を見る期間が短くなるのが悲しくて、その次の月頭の数日経ってからめくろうと決め込む。でも、またすぐカレンダーをめくるというタスクが忘却の彼方へ葬られ、最悪の場合そのまた翌月の直前までめくられないという事態も起こりうる。
予定も書き込まれず、めくられもしないなら、それはただの壁掛けの絵である。
(ごめんよ、カレンダー・・・)
一時期は日めくりカレンダーの裏に日記を書いていたこともあったが、めくったそれをしまうためにちょうどいいファイルが見つからず、毎日書くことも中々続かず(三日坊主だからね)、そのうちにやめてしまった。
それも、欲しい日めくりカレンダーがあったからできただけの、「カレンダー使いこなし術」とは程遠い話だ。
手帳はいつだってなんとか使いこなそうと工夫を凝らすが、カレンダーに関しては「まあいっか」と早々に諦めてしまうから不思議だ。やっぱりもしかしたらカレンダーはただの壁掛けの絵なのかもしれない。(え?)
そんなことを思う、カレンダーの日。
えりぴ
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