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【24年6月】今月のアート放浪記

今月も更新を継続できた!えらすぎる!(笑)

今月回った美術展などの振り返りメモ!
先月と比べて、平日に自由に動けなくなったのもあり、これまでと比較すると沢山展示は回れず。涙
でも満足度高いところをピンポイントで回れた感じで楽しかった!

これまでの記録はこちら!


三島喜美代―未来への記憶
@練馬区立美術館 6/8 土
フライヤーを見て何となく面白そうだと思って訪問。シルクスクリーンで印刷物を陶器に写し込むという手法を用いられているという事前説明は呼んでいたものの、実物は想像以上!本物の新聞紙や空き缶に見えて、よくよく目を凝らすと陶器だと気づくレベル。楽しい目の錯覚を起こし続けていたような感覚でした。陶器で作った空き缶を実際に手に取れるコーナーがあり、いつも見たことのある軽い空き缶のつもりで持ち上げると、ずっと重たさが伝わってきて、視覚どころか五感全部がおかしくなったような感覚に。最後の何十年分もの新聞記事を印字したレンガが並んだフロアは壮観。作者が現代の化石と指していた意味を実感した。初めて拝見するアーティストさんでしたが、とっても満足度高かった。
カール・アンドレ 彫刻と詩、その間
@DIC川村記念美術館 6/15 土
朝一番から電車とバスを乗り継ぎ、千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館へ。軽い小旅行でした。美術館の建築がとにかく良かった。レトロな洋風建築のように見えて、中は広々としていて、窓からの景色が入り込む展示室から、逆に閉鎖的で暗い展示室まで、コロコロと様相が変わって、歩いているだけでワクワクした。企画展のカールアンドレさんの作品は、想像よりも巨大なものが多かった。そして足で踏んで感覚を楽しめる作品もあり、グラウディングしている感覚に。常設展は、モネ、ピカソをはじめ、美術に詳しくない人でも一度は聞いたことがあるような有名作家の展示を集めていて、広い層に開かれた美術館なんだと感じた。バス移動だとどうしても時間制約があるけど、また行きたいなぁ。
@国立歴史民俗博物館 6/15 土
佐倉に行ったので、前にお勧めされた民俗博物館へ。1日じゃ見れないよーと聞いていたので、覚悟はしていたけど、本当に凄まじいボリュームだった。滞在できるのが3時間だったけど、割とスピーディーに見て、ようやく完走!って感じでした。歴史を辿る博物館は多数あれど、民族にフォーカスした内容だったので、時代時代の暮らしに触れられて面白かったなぁ。集中力が切れて、途中ぼーっと見てしまったのが悔やまれる。ここに行く方は、他の予定と抱き合わせるよりも、この博物館を集中して見る!と決めて訪問されるのがお勧め。
TRIO パリ・東京・大阪
モダンアート・コレクション
@東京国立近代美術館 6/16 日
パリの美術館、近代美術館、中之島美術館の常設展を集めました!という企画展。例えば街並みというテーマでそれぞれの美術館から一つずつ展示といったように、テーマに沿う厳選された展示を見れて、とても面白かった。企画展というよりも常設展に近くて、いろんな作家さん、絵から陶芸まで、幅広く摘み食いできて、満足度が非常に高い。会期終了までにまた観に行ってもいいなぁ。
チキュウ・ウチュウノキセキ
@千住博美術館 6/22 土
朝イチの新幹線とバスで、千住博美術館へ。一年半ぶりの訪問。甲信越エリアだと1番好きな美術館。東日本でもトップクラスに好き。千住博さんの自然の迫力が伝わってくるようでいて、どこか静かな気持ちで眺められる絵は、どれも好き。直島でウォータフォールを観てから、ずっと虜になっている。ウォーターフォールを暗室でゆっくり眺められる部屋も最高なのよ。そして、建築を手掛けたのは、大ファンの西沢立衛さん。作家さんも建築家さんも大好きなので、いるだけで幸せになれるような。浅間山を描いた新作絵も見れて、とても満足。ここは何年かに一度は来たい。
@軽井沢現代美術館 6/22 土
来年閉館ということを伺って訪問。名和公平さん、奈良美智さん、草間彌生さん、、、好きな現代アーティストさんの展示が多数あって楽しかった。美術館としてはコンパクトだけど、1フロアに広がる作品群は、とても迫力があった。スタッフさんも感じが良くて、のんびりした雰囲気で、ゆっくり楽しめた。大きな窓から森林が見えるのも素敵だった。
@リヒター・ラウム 6/22 土
目的地2つを回って、他どうしようかな?と思っていたら、Google mapのブックマークにココを登録していた。全然記憶にない。笑 ゲルハルト・リヒターの作品のみを展示しているギャラリーのようなので、行ってみた。展示作品数は多くないものの、一つ一つの作品がゆとりを持って展示されていて、ゆっくりと鑑賞できた。巨大なビルケナウを見れて満足。スペース要因か時間帯予約制になっているので、混雑の心配もなく観れるのも良い。
内藤礼 生まれておいで 生きておいで
@東京国立博物館
豊島美術館が非常に好きなので、とても楽しみにしていた内藤礼展。想像より展示室が小さいのでおや!?と思ったものの、気がつけば1時間以上滞在。豊島美術館と同様に、空間の中での小さな変化をゆっくり楽しめた。特に特別展示室5!座ってフロアを一望できるスペースがあり座ってみると…、展示内容はもちろんのこと、博物館の細部まで作り込まれたディテールに気付けて良かった。普段はあんなに低い位置から展示を観ることはないから。時間帯や天気でまた雰囲気違ったりするのかなー。まだまだ会期期間が長いので、もう一度くらい訪問したいところ。

以上。
7月も色々観に行くぞー。

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